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異世界Good Will Hunting:善意の狩  作者: 寄り目犬
13/34

疾風銀杏のケンジ

この世界に来て14日も経ってしまった。

王都にはもうすぐ着くらしい。


王都の騎士と合流し、

部隊長セレイの好意で

馬車に乗せてもらい、

王都を目指し移動している。


あれから魔獣の襲撃などもなく

平穏に過ごしている。



まあちゃんは今

涼しい顔して馬車の中で眠っている。

だが俺は、とある事情により、

眠れず、意識を常に研ぎ澄ましている。


移動中、騎士団員は負傷者以外

なんと、徒歩だ。あんなに重そうな甲冑を着て

1日に8時間ほど歩いている。

それも鍛錬の一環だそうだ。

時折、セレイが魔法を使い

団員たちを回復しているが、セレイは基本的に

馬車の中に俺たちといるので、

自然と話す機会は増え、ここに来るまで

様々なことを知ることができた。


まず、セレイたちのそもそもの任務は

先に出た魔獣討伐の大部隊からの連絡が途絶えたので、

西の魔女の塔付近を偵察し、

状況を把握し、王都に連絡することだった。


しかし、それ以上に王都に引き返す理由が3つ出きてしまった。

一つは、部下の負傷である。

重傷者多数で王都にて専門の治療を受ける必要があること。

二つ目は、直接報告すべきことができてしまったこと。

魔獣の群れによる連携。そして、気配を消しての襲撃。

これらは今までの魔獣に見られないかなりイレギュラーな

動きらしい。

大概魔獣というのは気配を消すことなく、

単騎で突っ込んでくることが多く、王都の騎士たちは

そうした戦いを想定して訓練を受けている。

魔獣対策の戦術を一から見直す必要が出てきたのだ。

三つ目は、魔石の大量確保である。

光玉や魔石を持っていると、

魔獣たちに遭遇した時に

凶暴化して襲いかかってくることが多いらしい。

ゆえに、光玉や魔石は外に持ち出さない

ことが鉄則だ。

魔石を大量に入手したいま、

これ以上の進軍は危険で、即時王都に魔石を

届ける必要が出てきたというわけだ。


そして、今俺たちが一番気になっている

西の魔女についても聞くことができた。


西の魔女とは、この世界の古より存在し

魔獣を手なずけ、村や町を襲い、

人々の希望である光玉や魔石を

全て奪っていってしまう

この世界における「絶対悪」だそうだ。

現存する人間に

魔女を目撃した者はいない。


魔女の最も恐ろしいところは

魔獣を手なずけることではなく、

人を魔獣に変えてしまうところだ。


魔女や魔獣による被害は

年々増える一方で、

去年もいくつかの

村や町の人々がこの世界から消えてしまった。

消えた人々は魔獣に殺されたか、魔女の手によって魔獣と化してしまったと言われている。


西の魔女の塔には、大量の魔石が隠されており

魔獣たちに、それを守らせているらしい。



現在王都では、そんな魔女を討つべく

100年ほど前から魔導具を開発している。

ただ、魔女を討ち亡ぼす魔導具の作成には、莫大な量の魔石が必要になる。

そこで、王都は狩人たちのギルドを設置して

魔獣狩りを積極的に推奨して、魔石を集めているとのことだ。


400年前、

魔女は、一度だけ王都に現れた。

その際、魔女の要求は2つ

1つは、魔獣に手を出さないこと

2つは、今ある魔石と光玉を全て引き渡すこと。それは、魔法文明を終わらせることを意味している。

当然王都は要求に応えず、戦うことにした。


高位の魔獣たちの荒ぶる攻撃は凄まじかったが、

それ以上に魔女の魔力に兵たちは恐れおののくこととなった。

全ての魔法は、魔女のひと睨みで、魔法師の魔法を跳ね返し、あらゆる武器は全て崩れ去り、兵士たちは魔獣と化していった。


王都側に傭兵として雇われていたダークエルフ:漆黒の剣士アサギスが、その秘術にて全ての魔獣を消し去り形勢逆転となる。

今でこそ、ダークエルフにお目にかかることは少ないが、当時、ダークエルフは王都にも大勢おり、戦闘に特化した彼らは、傭兵として大勢雇っていた。アサギスもそんな1人だったらしい。


魔女は、それを見て撤退したが、残念ながら王都に保管されていた魔石はほとんど持っていかれ、王都の西に、塔を作り、そこに住むようになった。

魔女の姿はそれ以来誰も見ていないらしい


以来漆黒の剣士アサギスは王都の伝説的な英雄として崇められるが、姿を消す。ダークエルフは長寿なので、生きていれば、おそらくまだ若々しい姿のはずだそうだ。

セレイも「同じ剣士として、ぜひ会ってみたい」と目をハートにして語る。


とにかくその戦いの後に、王都では防壁を二重、三重にも重ね、魔法も進歩してきたので、今では魔女が攻め込んできても十分に向かい撃てるとのことだ。


あれは、本物の魔女だったのだろうか。

謎めいてはいたが、「災厄」と呼ばれるような存在には思えなかった。



それにしても…

腹が痛い。

尻が痛い。


最初は歩かなくて済む!ありがたい!

