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エピソード10「聖地アマノハシダテ」

 特待生に選ばれてオウサカの関に行ってからというもの、人のボクを見る目が変わってきた。

 朝カイナと登校してきても女子達に睨まれることは少なくなったし、クラスメイトから声を掛けられることが増えた。なんでもボクのファンクラブというものがあると知った時には仰天した。

 そして授業の時くらいだが、レパルスとも自然に話せるようになった。彼女への恋が叶わぬことは知っているが、いくらか距離が縮んだことは喜ばしい。

 しばらくしてボクの学園生活も明るくなってきたように思う。

 けれど気にしていることもあった。最近、ウシヤと話をしていない。彼はサボり魔だから一緒に授業を受けないなど元々あったとはいえ、ただ挨拶することも少なくなってしまった。なんだか、避けられてるような気さえする……ボクの考え過ぎだろうか。でも折角友達になれたのに疎遠になるのは嫌だった。


「やぁヤオリ、ちょっといいかな」


 ある日の朝、眼鏡を新調したシェンフーがボクに話しかけてきた。彼の話は大抵ろくでもないので身構える。


「ウシヤのことで頼みがあるんだが」

「ウシヤ?」

「あいつ、最近学園自体来ていないんだ。いくらなんでもサボりすぎると落第するぞ。そうならないよう、君から注意してくれないか。困ったことに僕の話は聞いてくれないんだよ」


 珍しく裏がなさそうなことを言った。シェンフーもウシヤの友人だし気にかけているようだ。


「ああ、いいけどウシヤ、来てないんだろ? じゃあどうやって話せばいいの」

「それは問題ない。寮のウシヤの部屋を教える」


 ウシヤは実家を離れて学生寮に住んでいるとは聞いていたが、詳しくは知らなかった。ボクはシェンフーから部屋番号を教えてもらう。

 すると教室に担任のホープマン先生が入ってきた。出欠を取った後、ボクは一時間目の授業を珍しくパスしてウシヤに会いに行くことにした。




 学園に隣接する寮の前まで来たところ、部屋に行くまでもなくウシヤと鉢合わせした。

 彼は風呂敷を背負って大荷物のようだった。学生服ではなく白いシャツを着ている。まるで、まるでこれは……学園から出て行くみたいじゃないか?


「ウシヤ」

「よぉヤオリ。久しぶりだな」

「うん……どうしたのさウシヤ、そんな荷物抱えてさ」

「お前には関係ない」


 ウシヤは冷たく言い放った。そんな風に拒絶することはないんじゃないか。彼がボクの横を通り過ぎようとするものだから、熱くなってボクは呼び止める。


「関係ないことないじゃないか! ボク達友達だろ。何かあったんなら言ってくれよ。ボクで良ければ聞くからさ」

「ヤオリ……本気でそう思ってるのか」

「ああ」


 ウシヤは立ち止まる。ボクの方を向いて、そして意外なことを口走った。


「なぁヤオリ、アマノハシダテって知ってるよな」

「アマノハシダテ? あの聖地の?」


 聖地アマノハシダテといえばキョート皇国の北の、ボクがいた村より更にずっと奥地にあるという立ち入り禁止の神聖な場所だ。なんでもこの国の守護神が眠っているとかいう伝説がある。

 それがどうしたんだ? ウシヤは続けて意表を突く。


「アマノハシダテには実は最強の悪魔が封印されているらしいんだよ」

「悪魔? 守護神じゃないのか?」

「それが図書館の文献を漁ったら強すぎる悪魔故封じて(まつ)ったって話が出てくるんだよ。その名は破壊神スサノオ」


 悪魔なのか神なのか、ウシヤの言い方ではよくわからなくなってくる。ともかくなんでそんな話をするのかわからない。と思っていたらウシヤはとんでもないことを言い出した。


「俺はそのスサノオと契約しようと思ってる」

「なんだって」

「俺にはさらに力が必要なんだ。このままじゃいけねぇ。もっと力を付けなくっちゃな」

「なんでそんな必要があるんだよ。ウシヤは十分……」


 と言いかけて、ボクはウシヤに強く睨まれて止める。


「なぁヤオリ、お前三部会がどうなったか知ってるよな?」

「ああ、ついに開催されたんだよね。でも随分紛糾したって聞いてるけど」

「サーディアンの意見は何一つ通らなかったぜ。多数決を取ったら議員の数が少ないから負ける。大体一票の重さも違ったんだ。俺達は完全に舐められてた」

「それが、何か関係ある?」

「大有りさ! 結局力が足りないからそんなことになっちまうんだ。俺達は力を見せ続けなきゃいけないんだ。たとえ俺一人でもファースタンやセカンドオンを黙らせるような力がないとな!」

