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7話 お手伝いならなんとか出来ます

「今日はホントありがとうねー、りきちゃん。」


「いえいえ、いつもおじゃましてるので任せて下さい。」


今日は叔母のカフェスタッフが2人、熱を出したということで2人でお店を手伝うことになった。


勿論叔母も里騎太のパワー馬鹿さは知っているので今回はレジ打ちをメインでやってもらうことになっている。


お客さんが増えてきたらテーブル案内等もやってもらうがいつもお客さんは適当に座るし混み始めたら名前勝手に書くしでほとんどすることは無い。


「里騎太、頼むからレジ壊すなよ?」


「フリですか?」


んなわけあるかと俺は里騎太の頭を叩き開店となった。








お昼時

それは飲食店であれば1番忙しい時間。

しかしこの店は常連客以外滅多にお客さんが来ない。


よって…


「暇だねぇ。」


叔母さんは空いた席に肘を付けながら小さな声で言った。


「雨ってのもあるだろーけどそれにしてもねぇ。」


里騎太も最後のお客さんのお会計を済まし、こちらに歩いてきた。


「それにしても珍しいですね。」


「お前が物騒ってみんな知ってるから入らないんじゃ?」


とか言いつつ机を拭いたりしてなんとか暇を潰していたがそれも尽きてしまった。


里騎太はまだレジ係な為小銭のズレなどやっているがホールメインの俺はほんとにもうやることが無かった。


「なぁ、里騎太よ。晴れさせてこいよ。」


「俺はドラゴンかなんかか。さすがに無理だろ。」


ドラゴンかなんかかっていうツッコミもなかなかおかしい気もするが雨のせいでやる気が出ない。


「だってお前は()()()()()()()()()()んだから何とかできるだろー。」


など言いつつその日はそれっきりお客さんは来ず、閉店したのであった。

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