と思っていた馬車での移動だったが

シートは、木製のベンチで座り心地は悪い。

道は、石畳で舗装されているとはいえ、

アスファルトとは程遠いでこぼこ道だ。

ゆえに、馬車はなかなかに揺れ、

その衝撃は、固いベンチを通して

無慈悲にも

俺の満身創痍の尻に、襲いかかる。


王都がどんなとこか知らないが

宿だけはちゃんとしていてほしい。

多くのことは望まない。

清潔で、よく眠れるベットと

ウォシュレット付きの

水洗トイレと、柔らかい

ダブルのトイレットペーパー。

それさえあればいい。

それでいい。それだけでいい。


こっちに来てから

常に便が緩い。

腹が痛い。

肛門周りがヒリヒリするぜ!!


ずっと馬車、狩、キャンプ暮らしをしているので

当然と言えば当然か。


水は、マタック村の川の水をまあちゃんの

四次元ポケットにしまってあり、

煮沸して飲んでいるので問題はない。はずだ。多分。


ただ、

石鹸もないし、衛生面はよろしくない。

食生活も、肉、水

謎の穀物(王都の騎士による提供)

これらを食べてばかりでいることも

俺の体調に大きく影響しているだろう。


そして、察しのいい読者諸賢におかれましては

お気付きの方も多いと思いますが


今、俺を悩ませているのは、

トイレ問題だ。



マタック村のトイレは実に清潔で

ほとんど悪臭はしなかった。

この世界のトイレは

元の世界のトイレよりも

ある意味、清潔で

美しいものだろう。


背が低く、幅広な壺のようなものに

用を足すのだが、

その壺の底は見えない。匂いもしない。

闇よりも深い黒で、ずっと見ていると

吸い込まれそうになる。

排泄物は、音もなく穴の中に落ちていく。

問題なのは、ここからだ。

普通この世界の人間は、どんなに魔力が弱くても

光玉の力を借りて、水を呼び出し

ウォシュレットのように洗い流し

濡れた尻を即座に乾燥させることが

可能らしい。

少し魔力のあるものなら、光玉などなくても

そのくらい片手でこなしてしまう。

あいにく俺には、それができず

いつも、手近にある葉などで拭いている。


相当深いところに下水管のような

ものが伸びているのかと思いきや

セレイの話によると、どうやらそうではないらしい。


オマルの暗い穴がどこに通じているのかは

現時点で結論は出ていない。

つまり

排泄物の行方は謎のままだそうだ。

実は、光玉のその作用機序に関しては

未知の点が多く、近年まで

「人の王が神の寵愛を受け賜ったもの」

として、光玉は人の思いに呼応し

奇跡を起こすもの、とされていた。

この場合、

「排泄物、臭うからどっかいけ」

という人々の純粋で切実な思いに

光玉が呼応し、神が奇跡を起こしているのだと

納得しているらしい。

うん、納得するな。


学者たちも、長年のテーマとして

「暗い穴の謎」について

研究を続けているようだが

その成果は芳しくなく、いまだに仮説の域を

出ない。


いや、自分たちが使っているトイレの仕組みの研究で

成果が出てないって・・・・。

学者頑張れ。


学者たちの間でも議論が分かれているようだが

一説によると、排泄物は亜空間、もしくは

異次元に転移しているとのことだ。


それを聞いた我々の脳裏に恐るべき

未来が展開した。


「また、向こうで会おうぜ、親友」

「ああ、死ぬなよ」


そういって

オマルの中に飛び込む

成人男性2名。


元の世界に戻るまでに

汚物にまみれて帰る。

元の世界で出会って

お互いの無事を喜び合い、

乾杯するものの、その笑顔には

どこか哀愁が漂う。

2人の男は

何も触れず、何もなかったことにして

静かに酒を飲む…


そんなエンディングはごめんだ。

ウンコまみれで現世に戻り

カッコつけて酒を飲んでも

いろんな意味でクサイだけだ。


いつもはポーカーフェイスのまあちゃんも

流石にその話を聞いた時には

思いつめた顔をして、冷や汗をかいていた。

そして、生唾を飲み込んだこう言った。


「最終手段だな・・・」


と。


バッドエンドを避けるべく

俺たちの戦いは始まったばかりだ。


しかし、戦う前から俺は

