第18話 サブヒロインを手に入れてしまった件について
――裁判場――
聞き覚えのある、そして久しぶりの声が響いた。
カリア:
……相変わらず問題ばかり起こしてるのね、アダム。
アダム:
スリーサイズじゃん。どうした?
カリア:
王国から命令が下ったの。
エデルの代わりに、私が直接あなた達を補助することになったわ。
アダム:
へぇ。ちょっと聞きたいことがあるんだけど、カリア。
カリア:
何? アダム。
なんとなくだけど……
今のタイミングってさ、
絶対私にセクハラする流れでしょ?
アダム:
正解。
その瞬間。
アダムの頭に杖が突き刺さった。
シュビエル:
アダム……私たちがいるのに
そんなこと言うんですか?
アダム:
……言っただろ。
俺は平等な男だって。
マリス:
平等に死にたいんですか? アダム。
久しぶりにあなたを粉にしたくなりました。
アダム:
おい待てヤメガミ。
お前マジで俺を粉にするじゃん。悪かった。
グラディウス:
アダム。
いっそこうするのはどうだ。
どうせ今、我々は王国と敵対状態だ。
お前が王国軍と派遣団を
全部ぶっ潰したからな。
……できれば言いたくなかったが。
私の故郷へ行く。
アダム:
もうエピソード展開かよ?
お前の村って、
血族の村のことだろ?
グラディウス:
正解だ。
アダム。
どうせいつか話すことになると思っていた。
まあ今でも悪くない。
どうせ我々は家族だからな。
マリス:
そうです! 私たちは家族です!
シュビエル:
……そうですね。
私たちは仲間であり、家族です。
アダム:
急に少年漫画みたいな会話なんだよ。
まあ気持ちはいいけどさ。
家族って言うなら
なんで俺を粉にするんだ?
シュビエル / マリス:
それはアダムが人間のクズだからです。
カリア:
血族の村か……。
話だけは聞いたことある。
ちょっと楽しみね。
グラディウス:
なら来い、カリア。
心配するな。
我々はお前に借りがある。
カリア:
借り?
そんな記憶ないけど。
グラディウス:
……こいつのせいだ。
仮面メンヘラ野郎。
カリア:
……ああ。
それなら納得。
アダム:
なんで!?
俺まだ何もしてないぞ!
まあ前回ちょっと盗んで
返してないだけで……
カリア:
は!?
いつ盗んだの!?
どうりでなんか足りないと思った!!
殺してやる!!
アダム:
おっと落ち着け、スリーサイズ。
カリア:
カリアよ。
カリアって呼んで。
お願いだから。
アダム:
スリーカリア。
カリア:
それ何よそのクソギャグ……
アダム:
お前がデカいって意味だよ。
褒めてんだ。
シュビエル:
……どうしてあの男、
他の女性がいるのにあんなこと言うんでしょう。
マリス:
最悪ね。
吹き飛ばしてやる。
シュビエル / マリス:
ディスプロージョン!!
アダム:
시발!!この野郎ども!!!
こうしてアダムは粉になり、
彼女たちはその粉を連れて
血族の村へ向かった。




