チャイナ
一個動画を見て説明が足りないなと思ったので。
・【中国】習近平−李克強抗争激化!経済失速・大量失業の中、生き残るのはどちらか?【及川幸久−BREAKING−】
・・https://www.youtube.com/watch?v=VIEew_3VeqM&list=PLziqK9TMwd-Pdsa01EHYSD2IRBl5uasit&index=2&t=0s
説明の補足を。字面から見ますと露店経済政策ですが、日本で分かり易く言うと"楽市楽座"です。つまり、既得権益の破壊です。だから共産党側は激しく批判します。しかし政府からすると、稼ぐタネを持たない商人なんて価値がない、だから起業家精神とイノベーションを求めています。利権と権力の上に胡坐をかいて、今回の事態にも対処らしい対処をしなかった層というのは政府からすればお荷物です。しかしその権力を握っている連中は自分達は特権を得ているから今のままで良い、と思ってます。その時点で腐敗が良くわかるんですが、その硬直化が競争原理を働かせずに、そして新しい発想を生み出しません。なぜなら特権の上に胡坐をかいていれば贅沢出来て、そんな苦労は下級国民にさせれば良いからと考えているからです。そうして、本来、起業家精神を持つ者達に使われるべきリソースがムダ使いされ、競争に不利になる要素になり、そしていままでそうであったが為に、中国の貧困問題などは解決せず、その為の費用は全て贅沢に浪費されてきた、という状況で、中国外交が限界を迎えました。もはやそれらの不都合を隠す事が出来ず、方針転換が必要になり、だからこのタイミングで起業家精神などを前面に押し出していると思います。
正直に言えば、ブンカクの時に、必要だったのは武力で、その後援に新興ユダヤなどの巨大資本が必要だった、しかし国も収まって来ると武力で抑え付けるだけでは国として回らない。日常の社会の中の優劣で勝てる人材が必要になってくる、しかし武力で抑え付ければ贅沢が出来ると思っている連中が既得権益を握っている限りはその様な、国にとって有益な人材は育成出来ない。その不都合がこれまでの強硬策が通用しなくなると当然表面化してくるという事です。
その誤魔化しの為に拡大路線を選択した中さんですが、もうアメリカを倒してですら同じやり方は通用しないでしょう。なぜなら今まではアメリカを隠れ蓑にやんちゃしていただけ。途上国として多めに見られていたのも通用せず、先進国扱いを受けるでしょうから、先進国並みの法規制を順守出来ないなら相手もされない状況になるでしょう。そうならないとすればお金持ち層が裏から手を回したから、となるんですが、サプライチェーンというのはそのチェーンの先までしっかり求められる法規制を順守しているかが問われるものである事を金を稼ぎたいから理解したくない連中が居るので悪さばかりおきます。該当する国で人権侵害などがあればそれと無関係に出来ない企業の評価も降格するのが当然ですが、そういった対応は都合が悪いからしないのが今まででした。でもそれじゃあ、抜け穴使って悪さする連中を止められずに社会問題、国際問題に発展するからこの経験を活かし規制を行う、という流れが普通の流れです。規制されたくなければそれを関わる皆が自分達でその基準で運営出来る様に努力すれば良かった、でも利己益に目が眩んでそれが出来なかった、なら規制するしかないね、となります。
で、規制しても、この動画の話の様に、今度は規制している状況の法の抜け穴を使って既得権益を特権として扱って贅沢するから、ただ社会から搾取するだけで何の役に立たない連中が生まれ、それを排除する為に、起業家精神、イノベーションなどと言って役に立つ連中を育てようとします。既得権益の上にムダにのさばっているだけの連中は、ルールは守っているつもりになるかも知れないがその態度そのものが社会にとっては実害であり、本来何かあった時に行動する必要があるのに行動せずに自身の取り分だけを固守し、リソースのムダを発生させて、やるべき事をやらない事で社会に実害を与えて混乱させます。楽市楽座が既得権益を侵害するから批判するのであれば、そんなものがなくとも正常に機能する社会を自分達で作る必要があった、というのは面倒で非効率だから考慮しない、というのが問題になっていますが、この楽市楽座を武力で制圧すればしばらくは大人しくなり、アラームを壊せば問題が起こっていないと妄信して惰眠を貪れます。