負けてる節もあり、

すでに戦意を喪失しかけている。


「あ、あの・・・」

馬車の中で、手をあげる


「またか・・・」

セレイがため息をつき


「おい。馬車を止めろ」

御者は無言で馬車を止める。


「ごめん・・・。」

セレイと出会ってから3週間が過ぎ

流石に打ち解けて、

お互い敬語は使わなくなった。


俺などは

ご覧の通り、腹痛に悩まされ

茂みで用を足す回数が増え

「疾風銀杏」

という二つ名を

もらうに至った。

これも親愛の現れであろうと信じたい。


最初は、初めての野外プレイに

そわそわしたものだが、

今では、速やかに物陰を見つけ

極力柔らかそうな葉を見つけ

然るべき処置をけつに施す。


しかし、完全な処置ではないため

なかなか拭ききれず、

若干の好ましくない

匂いを漂わせる羽目になる。


「なんだか銀杏のような匂いをいつも

 漂わせているな」

セレイはそういって、

あからさまに嫌な顔をして

鼻をつまんだ。


そうして、

周囲が

ようやく匂いに慣れた頃

先ほどのように、

おどおどと手をあげて

馬車を止め、再び新鮮な銀杏の匂いを纏うことになる。

銀杏の脅威は人々が忘れた頃に何度でも蘇るのだ。


そうして、一時期は、

険悪なムードになり、

誰もが口を閉ざしていた。

ていうか、鼻の息を止めることに専念し

口を開くと、息継ぎが苦しくなるから

誰も口を開かなかった。


ある日まあちゃんが

野外プレーを終えた俺に労いの言葉を

かけてきた。


「さすがけんちゃんだ。

 回数をこなすごとに、

 用を足すスピードが速くなっている。

 さながら疾風のごとく用を足し

 疾風とともに、銀杏の匂いを纏いし者」


まあ、要するに

世界一いらない解説役となり

真顔で俺のことをいじってきたのだ。


「なるほど。

 『疾風銀杏のケンジ』

 ・・・と、いったところか」


などと、

セレイは無駄にシリアスな雰囲気を

醸し出しつつ、しょうもない二つ名を

付けてきた。

「・・・と、いったところか」

じゃねーだろ。


まあちゃんは川の水を召喚し

洗い流しているようなので

俺のように銀杏の匂いを

撒き散らすことはしない。

クソ!どこまでもスマートな男だよ!

クソ!クソだけに。


ああ、しかし流石に俺自身

銀杏臭を纏い続けるのは辛いので

あとで、まあちゃんに頼んで

川の水を召喚してもらい

身も心も洗い流さねばならない。

非常に弱い立場にいる。


・・・と、まあ

そんなわけで

敬われる要素がなくなったので

敬語を使われる機会が自然消滅してしまった・・・

と、結論づけると悲しくなるので

この3週間の間の

セレイとの関わりについて語っていこう。

そして、その関わりの中で、

お互いに徐々に距離を縮め

気の置けない友人となった。

ということにしておこう。


まずは馬車の中でとにかく

この世界の話を聞いた。


もちろん

狩人についても聞いた。


どうやらこの世界では

狩人はアイドル的な存在らしく

狩人たちの魔獣狩りの様子は

光玉によって映像化されて

王都の人間の娯楽として

提供されているらしい。


そこで、人気の狩人には

二つ名が付けられるらしい。


セレイが俺にさらっと二つ名を

付けたのもそうした背景がある。

王都の人間は、

不名誉な二つ名を友人につけて

いじり倒す文化があるようなのだ。

ロクでもない文化だ。


ちなみに

セレイにも狩人現役時代の

二つ名を聞いてみた。

今にして思えば

これが、セレイとの距離を縮める

第一歩となったのだ。


セレイは、二つ名を聞くと

待ってましたと言わんばかりに

その由来まで、聞いてもいないのに

長々と語ってくれた。


「え、私の二つ名か。

 そうだな。私も狩人として

 なかなか人気を博していたからな。

 もちろんついたさ。


 私は、先の戦いで見せた通り

 あのクロフォード様より授かった剣技と

 炎の魔法を駆使して戦うスタイルでな。

 至近距離では右手に持った剣に炎を纏わせて、魔獣を斬り、焼き払い

 敵が距離をとれば左手から放つ強力な炎で

やはり、敵を焼き払う。

 

