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メール恋

ここは深く、暗い森の中…。

そのずっと、ずぅっと奥の方。

青白い光に包まれた洋館が…。


今日もほら、お客さんかな?


ーー明央中学校1-5にて


生徒達の笑い声が響く中、その笑い声の中心にいるのが

今回のお客様『芥川夕美』(あくたがわゆうみ)だ。


さて…、笑い声の中心、と言ったな。

彼女ははっきり言って人気がある方ではない。

そんな芥川夕美がなぜ笑いの中心にいるのか。


生徒達の笑い声を直接聞けばすぐわかるであろう、

彼女はいじめられている。

笑い声はなんとも芥川夕美を馬鹿にし、罵倒し、屈辱を与える。


状況を説明しよう。

今、本当に丁度今、芥川夕美の机が

倒され、窓から投げ出された所だ。

彼女は泣きじゃくってしまう。

そんな彼女を見て笑い声はますます高まる。


芥川夕美を直接いじめる者

遠くから見守る者

もぅ、やめようと言う者


人間の種類は3つにわけられる。


今回のお客様は少々手こずりそうだ。



ーー芥川夕美自宅にて


「もぅ、もぅ嫌。どうして私が…?」


大きな声で泣く夕美。

私もなぜ彼女がいじめられなくてはならないのか、

全くわからない。

家での態度を見ている限りでは、いじめられるタイプではないと思う。


夕美は泣きながら、おもむろに携帯電話を取り出す。

何をしているのだろう、彼女にメールをする相手などいるのだろうか?

いじめを受けている彼女に。


私は後ろから携帯電話の画面を覗き込む。

これは、…ブログと言うものだろうか?

青空の写真がUPされている。私が見ても、とても綺麗だと思う。

何だか人を惹きつける写真だ。

最も、私は人ではないのだが。

すると、携帯電話からピコン!と、音がする。

画面には、コメントが付きました!の表示がでる。


『いつも素敵な写真を有り難う。

夕美さんの写真を見ると元気がでます。』


夕美は泣き止み、ほんわりとした笑顔になる。


「海飛さん…///」


お客様の恋叶えましょう。


見てくれて有り難うございます(((o(*゜▽゜*)o)))

初投稿です!


続きも読んで下さると嬉しいです^^


ありがとでした!

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