表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/49

第5話 レベルアップ

 冒険者登録を終え、街の外にやってきた。

 ミラちゃんが言うには街の外にはモンスターがいて倒すとレベルアップしたり、アイテムを落としたりするらしい。

 ちなみにチュートリアルで『スライムの粘液を納品』という依頼(クエストと言うらしい)を受けている


 うん、確かにモンスターいるね。

 ざっと見渡すと······結構いるね。


 そして、モンスターを倒している人達も結構いる。


 そうこうしてると、目の前にポヨンポヨンした愛くるしいモンスターが現れた。

 これは私でも分かる。スライムだよね。


 ん?

 ちょっと待って。


 今気づいたけど私素手なんですけど。

 他のプレイヤーさんたちは防具装備して武器で倒してるんですけど。


『スライムは最弱のモンスターなので、あゆみでも素手で倒せます。中心部にある魔石が弱点です』

 あ、ミラちゃんが名前で呼んでくれてる。

 名前を登録したからかな?


 そうか、素手でもいけるのか。

 でも、こんな愛くるしいモンスターを倒すなんて乙女の私には無理――


「ぐはあっ」

 腹がぁ、私の腹がぁ。

 くうううう、痛い。夢なのに痛い。

 何故?


 こいつ、愛くるしい見た目に反して腹に突っ込んで来やがった。

 思ってたより動きが速いし、重い。

 最弱と言えどもモンスターということか。


 こいつ······許さん!

「天誅ぅぅぅ!」


 スボっとスライムに素手を突き入れ魔石とやらを抜き取る。

 するとスライムは光の粒となって消えた。

 あとには『スライムの粘液』というアイテムが瓶入りで残されていた。


 すると、アイテムと手に持ってた魔石が勝手に私の体に吸い込まれていった。


『取得したアイテムは自動的にストレージに収納されます。ストレージというのはアイテムを保存する目に見えない倉庫のようなものです。「ストレージ」と念じれば中のアイテムが表示されます』

 

 おお、「ストレージって何?」って聞こうと思ったけど先回りで回答してくれたよ。さすがミラちゃん。


――テッテレー――

『レベルアップしました』


 お、何か効果音が。レベルアップ?

 言われてみれば確かにさっきよりも体が軽くなった気がする。


『「ステータス」と念じれば現在のステータスを表示出来ます』

 ああ、そういう設定とにらめっこするのは何か面倒だからいいや。

 私は楽しめればいいのだよ、ミラー君。


『念の為説明しておきますと、レベルアップに伴い各ステータスが上昇します。またプレイヤー自身が任意のステータスにポイントを振れる「FP(フリーポイント)」とジョブに振る「JP(ジョブポイント)」スキルに振る「SP(スキルポイント)」も加算されています。FPは何度でも振り直しが可能です。JPとSPは一度振るとと振り直しは出来ません』

「ああ、私そういうのどうでもいいんだ。それにどうせ夢だし」


 先輩みたくガチでゲームやってるなら真剣に悩んでポイントを振ったりするんだろうけど私は違うからね。


『また、スキル【貫手】を覚えました』

 【貫手】ってのは、さっきスライムを倒した攻撃のことかな?

 スキルっていうか、そのまんまやん。

 普通に繰り出せる攻撃なんだけど。


 ま、いっか。


 しかしスライムの感触は気持ちよかったなぁ。あと、ストレス発散にもなりそう。


 その後、スライムを倒した感触に味をしめた私はズボズボ貫手でスライムを倒しまくるのだった。


「待て〜、スライムちゃん!」

★★★読者の皆様へ★★★


 数多あるなろうの小説の中から、この小説を見つけて、更には読んでくださって本当にありがとうございます。


 また、ブックマークや☆評価、ご意見や感想、レビューなんかを頂いてしまいますと、単純な作者はモチベーションが非常に上がります。


 応援していただけますと幸いです。

 次の話も是非呼んでください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