第4話通知欄
ステータスの概要についてーーー
ステータスとは私共が作り上げた異世界進行計画に対する抵抗手段です。あなた方のご健闘をお祈りしています。ここからはステータスの見方を説明します。
・レベル
あなたの成長度合いを示します。レベルは経験値が一定の値に達するたびに上昇しパラメーターやスキルレベルを上昇させます。
・パラメーター
攻撃力 物理攻撃で相手に与えるダメージの度合い
防御力 相手の物理攻撃によるダメージを軽減することの出来るダメージ量の度合い
魔法攻撃力 魔法攻撃で相手に与えるダメージの度合い
魔法防御力 相手の魔法攻撃によるダメージを軽減することの出来るダメージ量の度合い
素早さ 自信の身軽さや走力の度合い
幸運値 会心攻撃の出る確率やアイテムのドロップ率を左右する度合い
・スキル
スキルには固有スキルとノーマルスキルが存在し、固有スキルには種族固有のスキルと所有者が一名しかいない真の固有スキルが含まれます。
スキルポイントはスキルの取得やスキルの強化に使用します。
・経験値、スキルポイント
経験値やスキルポイントは敵対してる対象を殺傷することで得られます。
最後にこのステータスはまだ試作段階にあります。したがってステータスの内容は更新されることがあります。それでは改めて、この世界でのあなたのご健闘をお祈りしています。
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「ちょっと流せない情報があるよなー」
通知を見ながら俺は呟く。
「ステータスについてはまあ予想通りってかお約束って感じだけどこの[私共が作り上げた異世界進行計画に対する抵抗手段]ってのがなーそもそも異世界進行計画ってなんだよ!………よし、保留!………えー何て言ったかって?保留だよ!ほ、り、ゅ、ウッ!しばらくは置いておこう。ただでさえ余裕がないってのに……これはそう、暇なときに考えるべき事だな(確信)」
現実逃避のようだがこれはちょっとしょうがない。だってまだ
「これがあるもんなー」
そういいながら俺はもうひとつの通知を開いた。
ワールドクエストについてーーー
ワールドクエストが発動されました。この世界の人類が転生した魔物の中の一位になりなさい。一位となった者には何でも1つ願いを叶えて差し上げましょう。
・ルール
この世界の人類が転生した魔物を殺傷し最後まで生き残りなさい。
このクエストではグループを組むことができそのグループを作っている場合そのグループを一個体と見なしそのグループに属していない人類が転生した魔物が全滅すればグループの勝利となる。また叶えられる願いはグループのリーダーのものとする。
グループの作成はお互いの同意があれば自然に出来上がります。またこのグループは一度設定されると変更は出来ません。
さあ自信の願いをかけてこの世界を生き抜きましょう。
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(あーこれ本当にどうしよう。)
俺の頭は既にマンガならば蒸気が噴き出してくるエフェクトがつくような状態だった。