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生きる知恵

ぼくの名前は星野天使ほしのてんし

その名の通り本物の天使です。それ以外の何者でもありません。


「ニャー、ニャー」

猫ちゃんが空腹を訴えています。

ですが、彼女にあげるキャットフードが残り2粒しかありません。

これでは彼女のお腹は満たされないでしょう。

だからと言ってペットフードショップに行こうにもお金がないので買いに行くことができません。天使は天国から人間の感謝の度合いによってお給料が支払われます。ぼくの場合、手助けするつもりが逆の結果になってしまうため、あまり感謝はされません。そのため、いつも財布はすっからかんの状態です。

ぼくの兄は「お前は金など必要ないだろう」と言っていますが、そんなことはありません。マンションの1か月の部屋代5万円に食費に水道、電気代にガス代、そして漫画代などを合わせると結構な額を稼がないといけません。ですが、あまり感謝されていないので生活は困難を極めます。

「こうなれば、奥の手です」

ぼくは猫ちゃんがお腹いっぱい食べられる方法を思いつきました。

彼女を天使の力で三十センチほど縮小させたのです。

そうすることで小さなキャットフードも大きなものに早変わりするため、彼女は大満足しました。そしてぼくは、彼女が残してくれた残り1粒のキャットフードを口に放り込みました。

堅かったですが、何も食べないよりは遥かにマシです。

「少しはぼくも兄さんから生きる知恵を学ばないといけませんね……」

この日ぼくは久しぶりに兄に電話をかけ、サバイバルの極意を学びました。

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