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怪物狩りのユーヴェ  作者: 栗鼠
ロイの怪物
1/7

山村の事件

 冬至、雪が尖塔の立つ大都市『ロイ』へ降り積もっていた。都市の広場では働き者の若者達によって雪が除けられ、賑やかな出店や飾られた商店、更には看板持ち達が所狭しに並ぶ。建物から下がる垂れ紐には洗濯物に混じって貝紫の旗が飾られ、賑やかな街は人々が行き交い、道の端には馬の糞と物乞いが転がっている。除けられた雪は家々の氷室へ固めて置かれ、買い込まれた酒や肉類が押し込められる。賑やかな街の中心から離れると徐々に雪が深くなり、外門から外は脛まで雪に埋まってしまうほどである。街の外縁部は人三人分の高さの外壁と小ぶりな堀が巡らされており、この時期の堀はすっかり凍りつき大人でも立てるほどである。一体を治める領主はアイアドスの息子、名をイアラケスと言う。彼はイエリア国の輝かしい王へ仕えている豪族であり名君として方々に知れ渡っていた。また、彼の父アイアドスは豪勇として知られイエリア国の三勇士に数えられ、魔物退治のその様は歌に歌われている。一方、イアラケスはその歌を信じておらず宴会の席で聞く度に不機嫌になる。というのも、彼は魔物など見たことも聞いたことも無いため、歌を信じていなかったのである。父が持ち帰った立派な魔物の角が彼の書斎に飾られているがイッカクか何かの角だろうと辺りを付け、彼は身内の嘘に内心恥ずかしく思っていた。


 そんな彼が治める凍える小さな山村は僅かに往来のある大都市ロイの外門から雪深い道を5日程歩いた場所にぽつりとあった。そこは日が落ちる前、丁度夕食頃であった。村では薪が大量に用意され家々からは熱い煙がモクモクと立ち上り、そこです暮らす人々は温めた粥を啜り、必死に飢えを凌いでいた。時折、領主の狩人が取ってくる鹿肉は村一番のごちそうである。腹を空かす彼らの元へ、領主イアラケスの狩人ぺぺスが村の若い衆と共に鹿を3頭担いで戻ってきていた。血抜きは森で済んでいるようで、切り口から僅かに血がこぼれて雪が僅かに汚れるのみである。村へ帰ってきた彼らは鹿を立派な木机へ乗せて解体を始めた。彼らの周りを村の子供らが喜んで走り回り、老人達は家屋から顔を覗かせて歯の抜けた顔をほころばせる。ナイフを持った女衆が剥ぎ取られた毛皮を吊し丁寧に掃除をする。忙しい彼らを縫い8歳の少年ギャスは退屈のあまり雪へ垂れた血の跡を追った。転々と続く赤い跡をかけているとやがて跡が消える小さな頭を振って振り返るともう随分と深い所まで来ていたようだ。重なった枯れ木によって日射しが弱まり森の出口はすっかり見えない、有るのは自分が蹴散らした雪の跡だけである。

「お父さん!」

心細くなったギャスが叫ぶが誰も答えない。うっそうとした森の暗闇の奥から狼か野犬の吠え声が聞こえてきた。震えるギャスは来た道を引き返すが、恐怖と雪によって足が取られなかなか引き返せず、遂には泣き出してしまった。鼻と目を真っ赤に腫らして泣き叫び潤む視界を必死に這う。最早、何処へ向かっているのか解らなくなっていた。背後から先ほどよりも大きな吠え声や荒い息遣いが聞こえ、絶望に泣き喚くギャスだった。無我夢中に逃げているとふと、猛獣たちの気配は立ち消えていた。真っ白な森にポツンとただ一人自分の息遣いと雪をかく音のみである。風も吹かないが、生臭い匂いと硫黄臭が漂う。不安になったギャスは父親に教わったおまじないで親指を隠して辺りを見回すが、葉の無い木々が絡み合い薄ぼんやりとした日の光が雪を無感情に照らすのみだった。その時、耳元でプププと軽い放屁音にも似たラズベリー音が鳴る。慌てて振り向くとギャスの目の前には潰れた鼻、ネズミのような体毛、毛無い女の頭、アイアイのような黄色い目玉に熊のような体格の良いもしれぬ化け物が立っていた。化け物はギャスへ顔を近づけ、急に悲しそうな顔をすると。鼻をぐずぐず鳴らし、誇張したギャスの真似を始めた。ぞっとして後ずさるが、足が強張り尻もちを付いてしまう。化け物は鋭い犬歯を剥き出しに近寄り、吐息が歯の隙間を通り過ぎると間抜けなラズベリー音を再び鳴らす。泣きまねは嘲笑へ変わり、嗜虐心に満ちた笑みは頬を持ち上げ、恐ろしい長い牙があらわになる。口臭は鮮血を帯び、激臭にギャスは鼻を曲げた。長い真っ赤な舌が荒れた吸血鬼の唇を一舐めすると、

