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飛び降りた男

ぼくの名前は星野天使ほしのてんし

その名の通り本物の天使です。それ以外の何者でもありません。

天使の仕事は人を助けること。

困った人を助けるため、今日もぼくは空を飛んでいます。


この日も困った人を探そうと、空を飛んでいました。

するとあるビルの屋上で悲しそうな顔をしている男の人を発見しました。

ぼくは嫌な予感がしましたので、急いで彼の元へ接近しますと案の定、彼は屋上から飛び降りてしまったのです。

「危ない!」

急いで急降下し彼を羽交い絞めにして浮遊します。

ひとまず安全は確保しましたので、どうして彼が飛び降りたのかを訊ねることにしました。すると彼はこんなことを言うのです。

「おいお前!なんで俺を助けたんだ!」

「ぼくは天使です。天使が人を助けるのは当然ですよ」

「俺は生きているのが嫌になったから死のうとしてたんだぞ、それなのにお前に助けられた。どうしてくれる!」

「そうですか」

ぼくがパッと彼の羽交い絞めを解くと、彼は真っ逆さまに墜落していきます。

「助けてくれーっ!」

「死にたいのか生きたいのかわからない人ですね」

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