女神からの異世界生活体験版〜異世界転移したけど全然思い通りにいかない件〜
これが初投稿です。
文章もストーリー性も稚拙ですがご容赦下さい。
もしかしたら他の作品も投稿するかもしれないのでその時はよろしくお願いします。
俺、橋田友和は今なんか女神様と会っている。
「それでは友和さんには異世界体験をしてもらいます。」
えっ! マジで! チョー嬉しいんだけど!
あれだろ、チートとか使って無双したりハーレム作ったりできるんだろ!?しかし驚愕の事実が言い渡される。
「期待しているところ悪いのですがあくまで体験なのであなたの思っているようなチート能力は渡す事が出来ません」
「えっ!? マジで!?」
嘘だろ!? 俺が夢見るチート無双でハーレム生活が手にはいらないのかっ!!
「それなのでチート能力は渡す事が出来ません、ハーレムもおそらく無理でしょうね......期限付きですので。なので頑張って一人彼女を作る事を目標にしたらどうでしょう?」
うん、やっぱり俺の考えてる事分かるのね。まぁそこはテンプレ通りっと......いやちょっとまて今期限付きって言ってなかったか!?
「ええ、あくまで体験ですので」
マジか〜
「そのまま異世界にいるから無期限っていうのはだめなんですか?」
「これはあくまで体験という名のサービスですので駄目ですね」
マジか〜チートなしハーレムなししかも期限付きって......もうちょいテンプレ要素があっても良くないですかねぇ!
「今まで何人も体験している人がいるのですがみなさん同じような反応をしますね」
あそっか考えてる事分かるんだっけ
「そりゃそうですよ、せっかく異世界転移できるのに! って、みんななると思いますよ」
実際俺もそうだし。
「中にはチートをよこせとおっしゃる方もいたのですが......あなたはこれまでで一番態度がいいのでチートとはいきませんが少しだけサービスしてあげましょう」
やったぜ!女神様に変な態度取ったら異世界体験ごと無しにされちゃうかもって思って気を付けてたらサービスして貰えたよ! やったね!! とゆうかチートよこせとか言った人そうゆう事考えなかったのかな?
「そうですね、これからはそう言って納得させますか。それではサービスの件ですが......そうですねえ身体能力強化と気配察知なんてどうでしょうか? 調子に乗ってすぐに死んで体験終了する人もいましたから」
ばっかだなぁそいつ、気持ちは分かるけど。
「それでいいです。ありがとうございます。」
たしかに生存確率上がる能力だなぁこれ。
「それではこれから転移を開始します。あちらに着いたら‘’ステータスオープン‘’と言えばステータスが確認できますので確認しておいてください。読み書きは自動で出来るようになっているのでご心配いりません」
流石サービス、その辺きちんとしているのね。
「それでは異世界体験開始です。どうぞお楽しみにください」
女神様がそう言うと俺は光に包まれた。
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目開けると見知らぬ世界が広がっていた。
「すげーよ、マジでこれ異世界じゃん」
俺はほんとに異世界に来たのだと感動していた。
「そうだステータス確認しないと“ステータスオープン“」
橋田 友和
17歳
レベル 1
攻撃 70
速度 70
耐久 70
運 80
スキル
身体能力強化
気配察知
称号
異世界体験者
「へぇ〜これがステータスかー。」
おそらくだがこのステータスはこの世界の一般人程度かそれより少しだけ高いものだと思う。だってサービスで体験だから。
「まずは町にいかないとだよなぁ〜 てか町ってどこだ?」
さっそく問題発生、迷子である。
「ヤバイなこれ、最悪何もせず餓死して死んで体験終了ってなるなこれ」
ともかく町か村を探さないとヤバイ。
「どっち行くか? ん? 何だこれなんか嫌な感じがすげーするんだけど」
その嫌な感じがする方を見てみると......熊がいた。しかも俺が知ってる熊より大きくて色も違う。
あ......こっち見た。目が合うとこっちに向かって走ってきた。その瞬間前かあった嫌な感じが危険信号のように俺お中で鳴り響く。あ〜これが危険察知ね、ってヤベェこっち来てるんだけど!!!とにかく逃げる。
「ん? 俺こんな足早いっけ? そっか身体能力強化か」
身体能力が上がってる事に安心する。
「これなら逃げ切れるかも」
そう思って後ろを見る。うん、普通に着いて来てる、とゆうかさっきよりも近いんだけどーー!!
「ああああああああああ助けてぇぇぇーーーーーーーー」
とにかく逃げる、ヤバイヤバイこれ絶対追いつかれる! 死ぬ死ぬ!!
