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転生吸血鬼の異世界生活  作者: 猫湯
4/6

4話

4話です。

あれから歩き続けて、なんと夜が明けました。

正直、こんなに奥深くだと思ってなかった、夜になる前に人里に着くかなとか思ってた。


夜の間は暗くなるから歩くのやめようかなって思ったけどさすがは吸血鬼、真昼間みたいに見えたから止まることなく歩けた、しかも全然疲れない!


ただ、夜になったからか何回も襲撃された。

黒い毛皮の狼とか、緑色の小人みたいなやつ(ゴブリンかな?)とかに。


まぁ、夜になって強化されたボクにとっては相手にならなかったけどね!


そんなことを何回か繰り返しながら進んでたらいつの間にか夜が明けてた。夜が明けたところで、ただひたすら歩き続けることには変わらないけど…


そんなことを思いながら歩いてたら周囲に変化が現れ始めた。木の数が減ってきたのだ!


「もしかしてようやく出られる!?」


嬉しくなって思いっきり駆け出したら後ろで土が抉れたような気がしたけど気にしない。

走ってから数秒すると草原が見えた。


「やっと出れたー!」


良かった、本当に良かった。

もしかしたらこのままずっと森の中で暮らさなきゃいけないのかな、なんて考えが頭をよぎった事もあったけど歩き続けて良かった!!!


「でもここから人に会うなり人里を見つけなきゃいけないんだよね。」


目に薄っすら溜まった涙を拭き取って周りを見渡した。けれど、人工物はおろか人の姿さえ見えない。


うーん、困ったな。高いところから見下ろせば見えたりしないかな?

あ、高いところに登らなくてもジャンプすればいいか。


「よいしょ!」


おぉ!村みたいなのが見えた!

よしよし、進む方向が決まったぞ。


というか、普通にジャンプしたけど今のボクの格好って白いワンピースしか着てないから下に人がいたら丸見えだったよね。今度からは気をつけよう…


それは置いといて出発だ!



〜〜〜〜〜


村に向けて歩き始めてから少ししたとき、遠くから人の声のような音が聞こえてきた。


「〜〜だ」


やった!第一異世界人と会えるぞ!

やっぱり怪しまれないためにも自己紹介とかしっかりした方がいいよね?


「〜〜〜ない」


声の特徴的に女の子かな?

一応ボクも女の形してるっぽいし仲良くなれるといいなぁ


「助けて!!!」


っ!

初めて人に会えるからって浮れてた!

早く助けに行かないと!


全力で走り始めてから数秒後に、女の子が三匹の緑色の小人に囲まれているのが見えた。

しかも、そのうち一匹は笑い声をあげながら手に持っている棍棒を振りかぶろうとしている。


とっさに【血液魔法】で血球を飛ばそうとしたが、下手したら女の子にも当たってしまうかもしれないから用意した血球を刀の形に変形させ柄を握り小人たちに接近する。


小人たちの背後を取り、棍棒を振り下ろそうとしている小人の首を力任せに両断し、返す刀で左側にいた小人も斬りとばす。残りの一匹には胸部に蹴りを入れ心臓を破壊しておいた。


「ふぅ…」


周りに何もいないかを確認してから息をつく。

それにしても危なかった、少しでも遅れてたら助からなかったかもしれない。


女の子はよほど怖かったのだろう、うずくまって震えている。

周りには、おそらく女の子の持ち物であろう木の実やら草などが入った籠が落ちている。


「大丈夫、小人たちはもういないよ。」


女の子がなるべく怖がらないように優しく声をかけると、びくりと一度大きく震えてから恐る恐る顔を上げてくれた。


「ほ、ほんと?もうゴブリンいないの?」


やっぱり緑色の小人はゴブリンっていうのか。


「うん、ゴブリンは全部ボクが倒したからね。」


女の子はゆっくりと周りを見渡して、ゴブリンが全部倒れているのを確認すると、こちらを見て


「ゔわぁぁぁぁん!!!」


号泣しながら抱きついてきた。


どうしようこれ…



なんとブックマークをしてくれた方が6人に増えました!

有難うございます!m(*_ _)m


さらに、また評価をつけてくれた方がいました!

しかも5点もですよ!有難うございます!!

この調子だと感想もらえる日も遠くないのでは?(*゜ー゜)ニヤニヤ


まぁそれは置いといて、今回はようやく異世界人が登場しました。


次回はようやく村に着くのでお楽しみに!


誤字脱字等ありましたらご報告お願いいたします。


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