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青春を謳歌できない人生はBADEND  作者: 山ドラ
俺の人生はBADEND
5/17

神への憎悪が増え、いつも以上にBADENDになった

すいません!!ラブコメであるこの小説が

女性キャラを2話続けてだせませんでした。orz

次話では必ずだしたいと思います!よろしくお願いします。

感想などかいてもらえるとうれしいです。


 みなさんこんにちは。ぼっち歴=生涯の榊龍紀です。

 唐突だがお前ら、「神」という存在を信じるか?

俺は信じている。絶対天の向こうにいると信じている・・・。無慈悲な神がなぁ!

 神が存在するから、こんな平等じゃない世界が存在するんだろう。

 神は自分の気に入ったやつだけリア充ルートにして、人生をバラ色に

している。逆に俺みたいに(俺が何をしたのかわからんが)気に入らない奴は

まるでゴミのように俺の人生をゴミ箱に捨てる。そうしているんだと思う。

 俺は神を許しはしない、いつかよくしてくれるなんて思ってもいない。

呪うなんてまだ優しい。俺は、この俺が直々に排除する、そう決めた。

 だが俺は実はぼっちであることだけは気に入っている。なに? 強がりだと?

強がりじゃないぞ!


 とにかく。俺は神を許しはしない。とりあえず今はそうだ。

 そして今日、この薄汚れた地上に神が舞い降りた。だが奴は違った。

奴は天にいる無慈悲な神の方じゃない。こんな俺にも優しい俺の神だ。

 その名を山本幸村。なんて偉大そうな名前なんだ! 思わず聞き惚れてしまう。

だがこいつは俺の敵、リア充グループの男。リア充は死、あるのみ。であるが、

こいつはまじでいい男だ。その証拠に俺の名前をなぜが知っているし、

俺なんかにもぶつかったとき謝ってくれた。ごく普通の一般ゴミリア充どもは、

俺とぶつかると、小さく舌打ちをして、パッパッと手でぶつかったとこを

はらったりする。さらにごく普通の一般ビッチどもは、俺とぶつかると

ゴキブリでも現れたかのような顔をしてすぐに離れて近くの友人に

泣いて俺とぶつかったことを愚痴ったりしていた。中3の時のこと、

だったかな? その出来事があったあと俺は自分の席について泣いた。

 だってひどくない? 俺だって人間だよ?ちゃんと風呂に入ってる。

制服ももちろんちゃんと洗濯してる。それなのになんで!?

 ちょっと学校で喋ってないからってなんでそんな害虫みたいに扱うの?

 ビッチ共め・・・。これだから嫌いなんだ。ああちなみにビッチとは、

雌犬、不快、押し付けがましい、嫌な女、喜ばしくない人物、

意地悪で敵意を持っている人物、あばずれ女、売女、などという

意味がこめられている。ウィキペディア参照。一言で言うと、


 ゴ・ミ

である。ちなみにリア充と言ったら、

爆発しろ! が妥当だろう。つなげて言おう。リア充爆発しろ!


 おっといけない話が長くなってしまった。小説にしたらざっと1051文字かな?

 え? あれ、話? 別にたんなる独り言じゃん。俺も疲れてんのかな・・・。

俺の隣にはさきほどぶつかった山本がいる。ちなみにそろそろ

5分はたったが。一言も話をしていない。気まずくないか?だと?

 気まずいという感情は何か話をしなきゃと思うから気まずいと思う。

 だが俺はだれだ? ぼっちだ。そんな感情中2の時に捨てた。

別に話をしなきゃいけないわけじゃないし、むしろなにか話さなくては

いけないんですか? 僕にはその考え方は意味わかりません。病院いけ。

 いい精神科を紹介してやろうか? きっとお前もぼっちになれる。

「榊精神科」をおすすめしよう。その病室はもちろん俺の家の俺の部屋。

 と、おバカなことを考えていると山本が、

「そういや龍紀」

「・・・・。」

「龍紀?」

「・・・!? は、はい!」

 思わずなれない単語に数秒誰のことを言ってるのかわからず自分だとわかると

混乱してなぜか敬語で返事をしてしまった。

「なんで敬語なんだ? 同い年だろ、タメでいいぜ!」

「間違えただけだ。気にするな」

 平静をとりもどしたぼっちはいつもみたいに戻った。

焦るな俺。学校の人とまともに話したのは久しぶりだけど、がんばれぼっち!

 え? 今日春野と話した? あれは例外という方向性で頼む。ちなみに先生も。

「で、何? あとなんで龍紀?」

「ああ、龍紀でいいじゃねーか。お前も幸村って呼んでくれよ」

 ああ、いい奴っているんだね。初めてしったよ。

「わかった。じゃあ幸村、なんだ?」

「お前ってさー友達いるの?」

 ・・・。いきなり直球ストレートをぶち込んできやがった。

おかげで今は2ストライク。俺が耐久性のあるぼっちじゃなかったら、

3アウト、チェンジになるところだったと思う。

 そして俺は、ぼっちの常套句を使った。

「そうだな・・・。まずどこから友達なのかちゃんと定義してほしいな」

「? なにいってんだ? 友達いるのかって聞いてるんだぜ?」

 3アウト! チェンジ! なんでまた聞いてくるの?

おかげでとうとう9回の表で5-0。幸村チーム圧倒的じゃねーか。俺に反撃の

余地なしか。いやまだだ。次は絶対思いどうりにはさせん!