 そういう容赦のない戦い振りを見て

 王都の民は次第に私のことを、こう呼んだよ。


 『ボーボー燃えるよセレイちゃん』

 

 私の場合、その愛らしい容姿と相まって

 ちゃんを付けてくれたらしいな。

ふっ…」


最初の凛々しい印象は吹っ飛び

「自分大好き、ちょっとアホの子セレイちゃん」と

俺の中で、セレイの二つ名が決まってしまった。


心の中で思ったことを飲み込む癖が

しっかりついてしまった俺も

流石にこの時は

お腹が土砂崩れを起こしかけていたのもあって

心の声も全てダダ漏れになってしまった。


「えーと、どこから話せばいいのか・・・

 まずさ、『あのクロフォード様』とか言われても

 誰?って感じだし。

 『先の戦いで見せた通り』って、大して注目して見てないからね。

 愛らしい容姿と相まって・・・とか

 それ自分で言っちゃダメなやつだし

 そもそも、なんで、そんな二つ名を

 満更でもない感じで気に入っちゃってるのか、

 謎なんだけど。」


上記のセリフを

早口でまくし立てるとセレイは

「え、あ、そっか、いや・・」と

守勢に回って、目が泳ぎだした。

どうやら、守りに入ると途端に弱くなるタイプらしい。


返答を待たずに

俺は御者に言った。


「ごめんなさい。

 ちょっとトイレに」


トイレから戻ると

セレイが凛とした表情を取り戻し

馬車の前で、仁王立ちして待ち構えていた。


「ケンジ殿。先ほどの貴君の疑問に答える

 妙案を思いついたぞ」


そう言って、木刀を投げてよこす。

投げられた木刀は緩やかな

弧を描いていたが、急なことだったので

「あっ」と、木刀を手でつかめず弾いてしまった。かっこ悪い。

慌てて、木刀を拾い上げ、なかったことにした。


セレイも「あっ…」という顔をしていたが、

すぐに表情をキリッと引き締め

「さあ、構えろ。

 私の二つ名の意味、思い知らせてやる」

セレイもなかったことにしてくれた。

アホだけど優しい子だ。

しかし、俺に言い負かされたことは、根に持っているらしい。


なんで、こうなる・・・。と思いつつ

一応構えてみる。


「行くぞ!」

そう言って、

セレイが一足飛びに間合いを詰める

あの大きな犬みたいな魔獣なんか、

比べ物にならないくらいに速い。

右手の剣が煌めきながら横薙ぎに一閃

木刀でなんとか受け止める。

凄まじい衝撃を感じた次の瞬間

炎が爆ぜて吹き飛ばされる。


「あっつ!」

ものすごい熱量を持っていそうだ。

髪の毛が焼けた匂いがする。

周囲の空気が焼けているのか

ガスバーナーよりも激しく

剣が炎を纏い、ボーボーと唸っている。

木刀には、焦げ跡1つついていない。不思議だ。


たまらず、後ろへ飛び下がり

間合いをあけようとすると

すかさず、セレイが左手をかざし

「炎よ!悪しき銀杏の匂いを纏いし者を

 灰塵と化せ!」

もうちょっとましな詠唱はないのか

てか、灰にする気かい!


左手が強い光を放ったかと思ったら

ボーボー言いながら

炎の渦が襲いかかってくる


こええええ。

ものすごい熱波が押し寄せてきて

思わず目を閉じてしまった。

すると、ボーボーの音は消え

目を開くと

炎は消えていた。


まあちゃんの瞳が

遠くで赤く光っている。

魔法無力化の力を使ってくれたらしい。

「そこまで」

無表情で、言われるその言葉は

有無を言わせないものだった。


「セレイ、やりすぎ」

まあちゃんが冷たく言い放つ。


「はい、ごめんなさい」

セレイは秒速で謝った。


「けんちゃんにごめんなさいだよ」

と穏やかにゆっくりと諭すように

まあちゃんはセレイに声をかける。


セレイは

こちらに向き直り

「ごめんね」

と半泣きで言ってきたので


「いいよ」

と反射的に答えてしまった。

「あ、あの。僕も、意地悪なこと言ってごめんね」

と、いうと

セレイは「うえーん」と泣いてしまった。


ここは小学校か。


教師役たるまあちゃんは

遠くを見ながら呟いた。


「ああ、帰りてえ…」

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