20200314の関西電力会見の冒頭部分の感想
書き起こしが見つからなかったので仕方なく動画を見る事に。
・関西電力の岩根社長らが会見 金品受領問題の最終報告を受け(2020年3月14日)
[00:09:00]役員報酬カット20%。3か月間。
<--少なすぎますw。起こした事態の重大さを分かっていないと言っている様なものです。
[00:10:27]経営刷新本部。
<--問題の根本はこういった事態になる前に馴れ合いから抜け出す計画をしてこなかった事。それが如実に現れる対策。そりゃ、自分達の保身と利益を考えるとそれが一番なのは分かりますが、それがまかりとおるなら社会なんて維持出来ないんですわ、という返し方をされるやつです。なぜなら社会の役割を使って利己益を上げる、"自分達の間でだけ正しい論理"を振りかざせば、自分達以外から批判されるのは分かり切ってるじゃないですか、となります。第三者委員の会見でも執行役員だったか相談役だったか忘れましたが、通常の企業の2倍の報酬になっている(らしい<-個人的には調べる気がないので気になったら調べてください。私はそれより大筋が気になる。細かい所を揚げ足取りする気がないので。)のをさも当然の様に話して気づいていない様子とかあったりしました。
[00:11:35]「今回生まれ変わらなければ明日の関西電力はない」
ここまでの説明においては可もなく不可もなく、大企業らしい安定感があります。最初に直近で起きた事故での謝罪をしているという部分が、加点、というか順調な滑り出しかと。確かゴーン氏はしませんでしたよね?自身の逃亡に関連して家族を人質に脅されたという話題に対してのコメントとか。自身を取り巻くリスクの管理に配慮しているというスタンスは重要だと思います。ただ結局はこの会見の発表は中身がないと言わざるを得ず、調査が終わるまで何も出来ないからと言って何の対策も練ってこないで良かったと思うの?という批判がされそうです。発言の仕方も、見た動画のシャッター音などのカットが出来てない為に聞きづらいですが、滑舌等も注意しており、発言者の側に付け込まれる隙はない様に思えます。しかしやはりシャッター音、そして質問者の言葉が聞きづらいという部分で会見の内容に集中出来ず、自ら率先して対策をしていくんだという態度を見せるならこの会見に瑕疵がつくようなものを極力排除する配慮が欲しかったかなと。自分達はちゃんとした、ではなく、それを見る側に正しくメッセージが伝わる様に配慮した、が見る側からは欲しいわけです。このあたりがショーパフォーマンスが大好きなお米さんのところに負けるかなと。
後、これは個人的な、そして民族的なものかも知れませんが、感情出しすぎですw。会見中のちょっとした間に気を抜いているのが分かってしまいます。見分ける方が居るかどうかの話になるので、これを私から言ってしまえば言い掛かりの様に聞こえてしまい混乱の元になりますが、若干、疲れているのかどうか知りませんが義務感でここで居るという雰囲気が漏れています。謝罪の辺りで「貧乏くじ引いた」感がちょっと漂っているのが微妙かなと。外資系の役員なら初めから演技全開で見せないだろうなと思えてしまいます。後半はそもそも周囲からの批判される様な内容ではないので幾分表情が和らいでいるので見ている側も安心して見れます。結構、表情が読める関係(環境が似ている)だと僅かな表情でどう考えているのか読めたりするので注意してほしいかなと。
新しい社長の印象は、堅実そうですが、どうに器用な事が出来なさそう、という印象です。堅実であるのは良いんですが器用に渡り歩く柔軟さがあるのかなと不安になります。基盤産業だから堅実でないと困るんですが。
第三者委員の会見の感想では私は基本的に批判はしてますが、好材料として今までの体制に触れるとすれば、外資系に乗っ取られる事がなかった、というのが大きいです。エン○ンとかに蹂躙されなかったのも、言ってしまえば身内で固まっていたから外から参入する余地がなかった、とも言え、私達の生活を大きく変えなければならない事態を避ける事が出来た、とも言えます。
しかしそれを踏まえても、そもそも不正をしなければ維持出来ないのかというそういった話は理想としては無関係で、でも切り崩されない為には+アルファが必要だったとも言えるものが今回漏洩したと言えます。綺麗事では回らないという事を知っているからこそ出来る限り綺麗事で回そうとするのがコンプライアンスという方向性とも言えます。それを忘れてしまうと一つ一つ譲歩する様な形で本来の在り方からズレてしまう、という結果になるという典型的なケースの1例になってしまったのがこの事件と言えます。
また、"身内で固まって"=身内以外には恩恵がない、公的資金の投入や援助があるにもかかわらず、となり、公共事業の時点で普通の民間会社とは違うんだよ、という意識が間違った方向に進んでいたんじゃないのかと言えるわけです。"今は"民間だ、というがその特殊な技術が必要なものと独占が許された背景が消えるわけじゃないよね、となり、今自分達が保有している技術で相対的に他者に差を付ける事が出来るから自分達が優秀だ、というならそもそもその人物たちに任せたのが間違いだった、と言われるわけです。自分の功績とそうでないものの区別がつかないわけですから。確かに自分達が努力した、しかしそれはそれが出来る環境を与えて貰っていたから出来た事で、自分達も含めてその環境がなくなった後に、他者が出来ないのを自分達に能力があったと錯覚しているとも言えるわけです。元々求められているのは元の環境で育まれたものを、錯覚せずに事業として周囲を育てながら自由競争して、やがて分社化して完全な民間企業になるという流れであって、得たアドバンテージを使って他者を排除する事ではない、というのがそもそも理解出来なかったというのが根本的な問題です。自由経済を謳った世界の限界とも言えます。
それを扱う者達が「何それ。そんな良いものあるの。俺も欲しい」と思って寄ってきて、自身の欲しい結果が得られないと分かるとすぐに捨て去る主義思想の残骸とも言えます。結局は科学も宗教もそう言った者達からすれば「え、お前のとこその程度の保証しかしてくれないの?じゃあ、オレあっち行くわ。あっちだともっと貰えるから。」程度の考えで乗り換えるものでしかないと言う事です。
動画の音声が良くなく、書き起こしも見つけられなかったので序盤だけ見て止めました。質問が不明瞭で聞き取れないので質問自体に意図的な誤誘導があるのかどうかも分かりませんでした。
後、関西電力を語る上で最も好印象になる部分は、「黒部ダム」です。功績ですがそれをやった方々の多くは居ないし充分な報酬も(長期に雇用されていれば)受け取ったはずだから、今の経営陣の失点をカバーする程のものでもないと言えますし、そういった功績にあぐらをかいて失態をさらしたとも言えるわけです。
いや、電力事業が大変なのはわかってますよ?分かってますけど、それを見る側も相手と争わないで済む都合の良い所だけを見て生活出来るわけもないわけで、こういった見方で感想を述べる次第です。