「ガァァァァァァァァ!!」
「ヤバイヤバイ!!こっちくんなーーーーーー」
これもうホントに終わったかも。とても短い異世界体験でした。そう思って目を閉じた時
後ろから肉が切れるような効果音がした。
「ギャァァァァァ!!」
熊が倒れていた。
「大丈夫か坊主?」
大きな剣を持った赤髪のおっちゃんがいた。
「うーん大丈夫そうだな。んで坊主はなんでこんなとこにいるんだよ、見たところ冒険者じゃないみたいだし。」
た、助かったのか......すげーなこのおちゃんあのでかい熊倒したのか
「助けてくれてありがとうございます。た、旅をしてる途中で道に迷ってしまって」
とりあえずそれっぽい理由を言っておこう
「旅?武器持たずにか?」
おっちゃんが聞いてくる。確かに不自然だよなぁ......そういえばさっきおっちゃんが冒険者とか言ってたか
「ま、街に着いたら冒険者登録しようと思ってたんですよ」
これでどうだ
「そうか、そりゃ災難だったな。よし俺が街まで送ってやるよ」
信じてくれたよ〜親切なおっちゃんだなぁ〜これが衛兵とかだったらどうなってたんだろ
「ありがとうございます、よろしくお願いします」
おっちゃんに案内されてまで来た。ちなみに入る時お金が必要だったがポケットの中に入っていた。流石サービス!しかし初っ端から魔物らしきものに襲われるとは......案外ハードモードなのかなこの世界。いや〜でもおっちゃんが来てくれてマジ良かったわ。
「んじゃーこれからは気をつけろよ〜」
「はい、今度はちゃんと気をつけます」
そう言っておっちゃんと別れた。
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冒険者ギルドに着いた。中に入り受付の人のところに行った。
「すみません、冒険者登録そしたいのですが」
「はい、冒険者登録ですね。こちらに必要事項を書いてください」
金髪美人の人が対応してくれた。しかも親切で丁寧に教えてくれる、いや〜いいわ〜
「すみませんまだ使う武器を決めてないのですがどうすればいいですか?」
使う武器を書く欄がありまだ決まってもないし持ってもないのでそう聞くと
「でしたらそこは空欄でいいですよー、武器が決まったら改めて書いてください」
そう言われたのでそのまま書き進めていった。
「ありがとうございます、これが冒険者カードです。なくすと再発行銀貨一枚かかりますので気をつけてくださいね」
こうして俺は冒険者になった。ちなみに受付のお姉さんはフィーネさんと言うらしいい、美人だったなぁ〜。
ちなみにこの世界のお金は金貨>銀貨>銅貨の順でそれぞれ上の貨幣には下の貨幣の百枚分の価値がある
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冒険者になって二ヶ月になった。ステータスはこんな感じ
橋田 友和
17歳
レベル 20
攻撃 150
耐久 130
速度 170
運 200
スキル
身体能力強化
危険察知
剣術
格闘術
潜伏
称号
異世界体験者
俺って運が意外にもいいんだよね。あんま意味を成さなかったけどね。
「すみませんこの依頼お願いします。」
リザードマンの討伐を受けようすると
「すみません!リザードマンの討伐ってまだありますか?」
茶髪で髪をストレートに伸ばした可愛い女の子が割り込んで来た。何この子結構タイプなんだけど
「すみません、その依頼は今この人が受けてしまいました」
フィーネさんがそう言うと女の子がこっちを向いた、そして
「その依頼に一緒連れてってください! お願いします!」
頭を下げてそう言ってきた。おおうなんかなんか同行をお願いされたぞしかも好みの子に
「こうゆうのって連れてっていいんですか?」
フィーネさんにきいてみる
「はい、一時的にパーティー扱いになりますのです」
そう言われて少し考える
「別にいいけど出来るだけ指示にしたがってもらうことになりけどいい?」
「大丈夫です!それに私リザードマンがでも少し苦戦するので一緒に行ってくれるなら助かります。」
よしこれでとりあえずバラバラに動いて大変な事にはならないと思う。同行を許可したのは決してあの子が好みだったからではない、断じてちがうぞ!!
