第7話 「マイホーム・スイートホーム」
――ギルド内――
アダムが口を開いた。
アダム:
「おいお前ら…問題がある。」
「俺の大事な部分は、不慮の事故だったが、マリスが直にタッチして治してくれた。」
「気分は悪くなかった。」
マリス:
「お願いですからそれを大声で言わないでください!!」
シュビエル:
「本当に最低な男ですね…人間ケダモノ男みたいです…」
アダム:
「おい、黙れ巨乳ロリ。」
シュビエル:
「はぁ?! アダム、本気で死にたいんですか?」
彼女はアダムの胸ぐらを掴んで揺さぶった。
「私はロリでも巨乳でもありません!!適度なサイズです!!」
アダム:
「ふむ…それは違う気がするが…」
「グラディウス、お前はどう思う?」
グラディウス:
「…は?! 今私に、シュビエルの体型を評価するために服を脱げと言うのか?!」
「私をお前の前で露出させるつもりか?!」
「それで私がお前を“ご主人様”と呼ぶとでも思ったか!!甘いな!!」
「だが…もしかしたら…」
アダム:
「やめろ!!!!!!本当にやめろ!!もう限界を超えてる!!今15歳レーティングだぞ!!」
「はぁ…落ち着け…今はそれどころじゃない…」
するとパーティー全員が同時に言った。
「どんな状況だよ? お前がそんなこと言う時って大体大したことないだろ。」
アダム:
「おい。そういう時だけ息ぴったりになるな。今回はマジだ。」
「俺たち、住む家がない…」
そう。
彼らはこれまで馬小屋で生活していた。
シュビエルは宿屋。
グラディウスは実家。
アダムとマリスだけが、馬の芳しい香りと共に馬小屋暮らしだった。
「…依頼を一つ探そ――」
シュビエル:
「アダム! 後で私とデートしませんか?」
その瞬間、アダムの世界が崩壊した。
ガシャァァン!!
アダム:
「今すぐ準備しろ。」
「邪魔するものは何でも斬り捨てる。」
こうして二人は、残りのパーティーと共に(?)
デートという名の遠足へ向かった。
もちろん、誰もいない廃城へ続く道である。
アダム:
「ちょっと待て、なんでここがデートスポットなんだ…」
「そしてなんでお前らもついてきてるんだ?」
マリス:
「…正直気になるでしょ。これを見ないでいられる?」
グラディウス:
「同感だ。アダムが恋愛とは…ありえない事態だ。」
アダム:
「なんでありえな――」
その瞬間。
アダムの背後で巨大な爆発が起きた。
「レグ・エクスプロージョン!!!」
ドォォォン!!
廃城の一部が崩れ落ちる。
しかし誰も知らなかった。
この暴挙が、後にどんな影響を及ぼすのかを…。
「…ちょっと待て…みんな生きてるか?」
シュビエル:
「ナイス爆裂でした^^b」
アダム:
「…お前は後で覚悟しとけ…この世界がどれだけ広いか教えてやる…」
マリスは何も言わなかった。
だが彼の髪は、なぜか一塊に絡まっていた。
そう。
この馬鹿げた行為が始まったのだ。
今日の出来事は、空を飛ぶための蛹の必死のもがきに過ぎなかった。
そしてそれは、完全に日課となった。
アダム:
「今日は何するんだ?」
シュビエル:
「今日はサイド・レグ・エクスプロージョンでいきます!」
アダム:
「はいはい…その長い詠唱さっさと言って爆発させて帰ろうな…」
シュビエルに魔力が集中する。
周囲に軽い風が吹く。
シュビエル:
「『降り注げ』! サイド・ハンギング・レッグレイズ・エクスプロージョン!!」
アダム:
「…ありえねぇ…시발 今度はジムでも開く気か…」
アダムとシュビエルは、廃城で
レグ・エクスプロージョン、ディスプロージョン、サイド・レグ・エクスプロージョン等々、
意味不明な詠唱を叫びながら廃城を破壊し続けた。
翌日。
俺たちはギルドで再び集まった。
今日も依頼を探している最中だった。
突然、非常放送と共にギルドに戦闘態勢を取れとの命令が下る。
アダム:
「なんだ? 振動ベルか? 俺まだ注文してないけど。」
グラディウス:
「馬鹿者! 非常事態だと分からんのか!」
アダム:
「はぁ…分かってるよ…今日も静かな世界じゃないってことだろ…」
こうしてアダムたちは、
ブリセル村の正門へと到着した。




