表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/17

第6話「仮面の先にある深淵」

現在へ戻る。


アダムはマリスによって再生されていた。


マリス:

「この人はいつになったら正気に戻るんでしょう…

そろそろこうしているのも申し訳なくなってきました…」


シュビエル:

「そうですね…

もうこれ以上殺すのはやめた方がいい気がします…

アダムも相当きついはずです。」


グラディウス:

「私も同感だ。

アダムにもああする理由があるのだろう。」


「何の理由もなくああはならないはずだ。」


アダムの身体の大半が再構成された頃、マリスが口を開いた。


マリス:

「アダム…アダムの素顔、気にならない?」


シュビエル:

「私は正直、気になります!」


「少なくとも、あんな人間ケダモノ男の発言をしている時、

どんな顔をしているのか…」


「それがずっと気になってたんです…」


マリス:

「私が言いたかったのは…そういうことじゃなくて…」


「私はアダムと一緒に馬小屋で寝たこともあるの。」


「でもその時も、素顔を見たことがないんだよ…」


シュビエル:

「…はぁ?!」


「アダムと一緒に寝たって?!」


マリス:

「ち、違う!

一緒に寝たのは事実だけど、そういう関係じゃないから!」


シュビエル:

「大人同士で、しかも異性なら何が起きるか分からないじゃないですか!!」


「これからはアダムは私がマークします。」


「どうせ爆裂魔法撃った後は、アダムに背負われる以外やることないですし…」


その瞬間、マリスとグラディウスは感覚的に何かを察した。


グラディウス:

「…それで?

アダムの仮面を外すのか?」


シュビエル:

「やってみましょう。

後で怒られるくらいでしょう?」


マリス:

「そうだよ!

怒ったら私が直接アダムを退治するから!」


そうして三人は、アダムの仮面に手をかけた。


――ゆっくりと。


仮面が外れる。


そして彼の素顔が、露わになった。


その瞬間。


三人のヒロインの胸の奥に、何かが揺れた。


だが、まだそれが何という感情なのか、

彼女たち自身も理解できなかった。


マリス:

「この顔で、あんなことして回ってたの?」


グラディウス:

「思ったより悪くないな…

中世の悪役貴族みたいな顔だと思っていたが…」


シュビエルだけは何も言わなかった。


ただ――

彼女は確かに、何かを感じていた。


その時。


アダムが目を覚ました。


アダム:

「俺の大事な…my Sweet Sausageが…」


「感じない…」


グラディウス/マリス/シュビエル:

「……は?」


アダム:

「中間界で、頭のおかしい女に会った。」


「マリスよりもっと凶暴だった。」


マリス:

「はぁ?!

私は十分マナーあって優しい人間ですけど?」


「今だってあなたを生かすのに全力使ってるんですけど?!」


アダム:

「解決士人生で、あんな奴初めてだ…」


「できる限り礼儀正しく話したのに…」


「俺の“生きる理由”を消し飛ばしやがった…」


「その女…また会おう…」


「会うには死ぬしかないが、死んででも男女平等ドロップキックを叩き込んでやる…」


その瞬間。


カリアがアダムに近づいた。


マリスとシュビエルが警戒するが、

グラディウスが静かに道を開ける。


どうやら彼女は、何かを感じ取ったようだ。


カリア:

「…アダム。

私たちは悪縁から始まったけど、できればこれ以上悪い関係は築きたくない。」


アダム:

「え…ああ。ごめん、俺が悪かった。

だから…許してくれる?」


その時。


彼女は突然、アダムの手を掴んだ。


アダム:

「……?!

ちょ、ちょっと待て。展開が急すぎて重いんだけど…」


そう。


アダムは勘違いしていた。


次の瞬間。


カリアは掴んだ手のまま、

アダムの顎に正確なストレートを叩き込んだ。


カリア:

「ふぅ…これでスッキリした。」


「これからは、会う時は笑顔で会いましょう。」


アダムは、まるで瀕死の虫のように地面で痙攣していた。


アダム:

「し…ば…る…この野郎…」


「このクソみたいな世界の絶望を…!!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