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そうして俺達はリザードマンの討伐をしていた。
「イオナっそっちのお願い!」
俺は片手剣で二体のリザードマンを相手にしていた。来る途中で彼女と自己紹介をしておいた。彼女の名前はイオナで槍使いだ。イオナは槍でリザードマンの相手をしている。
「これでっ、終わりだ!!」
二体のリザードマンを仕留めてイオナの方を見ると丁度イオナも仕留め終わっていた。
「お疲れイオナ、結構強いんだね。」
可愛くしかも腕もそこそこ立つとはなんて理想な女の子なんだ
「いえ、友和さんには負けますよ〜。二体も相手してましたし。」
いや〜照れるなぁそんな事いわれると。しかし彼女は槍のリーチを上手く使って戦っていた、槍の強みを分かってる証拠だ。俺が近接なので中距離からの攻撃で援護もできるだろう、うんマジで理想的な女の子だよイオナは
「ありがとう、それじゃあ帰ろうか。」
討伐の証明部位も剥ぎ取ったのでそろそろ帰ることにする。
「はい」
そして帰ろうとしたがふと思いついたことをイオナい言ってみた。
「ねぇイオナ、よかったら俺正式にとパーティーを組んでくれないか?」
そうパーティーである。
「パーティーですか?」
「うん、最近強いモンスターを相手にする事が多いから一人だと少し不安なんだよね」
それも理由の一つだが一番はイオナと仲良くなりたいのだ。テンプレがないとされるこの世界でハーレムは不可能、ならば恋人を作ろうと決めた。しかしこの二ヶ月は強くなることに使ってしまった、なので可愛くてなおかつ実力もあるイオナをパーティーに誘いゆくゆくは......不純な動機かもしれないがそろそろソロもきつくなってきたのでパーティーメンバーを見つけようとしていたのも事実だ。
「良いですよ、むしろこっちからお願いしたいくらいですよ」
「そうか、ありがとう。じゃあこれからもよろしく!」
よっしゃぁぁぁぁぁぁ、マジかいいのか!イオナさんありがとうございます!!
「はい! こちらこそよろしくお願いします。」
こうして俺とイオナはパーティーを組むことになった。
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「美味しいですね〜ここの料理」
「うん、この味で銅貨四枚はお得だよ」
俺達は今一緒食事をしている。事前にリサーチしておいた店に連れ来た。これで二人きりでゆっくり話ができると思ったのだが予想外の人員をイオナが連れてきた。
「美味しいね〜お姉ちゃん!」
そう、妹である。茶髪の髪をツインテールにした十五歳くらいの子で名前をミリアと言う。イオナに妹がいたのは予想外だった、妹がいては男女の話というものができない。
「そうか〜なら良かったよ。」
そろそろイオナとパーティーを組んで一ヶ月になる、そろそろ一歩を踏み出しても良いのではと思い始めていたのでイオナを食事に誘ったのだ、しかしイオナが
『私妹がいるので一緒に連れて来ていいですか? 妹も会いたがってるので』
と言ってきたのだ。これには流石にノーとは言えずにオーケーしてしまった。しかしここから超展開が起こる。
「あの〜もしかしてお姉ちゃんとトモカズさんってお付き合いしてるんですか?」
突然ミリアちゃんがそんな事を聞いて来た。
「ブフォォォ!!」
「な、何を言ってるのミリア!!」
思わず飲んでいた酒を吹き出してしまった。そろそろ関係を進展させたいと思っていたところでのその質問はびっくりする。いや、これはイオナとの距離を縮めるチャンスではないのか?そう思ってイオナの方見ると顔を真っ赤にして妹に抗議していた。反応だけ見ると脈ありだと思ってしまう。いや良かったよここで
『え?何言ってるのミリアトモカズさんはあくまでパーティーメンバーよ。そもそも私がこんなさえない人好きになるわけなじゃない』
なんて反応してたら多分一生立ち直れなかったと思う。
「そもそもなんでミリアちゃんはイオナが俺のこと好きだと思ったの?
「だってお姉ちゃん家でトモカズさんの話ばっかしてるし」
この発言思わずイオナの方を向くと彼女は顔を真っ赤にして縮こまっているではないか!!あれぇイオナさんそれってそうゆうことですか!?
「え、えーとイオナ、そんな反応されると俺好かれてるって自惚れちゃうよ??」
「......ないです」
「えっ?」
「う、自惚れじゃないです。わ、私はトモカズさんの事がす、好きです!」
「っ!!?」
これマジ!? 夢じゃないよね!? いいんだよね!?
「え、えーとそ、そのー、お、俺もイオナの事が」
好きだと言おうとした瞬間足元が光に包まれた。
おい待て、これ見たことあるぞ!!! なんで転移の時の光が!?
”異世界体験終了の時間です。お疲れ様でした”
あっ、そっか期限付きだったわこれ。ってマジか!? せめてこの思いぐらいつたえさせてくれよぉぉぉぉぉぉ
“あくまで体験なので無理です“
そうでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
待ってあと三十秒だけでいいから!!!
“あくまで体験なので無理です”
ですよねぇぇぇ
イオナぁぁぁぁぁ愛してるよぉぉぉぉぉぉ
心の中でそう叫ぶのだった
こうして俺の異世界体験は終了したのだった。
>>>>>>
「あ、あれ私なんでここに来たんだっけ? あと何か忘れてる気がする......」
好きな人に存在すら忘れられる不憫な友和であった......
終わり
最後まで読んでくださった方ありがとうございました!もし先輩投稿者が読んで下さったなら是非アドバイスなどあればよろしくお願いします。
初投稿なのであまり叩かないでいただけると助かります。