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第22話 ああ、女神よ…


――あの出来事の後、しばらくして――


アダム

「…結局、俺だけ二回も死んだじゃねえか…」


「扱いひどすぎないか…?」


「マリス。」


「お前、本当に俺のことそんなに嫌いなのか…?殺すほどに…」


マリス

「……」


マリスは何も答えず、そのまま部屋へ入っていった。


アダム

「…?どうしたんだあいつ…」


その瞬間、


アダムの足元に召喚陣が現れ、


どこかへ転移した。


マリス

「…嫌いじゃない。」


「それが、私の答え。」


「分かった…?」


「正直言うと…最近はお前を殺すたびに…」


「罪悪感と申し訳なさが押し寄せてくるんだ…」


「だから余計にお前のことを考えてしまって、気分が悪いの。」


「どうせ私たち、馬小屋で何週間も一緒に暮らしてても何もなかった関係じゃない。」


アダム

「おいおい…そんなこと言われると急に空気おかしくなるだろ…」


「俺だってお前のこと嫌いじゃない。」


「正直言うと…」


「毎回俺を殺して生き返らせる狂ったヤメガミだけどな…」


ゴン!!


その瞬間、


マリスの拳がアダムの頭に突き刺さった。


アダム

「いってぇ!!」


「やっぱりお前嫌いになりそうだわ!!」


マリス

「…それは嫌。」


そう言って、


マリスはアダムの頭を撫でた。


そして


そのままアダムを自分の胸に引き寄せた。


アダム

「…お前、大丈夫か?」


「今日なんか変だぞ。」


「いつものお前と違う感じがする。」


マリス

「…さっき言ったでしょ。」


「いい夢を見せてあげるって。」


「いい方法でね。」


ガシャン!!


その瞬間、


アダムの手がマリスの胸へ伸びた。


アダム

「では、進行させていただきます。」


「スリーサイズ測定を――」


だが、


なぜかマリスは抵抗しなかった。


普段の彼女なら絶対にありえないことだった。


アダム

「…お前本当に大丈夫か?」


「ごめん、急に触って…」


「空気読めてなかったわけじゃないよな…?」


マリス

「…違う。」


「バカ。」


「よくやった。」


その瞬間、


二人はベッドの上に転移した。


そして


部屋のドアが魔法でロックされた。


アダム

「ちょっと待て。」


「本当にやるのか…?」


「俺、初めてなんだぞ!!」


「マジなのか!?」


「本物の女神を見れるってことか!?」


マリス

「…望むならそうしてあげる。」


「今まで悪かったし…」


アダム

「…マリス。」


「お前本気なんだな。」


マリス

「…本当よ。」


「本当にお前が欲しい。」


「急な話かもしれないけど…」


「他の奴に奪われるくらいなら…」


「私がもらう。」


「アダム…」


アダム

「…じゃあさ。」


「とりあえず抱きしめてくれる?」


マリス

「…うん。」


「私も初めてだから、それがいいかも。」


そう言って


マリスはアダムに近づき、


軽くキスをした。


マリス

「…悪くないでしょ?」


「もう出てって。」


そうして


アダムは部屋の外に追い出された。


アダム

「ちょっと待て!!!」


「展開が시발おかしいだろ!!!」


「もう一回!!!」


「もう一回!!!!」


マリス

「…来なさい。」


「そのまま抱きついてて。」


アダム

「へへ。」


マリス

「嬉しい?」


「ごめん…」


「でも私、先に寝そう…」


「眠い…」


アダム

「マジかよ…」


「雰囲気作っといて即寝るのが普通なのか!!」


マリス

「……」


アダム

「…結局俺が最後に頭撫でてやらないと寝ないのか…」


その瞬間、


マリスはさらにアダムを強く抱き寄せた。


アダム

「ちょっと待て!!」


「これはスキンシップじゃなくてただの寝癖だろ!!」


「このアルコール中毒め…」


「毎晩酒抱いて寝てた理由それか!!」


アダムはマリスの脇腹をくすぐった。


その瞬間


マリスはアダムを噛んだ。


マリス

「…くすぐったい…」


「やめて…」


アダム

「…分かった。」


「先に寝ろ。」


「…でもさ。」


「こういう時は可愛いな。」


この美しい女神に祝福を!!!!

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