「小さいが、あの魔術師よりは旨いか。」

ギャスは鍔を飲んで固まる。化け物はギャスの柔らかな顎を毛むくじゃらの手でむんずと掴み、牙がギャスへ迫る。ギャスは人生最後の絶叫を上げた。


 その晩、鹿肉でお祭り騒ぎの村ではギャスの両親が血相を変えて村長宅へ訪れていた。ドアが叩かれ村長夫人が答える間もなくギャスの両親及び友人達がなだれ込んできた。酒を飲んでいた村長は、

「酒が必要なら裏の倉庫にあるが、皆両の手に鹿肉を一切れも持っていないとは何事かな?」

顔を酒に赤く染めて眠気と戦いながら言う。

「舌を酒に潤すどころでは無く、我々の愛する息子が村へ戻ってきていないのです。急ぎ捜さなければ狼に喰われてしまいます。」

ギャスの父親が涙ながらに訴え、母親はしくしくと泣き村長宅の絨毯を濡らす。村長夫人は母親を所々ほころびた椅子へ座らせて肩を抱き寄せて慰める。村長の酔いは吹っ飛び村の若い衆と領主の狩人を呼んだ。事情を聞いた彼らは松明をかき集め、狼に対抗するためのすき、斧、古戦場から拾ってきた粗雑なロングソードを手に持ち雪の積もる森をにらみつけていた。

「腹を空かした狼共が、あいつらを捕まえたら鍋にしてやる。」

いきり立つ村人の一人が言うと辺りの若い衆が首を縦に振り同調する。領主の狩人は泣きくれるギャスの父親からギャスの行方を聞きとっていたが新たな知見は得られなかった。そのように集まる彼らの元へ警邏の憲兵達四人が雪道を抜けて歩み寄っていた。

「どうしたんだね?この騒ぎは。村長か狩人はいるか!」

立派な髭を蓄えた年輩の憲兵が声を張り上げた。人垣が割れて憲兵達の前へ狩人が歩み出て、領主屋敷の礼を取る。

「私が狩人です。ぺぺスと申します。」

「私は憲兵曹長のデルトルと申します。お噂はかねがね、ぺぺスさん。お話を聞かせてください。」

彼らは村長の家へ案内され事情を聞いた。

「子供が行方不明ですか。旦那さんに奥さん、一緒に遊んでいた子はいないのですかな?」

「全く。一人で遊んでいる子でして。この前、街で受けた試験では『意志薄弱』と診断されました。」

デルトルは髭をしごき村長へ目をやる。村長はうなずき返す。

「成る程。では我々とぺぺスさんに若い衆を付けて森を探索しましょう。兎に角何かを見つけたら村まで引き返すそれでいきましょう。旦那さんは奥さんに付き添ってあげて下さい。村長はロイへ遣いを出してください。この印券を渡します。」

デルトルは肩掛け鞄から封筒を取り出して村長へ渡すと肩で風を切って外へ出て、直ちに憲兵達へ指示を出す。

「カーロス君は先行しろ。アウラミスさんはカーロス君の後方から広がってくだされ。ウリアスはぺぺスさんの後方へ、彼は森の探索を良く理解している。お前はよく学べ、村人を頼れ。」

憲兵達は蝋燭を節約するため、ランタンの火を消して松明を手に持った。腰には数打ちのロングソードと笛を下げ、肩には前装式小銃が掛けられている。赤樫の銃床から真鍮の引き金と鉄製の当たり金がオレンジ色に松明の火を照り返している。真っ暗な森に点々と松明の明かりが灯り、森からは飼い犬の吠え声がたつ。村に残された女手は男達とギャスの帰りを待ち、鹿肉を集めて鍋へ放り込み村長の家へ移動させていた。村長は息子に書状を持たせ、村で1番足が速い騾馬を息子へ贈った。息子は肌着に書状をしまい込み騾馬を駆ってロイへ急いだ。


