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第3話祝!ステータス

「ない!ない!なーい!」

何がないかって?


「足だよ!あシィー!」


ふと横の店の窓ガラスをみる。そこには黒いフードのついたローブを羽織りフードを目深まで被った黒い影の姿が写し出されていた。そいつの本体と思われる黒い影には足も手もなく宙に浮いていた。


「これ、俺?」


認めなければいけない衝撃の現実を前に俺は打ちのめされていた。


次の瞬間頭の中に声が響く。


(全人類に通告します。ただいま異世界進行計画に対抗するためのステータスを全人類に与えました。ステータスの確認にはステータスオープンと唱えて下さい。ステータスについての詳細はステータスから確認できます。それでは皆さま方のご健闘を祈っています。)


俺の思考はフリーズした。だが、今、頭に響いた声はやけに暖かみや包容力があった。そして俺がやっと思考を動かそうとした瞬間、間髪いれずにまた声が響いた。


ーワールドクエスト発動ー

ー詳細はステータスの通知欄に送信しましたー


今度はとても機械的な声が頭に響いた。


「んーーーーーーーーーーーーーもうダメだな。難しいことを考えるのはやめよう取り敢えず聞こえた通りにやってみるしかないな。ステータスオープン!」


するとスター○ォーズのライ○セーバーを振るったときのような「ブオッン!」

という音と共に水色で半透明な薄い板が目の前に現れた。そこに記されていたのは俺のステータスとか言うやつだった。


ーーーーーーーーーーーーーーー

名前 久藤文樹

年齢 33

レベル 1

種族 ミミックゴースト

HP 7/7 MP 12/12

攻撃力 6 防御力 7

魔法攻撃力 10 魔法防御力 13

素早さ 13 幸運値 0

残スキルポイント0

固有スキルーーーーーーーーーー

模倣lv.--(3/3)

スキルーーーーーーーーーーーー

魔法防御力アップlv.1

通知欄ーーーーーーーーーーーー

ステータスの概要について New

ワールドクエストについて New

ーーーーーーーーーーーーーーー

「oh、ちょっとちょっとちょっとーまてよーこれは、失われていた俺の厨二心が燻られていくぜぃ。」


先程まで変わりきってしまった自分の姿に打ちのめされていた気分とはうって変わって、アニメやマンガ、ライトノベルなんかでよくみるステータスに少なからず、いや普通に、違うな、かなりワクワクしてきていた。


「取りあえず、この通知欄の通知をみてみるか……これ、どう操作したらいいんだ?」


……………………時間経過(少しね)…………

「完全に理解した。」

どうやらこのステータスボードは全てタッチパネルになっていて操作は結構、簡単なようだった。


「じゃあまずステータスの概要からチェックしてみるか」


そうして俺は通知欄のステータスの概要という項目をタップする。

ちなみに主人公はモンスターで黒い影でしたが声は謎原理で聞こえますよー。


少しでも面白いと思ったら評価が欲しいですー

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