「そうだよ。友達いないよ? だったらなにかあるの? 孤独こそ至高だぜ?」

 秘技! 開き直る。ピッチャー榊。投げました! きわどいカーブです。

「ふーん。悲しいんだなぁ、お前の人生」


 カキーーーン! 打ったぁぁ! 山本の打った球は・・・? 入ったホームラン!

6-0です! 見事、榊の心を打ち破りましたぁ!!

 な、なんだあいつは? ストレートすぎる。もっと言葉に変化球をかけろよ。

あまりにストレートな言葉は俺のガラスのハートを見事バキバキにした。

「まあでも、お前が好きならその生活でいいと思うぜ。俺は応援する」

 僕の生き様を、認めてくれる・・・? 初めてだ、そんなこと。

いっつも母親に、「お前いつになったら友達できるの?」とか

「小春は友達いるのにねぇ。あんたはなんでそうなのかねぇ?」とか

「一度でもいいからお前の友達を名乗る者が家の扉を開けて欲しいなぁ」

 などいっている。最近はとうとう見捨てられ。家族内で、

小春と俺との対応がえらい違う。もうひどいくらい小春は可愛がられて

俺なんてもう最低限の食事と小遣いをあげてるくらいだ。

 ~恐怖! 家族内での驚異の格差社会!~

 俺はそんな幸村に対してなにも言葉が出なかった。お礼のひとつは

すればいいものを、言葉が浮かばない。死ね! 俺!


 また何も喋らないこと5分。幸村家到着。あれ? 俺の家と意外に近いな。

「家あがるか? それともここで待つか?」

 ええっ!あがらせてもらってもいいんれすかぁ!?

「いやいいよ。悪いし。ここでまってる」

「そうか!待ってろよ。すぐ持ってくる! 12巻でいいんだよな!?」

 俺は頷いた。そして家のドアを乱暴にしめて幸村は家の中に入っていった。


 ・・・。うわぁぁぁぁぁぁ!!! なんてバカなことしたんだ俺はぁぁぁ!!

俺は地面に這いつくばった。そして地面を何回も殴ろう、としたが痛いからやめた。

 くそ! あがっておけばもしかして友達になれたかもしれないのに!!

なんで俺はあそこで断ったんだ! あそこでなんでテンパったんだ!

 自分のいままで好きだった性格を全否定した。今だけは許せない。

何回も自分の胸を殴ろうとしたが、やめた。痛い。

 待つこと1分くらい。幸村がきた。

「12巻もってきたぜ!最高の最終巻だった! 特にもう、このえが超可愛いぜ!」

 やけにテンションが高かった。まあ自分の好きなものを語るときは

テンションあがってしまうよね。あったあった、よく引かれたよ。

「このえが可愛いのはいつものことだが、期待しているよ」

「おう! じゃあ帰るだろ? おまえの家遠くないか?」

「案外すぐ近くだった。そこまっすぐ行ったらあるぞ」

「おお! すごい近いじゃねーか! 登校中にあえたら声かけてくれよ!」

 俺は無言で頷き、立ち去ろうとした。

「じゃーな! またあした。」

 背中からふってきた言葉、俺は冷静に、

「ああ」

 とだけいい。ふりかえらずに手だけ振った。


 ・・・・。緊張したぁぁぁぁぁ!!!!

 別れの挨拶とか何年ぶりだよ? すごい緊張しました僕。

奉仕活動部での活動は全然いいことじゃなかったが、

下校時間、俺はひさびさのHAPPYEND? に心が踊った。

 今日はいいことあるぜぇ!! あ、もうそのいいことが終わったのか。

でも今日はついてなかったが、人と話をした。春野との話も今思い返すと

楽しかった・・・わけないな。あいつはひどい。俺嫌い。

 突如、極端に強い雨が降りだした。なんだこれ!天気予報じゃ今日の午後は・・・。

傘は・・・。ない!? そうだ幸村とぶつかったとき・・・!

 てめぇぇぇぇぇぇ!! 神ぃぃぃぃぃ!!! 俺は、絶対お前を許さない!!!

なんで俺をこんなに不幸にしたがる!! はっ! その前に小説を守らなきゃ!

 俺は小説を濡れないように自分の体を犠牲にして走った。ダッシュ!


 家に着いたら雨はやんだ。ねぇ、これ絶対ねらってるよね?

神々の遊びとかそんなもんじゃないよこれ。絶対いじめだよ?

 俺は今日、神に対する憎悪がよりいっそう深まった。

そして天に指をさす。

「神!! 俺はお前を絶対に許さない!!! 許しはしない!!!!」

 あ、声に出してしまった。やばい家族に聞かれる・・・!

「またお兄ちゃんが変なこと言ってる・・・」

 小春だ。いやいや変なことじゃないよ!お兄ちゃんの魂の叫びだ!

「まあいつものことかなぁ・・・。暖かいコーヒー飲む?」

「・・・お願いします。」

 一気にテンション落ちた。妹からかわいそうなものを見るような目で

見られた。お兄ちゃんショック。


 これも全部、神のせいだ・・・、許さねぇ!! え? やつあたり? しるか!!

読んでいただきありがとうございます!

次話もぜひ読んでいただけるとうれしいです!

感想などもありましたらどうぞよろしくお願いします。

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