「ウシヤ……」


 ウシヤの言うことはわかる。確かにこの国はサーディアンに厳しいしボクもカイナに拾われる前は極貧生活だった。彼が強くなりたいって思う性格も知っている。けれど……


「でもアマノハシダテには入っちゃいけないんじゃないの? 見つかったら捕まるんじゃ」

「ああ、そうだな。俺はもうここには戻れないかもしれねぇ」


 ウシヤは覚悟の上だった。ボクは愕然とする。


「ウシヤ、だったら!」

「でも、行かなきゃ気が済まねぇんだ! 立ち止まって前に進めないのは嫌なんだよ!」


 声を荒げるウシヤ。こんな感情的な彼を見るのは初めてかもしれない。


「じゃあなヤオリ。さよならだ」


 ウシヤはボクに背中を向け歩き出す。嫌だ、ウシヤが行ってしまう。ボクは思わず声を張り上げる。


「ウシヤ! ぼ、ボクも行くよ!」


 ウシヤは再び立ち止まる。ボクは続ける。


「歩きで行くのか? 無茶だ遠すぎる。ボクなら馬を調達することくらいできるだろうし、その、あの……ボクを置いていくなよ!」

「ヤオリ……」


 ウシヤが振り返ってボクを見てくれた。ボクは彼に駆け寄る。


「だからさよならだなんて、悲しいこと言うなよ」

「ああ、すまなかったな」


 ボクの頭をウシヤはポンと叩いた。

 それからボクらは徒歩でルーベンブルグの屋敷に向かった。ウシヤは外で待たせてボクだけ中に入る。メアリィさんには発熱で早退したと言って自分の部屋に行く途中、こっそり抜け出して馬車を取りに行った。そうして庭に出た時、うっかりルヤと出くわした。


「ヤオリお嬢様、どういたしました?」

「ああルヤ、実は友達と旅行に行くことになっててさ……黙って見過ごしてくれないかな」


 ボクは取り繕うことが出来ず正直に言った。幸い真面目で頭の固いところのあるハレと違ってルヤは柔軟そうだった。


「貸し一つ、ということで」

「貸し一つ、でございますね」


 了承してルヤは通してくれた。ボクは空いている馬車を慣れないながらも動かして、急いでウシヤのところに戻った。


「流石ルーベンブルグのお嬢様だな」


 ウシヤはククッと笑った。彼に馬の操縦を代わってもらい、ボクは彼の荷物と共に車内に座った。

 聖地アマノハシダテへは一日かかるだろう。長旅の始まりだった。




 都の喧騒を逃れ、ひたすら街道をボクらは行く。

 景色も随分田舎になって緑溢れると、緊張感が薄れたのかウシヤは色々話をしてくれた。今まで聞いたことのなかった彼の身の上話とか。


「アハハ、ウシヤって本当に子供の頃は馬鹿だったんだなぁ」

「笑うなよ。ヤオリも大概なくせに」

「まぁね。でもちょっと羨ましいな。ウシヤには兄弟がいて、愉快なお父さんもいてさ。ボクは爺ちゃんと二人暮らしだったから」

「羨ましい、か……」


 ウシヤの声色が少し落ちた。ボクは構わず聞いてしまう。


「それでお父さんとは今も仲がいいの?」

「いや……親父は死んだ」

「えっ」


 地雷を踏んでしまったか。しかしもう遅い。ウシヤは怒りを抑えたかのような口調で続ける。


「親父はお得意様の貴族に殺された。ある日口論になってそのまま喧嘩してさ……でも相手はお咎めなかった。先に親父が手を出したと言って正当防衛っつーことになった」

「それでウシヤは貴族を恨んでる、のか」

「いいや。どっちかっつーと俺は親父を恨んだ。弱いくせに粋がって、力がないのが悪かったんだよ」


 ああ、それでウシヤは過剰なまでに力を求めるのか。彼のルーツを知りボクは何も言えなくなった。しばし沈黙が流れる。

 しかしウシヤは気持ちを切り替えたか、またくだらない雑談を始めた。彼のそういうところは好きだった。

 途中ウシヤは小便をすると言って馬車を止め、野原に分け入った。ボクも付き合うと言ったがやめろよと笑われてしまった。ボクは自分が女の体であるのをつい忘れてしまっていた。ウシヤとは男同士の友達みたいな感覚でいたのを思い知る。

 それからウシヤが持ってきたパンを食べたりしつつ進む。山道に差し掛かってだんだん人気もなくなっていく。いつの間にか空も赤く染まりカラスの鳴き声が聞こえた。暗くなっていくと野宿しようということになった。

