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ガラクタ☆ROCK  作者: 燐
1/9

☆Rehearsal☆

俺の名前は『瀬良 柳』

“セラ リュウ”って読む。

よく「変わった字だね」って言われる。


俺は市内の普通レベルの公立高校に通う高校2年。

身長174cm。体重は61kg。痩せすぎず、太りすぎずってとこかな…


血液型はAB型。天才肌とか言われるけど別に何の特技もないし、成績も普通だ。

帰宅部でアルバイトはしていない。

趣味はない。挑戦したいこともなければ、興味を持つものもない。


ほんと普通の人間だ。

いや…普通の人間だとしたら無気力すぎるかもしれない。

人とは普通にしゃべるし、自分の周りの人間が魅力のないやつらばっかりだったわけでもない。

ただ、ただ、生きている。ただ、ただ、日々を過ごしている。

生きるのが辛いとかそんなんじゃなくて、生きる目的とか、目標とか、そんなものがよくわからないだけだ。

ただ、ただ、時間が過ぎているだけ。

他にもそんなやつがいるとか考えたことないし、わかってくれとも思わない。

別に…それでいい。


ただひとつ、気になることがあるとすれば


―――――俺は恋をしたことがない―――――


何を突然、こいつやっぱり生命力にあふれているじゃないかと勘違いされそうだが、

ここで話そうとしているのはそういうことじゃなくて…そんな簡単な話じゃなくて…


文字通り恋をしてみたいとかって話ではなくて、ドラマや映画なんかでよくある世界が変わる感覚が知りたい。


そう。

『ビビッ!!』と来た。

っていう感覚。

知って何か変わりたいとか変えたいとかじゃなくて興味があるだけ。


それだけ。


ガラクタみたいにただそこにあるだけの存在。

ああ…こんな、なんの取り柄もない無気力な俺…。






―――――この世に必要なんかな?―――――









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