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第2話 ― このクソ女神が!!

アダムはただ、ため息をついていた。


「はぁ……。マリス、とりあえずあのスリーサイズが気になる女性から蘇生してくれ。」


「了解!^^b」


そのポーズを見て、アダムは本気で戦慄した。


解決士時代ですら、こんな狂人は見たことがない。


「……人の心ってもんはあるんか……」


「で、どうするの?どこ行くの?」


「とりあえず俺についてこい、マリス。」


「え?女神は九級解決士の命令なんて聞かないけど?」


その瞬間、アダムの目が冷えた。


「……おい。元一級だ。過去を知らないなら黙ってろ。」


マリスは首を傾げる。


「で、どこ行くの?」


「RPG的テンプレなら、そろそろ都市から兵士が来る。

俺たちは加害者側だ。ギルドに逃げて身分を確保するしかない。」


「なるほど!」


「まずは冒険者登録だ。」


「了解!^^b」


「そのポーズやめろって言ってるだろ。」


「嫌!これ私のアイデンティティなんだから!」


そうして二人は冒険者ギルドへ向かった。


冒険者ギルド


騒がしく、酒臭く、荒々しい空間。


スリーサイズを聞きたがる連中も多い。


椅子でぐったりしているチビもいる。


わざと殴られて喜んでいる危険人物もいる。


アダムは呟いた。


「……クソみたいだな。ノードの裏路地と変わらん。」


「ノード?」


「昔住んでた街だ。」


マリスが覗き込む。


「あなたの過去、いつか教えてくれる?」


「……もう少し仲良くなったらな。」


アダムは受付へ向かった。


「冒険者登録を。」


「はい。お名前は?」


「あとこの半神チビも一緒に。」


「何よ!?私は闇の女神よ!?」


「はいはい、女神様。水晶に手を置け。」


「変なことしたら存在ごと消すわよ?」


アダムは軽く男女平等パンチを叩き込んだ。


「早くしろ。」


ステータス測定


水晶が光る。


闇の気配が溢れる。


受付が震えた。


「こ、これは……!

知力ゼロを除けば全ステータス最大級……いえ、最大値です!」


「聞いた?これが私よ!もっと崇めなさい!」


アダムの理性が切れた。


「灰にする女神を崇めるかボケ!!」


大きなたんこぶができた。


次はアダム。


「テンプレ的に水晶壊れる流れだろ?」


光が溢れる。


神々しい演出。


「ははは!!ついに主人公補正きた!!」


「機械の故障ですね。

アダムさんは最弱です。観光客レベルです。」


「……は?」


「魔力もほぼゼロです。」


「……」


アダムは静かに崩れ落ちた。


「二回死んで、ステータス最弱とか……」


「大丈夫!私がいるじゃない!^^b」


「……そのポーズやめろ。」


現実


彼らの生活は地獄だった。


雑用。


採掘。


土木。


寝床は馬小屋。


「触ったら灰にするからね?」


「……はいはい。」


数日後。


「시발!!!!こんなの無理だ!!パーティ組むぞ!!」


「え!?この生活楽しいのに!」


「お前だけだ!!」


募集掲示板


“家族のような雰囲気のパーティ!”


“入ったら腕が闇に染まりました!”


“入ってから体調が悪いです!”


「お前何してんだ!?」


「何もしてないわよ!?」


アダムは悟った。


「……とりあえず怪我人出てないならよし。」


「問題は俺が一般人レベルってことだ。」


「この世界、一般人が平均60だぞ。」


その時。


背後から声がした。


「パーティ……募集していますか?」


振り向く。


マントを翻す少女。


「私の名はシュビエル。半神です。」


アダムとマリスは同時に叫んだ。


「は!?作者ふざけんな!!

それ俺のポジションだろ!!なんでまた神なんだ!!」


そして――


「このクソみたいな世界の絶望を!!!!!!」

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