 こういう旅をするのは初めてだ。これから禁断の聖地を(あば)きに行くというのにもかかわらずなんだかワクワクしていた。

 夜の闇は少し恐ろしかったが火を起こして囲むと気が緩んだ。話もし飽きたのでウシヤが持ってきたトランプをやったりして時間を過ごした。でもなんでトランプなんて持ってきたんだろう、最初は一人で行く気だったくせに。

 そして夜も更けるとボクは馬車で、ウシヤは外で寝ることになった。すっかりふかふかのベッドで寝ることに慣れてしまっていたのであまり眠れなかったが。

 朝日が昇ると出発して少しすると、山道の上から見えた。天に上る龍のような、海に浮かぶ細長い碧色の絶景が。あれこそが伝説の聖地、アマノハシダテだ。


「すげぇな……」


 ウシヤも感嘆している。自然の神秘にボクはただただ感動した。

 そこで何が待ち受けているのか、深く考えもせずに。




「おい、そこの馬車、止まれ」


 アマノハシダテを直前にして見張りの憲兵と思わしき男達がボクらの行く手を阻んだ。


「ここは聖地アマノハシダテ。引き返すがいい」

「おい、見つかっちまったぜ。どうするよ。力づくか?」

「ボクに任せて」


 ボクは馬車から降りて憲兵の前に姿を現す。そして一歩踏み出せば憲兵二人はサーベルを抜いて通せんぼする。


「何だお前は。帰れと言っただろう」

「我はヤオリ・ルーベンブルグ! 養父ダオク・ルーベンブルグの使いとして聖地の封印を確かめに参った。道を開けよ!」

「ルーベンブルグ?」

「おい馬車をよく見てみろ、ルーベンブルグ家の家紋があるぞ」

「わかったか」

「はっ、失礼しました。どうぞお通りください」


 憲兵達は道の両脇に下がる。ボクは再び馬車に乗ってウシヤに出発するよう指示した。


「やるじゃねぇか。ルーベンブルグのお嬢様が板に付いてきたんじゃねぇの」

「こんなの、カイナの真似だよ。それよりボクが一緒で良かったねウシヤ」

「ああ、感謝するぜ」


 いよいよアマノハシダテに踏み込むと、すぐ道がなくなったので馬車を降り、ボクとウシヤは木々を掻き分けて道なき道を進んだ。そして(ほこら)のような物を見つけたがウシヤはその奥だと言ったので無視して先に進む。するといかにも怪しげな洞穴の前に来た。


「ここなのか? 破壊神が封印されてるとかって」

「古い文献によればな。よっと」


 ウシヤは暗闇にも動じず洞穴の中に入っていく。ボクも後に続く。

 しかし不思議な洞穴だった。歩いても歩いても光が遠くならないのだ。(あかり)もないというのに一定の明るさで、本当に進んでいるかも疑わしい。明らかにおかしいことはわかっていた。けれどウシヤはグイグイ行くから置いていかれないようボクも歩む。

 やがて眼前に大きな岩が積まれた行き止まりに当たる。


「ウシヤ、これ以上行けない。何もないぞ」

「そんなはずはねぇ……この大岩動かせないか」


 ウシヤが指を差すのでボクは近づいて観察するが、梃子(てこ)でも動きそうにない岩だった。


「無理だよ、帰ろう」


 そう言って何気なく岩に手を置いた時だった。バチっと電流が流れたような感覚をボクは味わう。慌てて手を離す。すれば、何か地の底から唸り声のような音が響いた。と共に岩がゆっくりと横にずれていく。

 岩の扉だ! それが開く。ウシヤは驚きつつも早速中に入って、手招きした。ボクも続く。すると巨大な空洞がどこまでも広がっているようだった。


「ほう、岩戸の封印を解くとは。気まぐれかスメラギ、それとも……」


 低く威厳のある声が響く。


「誰だ!」

「来たか悪魔王よ」

「見ろウシヤ、あそこ!」


 ボクは気付いて天井を呼び差す。すると天井から鎖で逆さに吊られた人がいた。手足と首が鎖で繋がれており、随分物々しい。肌が浅黒く、傷だらけだった。その上人にしては巨大すぎた。多分5メートルはある。この洞穴に封印された悪魔がいるとしたら、それは彼をおいていないのだろう。