 松明を掲げたデルトルは散開する仲間たちを確認しつつ雪を踏みしめて森を歩く。するとぺぺスが大声をあげた。

「足跡だ!」

デルトル達はぺぺスの元へ歩き、デルトルは首を傾けて足跡を真上から見る。新雪に残る足跡の沈み具合を確認すると。

「前に重心がかかっている。きっと森の奥へ進んだな。よし。足跡は避けて通れ!左右で分かれて狼に気を付けろ。」

足跡を辿りどんどんと森の奥へ進む。松明で足跡を照らしていると急に足跡が二股に分かれていた。カーロスとアウラミスは森の奥へ、デルトル、ぺぺス、ウリアスは蛇行する足跡を追う。デルトル、ぺぺス、ウリアスの三人が率いる集団が慎重に森を進んでいるとオオカミの声とカーロス達の笛の音を聞いたデルトルは率いている若い衆と共に笛の音を追い、ぺぺスとウリアスは足跡を追跡する。ウリアスがカーロスへ合流すると辺りは血まみれで怯えた村人とオオカミの死骸を検分するアウラミスにメモを取るカーロスがいた。狼の死骸は四体とも六体とも見え、怪力で捻折られた体長が1.6m程の狼が二体血ヘドを撒き散らし、鋭い爪で叩き千切られた狼は枯れ木の幹へへばりつき腸が枝へかかる。毛塗れの潰れた肉塊からは眼球が幾つも転がり、辺りは脂、血、肉食獣の糞尿の匂いが立ちこめており、皆顔をしかめていた。

「これは・・・皆、どういう状況だ。熊か?」

村人に松明を持たせて胴体の切断面へ観察していたアウラミスはデルトルへ振り返ると、

「デルトルさん。これは、熊じゃ無い、こいつを見てくれ。」

村人が照らす死体のかかる枯れ木の幹を指差した。

「4つの傷に、これは親指か?人間の手型なのか。」

幹には4つの傷が並びその傷から離れた位置に角度が異なる短い傷が残っていた。アウラミスは首を傾げてあり得ないとばかりに鼻を鳴らし潰れた肉塊へ目をやる。

「待てよ。」

デルトルは他の近くの幹へ駆け寄り、くまなく照らすと木をよじ登るような傷跡、それも先ほどと同じ傷が深々と残り、幹上を大量に走っていた。

「人間じゃ無い。」

カーロスが息をのみ。村人達は怯えて右手の親指を隠す。デルトルは次に潰れた肉塊へ近づいた。死体は一体の物では無いことは肉の量と歯の数で簡単解った。押しつぶされた頭蓋骨へしゃがみ込んだデルトルへアウラミスが近寄ると、

「この死体はおかしい。一見叩き潰したようだが、前頭骨が綺麗に抜かれている。木登りいかれ野郎は何がしたいのだか私にはさっぱり。足跡も此処から30歩程度で途切れている。」

と言うとアウラミスは整えた口髭を撫でる。その側でカーロスは村人に指示を出して証拠を照らさせスケッチを取っていた。

「アウラミスさん。此処は貴方にお任せしよう。私はぺぺスとウリアス元へ戻ろうと思う。スケッチが終わったら村長の家で集合しよう。」

アウラミスは頷き、つと立ったデルトルは村人を引き連れ道を引き返した。


 一方、ぺぺスはウリアスの位置を確認しながら足跡を追う。ギャスはかなりの距離を歩いたようで行けども足跡は続いている。村人達は疲れを見せ始めておりぺぺスはウリアスへ呼びかけた。

「今日は終わりにしよう!我々が遭難してしまう!」

一拍置いて、

「承知しました。引き返しましょう!」

風にくぐもった声がぺぺスの耳へ届き。ぺぺスは足跡を崩さないように引き返し始めた。すると、強く吹き始めた風に混じってプププと変わった音が混じる。最後尾の村人が振り返るが誰も居ない。ぺぺスも違和感に左右の木々を確認するが、幹の隙間からは夜闇が覗くばかりである。更に大きくプププと湿った音が鳴り響く。ぺぺス達はギャスを呼ぶ。

「ギャス?遊んでいる場合じゃ無い。もう夜だ。ギャス!」

足を止めてギャスを呼ぶぺぺス達へウリアスは村人を連れて近寄るが、ガサリと後方で音が鳴る。慌てて振り向くと木の枝から雪が落ちた音であり、胸をなで下ろした村人達が視線を戻すとウリアスの姿が消えていた。慌てた村人達がぺぺスへ走り寄ると、今度はぺぺスの後方を見て腰を抜かした。ギャスを声は木々を縫い飛び、暗黒の森を木霊する。必死に呼ぶ彼らの側で新雪をグッと踏みしめる音がたった。ぺぺス達が其れを見るや否や後退り、切っ先やすきの先端を向ける。彼らの視線の先には腹の膨れた翼の無い蝙蝠が細い手足でのそりと暗闇から身を悪臭と共に乗り出したのである。恐ろしい豚鼻の異形を前にぺぺスは脂汗をかき腰の笛をまさぐるが雪へ落としてしまう。異形の怪物が徐々に松明に照らされるとよりははっきりとその風貌が明らかになる。身体は先人女性ほどだろうかやや男達よりも背が低い。鋭い肉食獣のような口と豚鼻から上はギャスの幼い風貌が残り、左右の耳は蝙蝠のように大きい。身体には僅かにボロになった衣服が纏わり付く。体臭はきつく、酢のような臭いに腐った玉ねぎのような匂いが混じって漂い、猛烈な吐き気を催す。あまりの激臭に幾人かの村人は既に吐いていた。