「あんたがスサノオか?」


 ウシヤは問う。いかにも、とスサノオは答える。


「久しいな悪魔王よ、外の空気というものはこんなに美味いものだったか」

「悪魔王? 誰のこと言ってんだ」


 このウシヤの質問には答えないスサノオ。だがおそらく……ボクのことを言ってるんじゃないか? スメラギにもそんな風に言われたことがある。


「まぁなんでもいい。単刀直入に言う。破壊神スサノオよ、俺と契約しろ」

「それは100年は前のこと、人間が魔界への扉が開いたがためにこの地以外は滅びそして、この地を賭けて神と悪魔の争いが起こった」


 ウシヤの言うことを無視してスサノオは語り始める。


「我は破壊神として呼び出され、破壊の限りを尽くした。悪魔を破壊し、そして神をも破壊した。故にスメラギは我を恐れこの忌々しい封印を施したのだ」

「何言ってやがる?」

「だが悪魔王よ、お前のおかげで封印は解けたも同然。受け取るがいい、我が半身を」


 スサノオは大きく口を開け、突起がたくさん付いた剣を吐き出した。地面に落ちてガキンと鋭い金属音を鳴らす。


天羽々斬(あめのはばきり)。その剣を持ってこの世を破壊するがいい」


 なんとなくボクはそれを拾ってはいけない気がした。この世界を破壊するなんてこと誰が望むというんだ。

 けれどウシヤは吸い寄せられるように剣に近づいていた。


「ウシヤ?」

「ったく、俺を無視しやがって……ならその破壊の力、俺がもらうぜ」

「駄目だ、何かヤバイ!」

「ぐぉ」


 スサノオの剣を拾った途端、ウシヤは雷に打たれたように苦しみだした。


「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「ウシヤ! おいスサノオ、ウシヤに何をした!」

「面白い、ただの取るに足らぬ人の子が我を使おうとするか。ならば使ってやろうではないか、お前を」

「ウシヤ、今すぐその剣を離せ!」


 ボクは叫び彼に近づく。だがウシヤは剣を離そうとはしない。ボクは無理やりその手を開いて引き剥がそうとしたが、触れる瞬間ウシヤは消えた。剣ごと。

 一瞬何が起こったかわからなかった。だがウシヤの姿がない。スサノオに何かされたのは明らかだった。


「スサノオ! ウシヤをどこにやった!?」


 スサノオは答えない。ボクは奴に近づく。


「おいスサノオ、聞いているのか!」


 だがボクの声だけが木霊する。スサノオはもう一言も喋らなくなっていた。まるで意識がなくなったみたいに。

 ともかくボクは道を引き返しウシヤを探す。


「ウシヤ! ウシヤ―! いたら返事してくれ!」


 だけどウシヤは見つからない。ボクは泣きそうになる。

 ボクのせいだ。ボクが封印とやらを破ってしまってこんな事態を引き起こした。ウシヤは大切な友達なのに、こんな形で失いたくない。

 洞穴の入り口近くまで戻ってくると、強烈な光と共に人影が見えた。

 ウシヤか? ボクは速足になりながら声を張り上げる。


「ウシヤ! 無事だったのか!」


 だがその人影はウシヤのものではなかった。顔が見えると意外な人物にボクは驚く。


「カイナ……?」

「方々に手を尽くして探したぞ、ヤオリ」


 洞穴を出るとカイナはボクにぐいっと近づき、思いっきりボクの頬を叩いた。


「俺様の傍を離れるなと言っただろうが!」

「カイナ、ボクは」

「俺様をあまり心配させてくれるなよ! 貴様にまで置いていかれたら」

「ご、ごめん……」


 カイナがこんなに感情を露わにしているのはロキと対面した時以来だった。ボクはとんでもないことをしでかしてしまったのを認識する。


「本当にごめんなさい……でもどうしてここが」

「ルヤから出かけたと聞きだして、各地で我が家の馬車を見かけたというから追ってきた。父上の名前も(かた)ったそうじゃないか」

「うう……ごめん」


 ボクは俯き謝ることしかできない。そうしているとカイナはボクの腕を掴んで引っ張る。


「帰るぞヤオリ」

「待ってくれカイナ、ウシヤが、ウシヤがいないんだよ!」

「あん?」

「ボクのせいなんだ……一緒に探してくれないか」

「俺様の知ったことではない」


 カイナは冷たく、強引にボクを引きずる。悪魔の力でも使えば抗うことは出来ようが、ボクはそうせずカイナについていく。なぜなら……

 カイナの奴が涙を流していたからだ。




 ルーベンブルグの屋敷に戻るとメアリィさんにこっぴどく叱られた。もう二度とこんなことはしないという反省文も書かされてもうこりごりだった。確かに彼女を怒らせるようなことは二度としまいと思った。

 それから学園生活にも復帰すれば、何事もない日常が過ぎた。

 ただ、ウシヤのいない日々が。

 彼は依然行方不明だった。ボクはあの時、カイナを傷付けてでもくまなく探すべきだったかもしれないと後悔した。でももう遅い。

 ボクは誕生日の時にウシヤからもらったブローチを毎日付けることにした。自分への戒めのために。

 そしてアマノハシダテに行ってから一週間して、事件は起きた。

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