「ギャス?」

ぺぺスがしゃがみながら問いかけるが、異形となったギャスのうつろな目は焦点が合わず鋭い牙の隙間から吐息が漏れ、プププと音が鳴る。笛を拾い上げたぺぺスは反応の無いギャスから目を離さず力いっぱいに笛を吹いた。ギャスはゆっくりと歩きぺぺス達へ近寄ると、毛塗れの細い両腕を振り上げてぺぺスへ子供のように抱きついた。

「ギャス!やっぱりおまえなんだな。どうしてこんな・・・。」

細腕がぺぺスの胴へ回りしっかりと抱きしめると、ギャスの凶暴な大口を開けるとぺぺスの腹部へかじりついた。ぺぺスは絶叫をあげて倒れる。

「こいつを殺せ!はやく殺せ!」

ぺぺスの額へ血管と脂汗が浮き上がり村人へ叫ぶ。ギャスは腹を食い破り血まみれの顔を持ち上げる。鋭い牙からはピンク色の腸がこぼれ落ち糞と血の匂いが撒き散らされた。毛むくじゃらのギャスの手が汗だくのぺぺスの顔を掴むと彼の毛の無い喉笛へ鋭い牙を近づけた。喘鳴をたてるぺぺスは痙攣して逃げることや助けを求めることが出来ず、ひたすらに自分の顔を掴む黒い指を見ることしか出来ない。鋭い牙は喉の血管へ突き立てられ溢れ出す血液をギャスは音を立てて飲み始めた。村人達は怯えてへっぴり腰ですきを突き出すが当たらず空を切り、ただぺぺスが鹿のように解体される様を見ていることしか出来なかった。


 笛の音は道を引き返すデルトルの耳へ届いており、彼は村人達へ檄を飛ばし必死に走る。絶叫が森を木霊し、彼は己の松明を雪へ突っ込むと肩にかけた小銃を両手で握り撃鉄へ親指をかけた。徐々に松明の灯りが息を切らす彼らの目へ飛び込むと共に異形の怪物の何かを貪る影が木々へ映し出されていた。走るデルトルは腰だめに銃を持ち、銃口をやや上げその影へ近づくと雪へ突き立った松明が煌々と血に濡れた恐るべき怪物ギャスを照らしていた。悪夢のような怪物へデルトルは銃口を向け撃鉄を起こす。デルトルは左手で腰のロングソードを浅く鞘から抜き、再び銃へ手をかける右目でしっかりとギャスを捉え、左目は辺りを警戒する。血に濡れた両手には村人の腕が握られ凶暴な口は薬指を食いちぎりゴリゴリと咀嚼する。

「武器を構えろ!相手は人殺しの怪物だ!」

デルトルは恐怖と同様で腕が震えたため近くの木枝へ腕を押し付けて小さく息を吐く。ギャスはデルトル達を目に捉えてゆっくりと身を起こすと彼らへ牙を剥き出しに鋭い爪を掲げて猛然と駆け出した。細い足に似合わない速さで雪を蹴散らして走る。デルトルはギャスの胴体目がけて引き金を引いた。見事弾丸はギャスの胸骨中心を破壊し心臓を止めた。ギャスは糸の切れた人形のように身体から力が抜け、ギャスはデルトルの直ぐに手前に走る勢いのまま雪へうつぶせで倒れ込んだ。ギャスは血の海で藻掻き、歯垣からプププと吐息が漏れ、細腕で雪を握り締めてデルトル達へ這いずる。鋭い爪がデルトルの硬い靴を引っかくが、ギャスの体力が尽くと彼は動きを止めた。


 デルトルは息荒く腰のロングソードを引き抜くと、倒れたギャスを村人達へすきでひっくり返させた。三人がかりで何とか仰向けにされたギャスの顔を見た一行は息をのみ、村人は親指を隠す。丸い銃弾は肉体を貫通せず、胸肉をえぐり背骨を粉々に打ち砕いていた。完全に事切れている様子を確認したデルトルは、

「この者はギャスか?」

村人達へ尋ねた。村人達は頷き悍ましい様に尻込みをする。デルトルは小銃を片手でさげ、ロングソードを利き腕の左手に握る。一行は死体を放置して消えかかった松明が突き立つ血の海へ足を踏み入れた。ぺぺスや猟犬をはじめとして死体が食い散らかされたように散乱し、彼らの武器が人肌で僅かに溶けた雪へ転がっている。デルトルは腰の新品の蝋燭が入ったランタンへ火を灯した。次に彼はランタンの灯りを頼りに肩掛け鞄から道具を幾つか取り出し、大急ぎで小銃へ弾を込め始めた。

「化け物がまだいるかも知れない。おまえ達は辺りを見張れ!」

弾を込め終えたデルトルは村人達を率いると、村人を率いて村へ引き返した。

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