~登場人物紹介(一章【ユウタと神樹の村】)~
登場人物紹介です。
~神樹の村の人とその関係者~
──ユウタ(15)──
身長:166㎝/体重:57㎏
神樹の村の近くに暮らす少年。癖のある黒髪に琥珀色の瞳をしていて、睡眠時間が極端に少ないためか、目元には濃い隈がある。右腕に二頭の蛇が絡み合い、その頭部を短刀が突き刺した刻印がある。普段はそれを包帯で隠している。
幼少から師である老人に鍛えられ、武具や体術に秀でており、氣を操作する業──氣術を得意とする。
神樹の村の騒動があり、嫌われ者であったが村を愛していた。壊滅と共にハナエを連れてリュクリルへと移住し、一ヶ月後に見送られながら旅に出た。
旅の服──
裁付袴、足袋と草履。脚絆を脛に巻く。襷で袖を引き絞り、竹笠を被った黒一色の和服姿。背嚢を背負う。武装はトードが選別に打った一振りの小太刀と、刃を仕込んだ三尺の紫檀の杖。
──────────────
──ハナエ(15)──
身長:158㎝/体重:42㎏
神樹の村、その村長の娘。翡翠色の瞳に肩まで伸びた金の髪をした美少女。左耳の辺りで髪を軽く結っている。
十歳の頃からユウタと交流があり、幼馴染のような存在。彼に好意を抱いているが、上手く伝わらずに悶々とした日々を送っている。
神樹の燃焼以降は、リュクリルの町でドートとミオの夫婦に引き取られ、静かに暮らしている。
──────────────
──ギゼル──
身長:185㎝/体重:84㎏
褐色肌に左眉の上に切り傷があり、頭頂で髪を纏めている。
神樹の村の守護者の一人で、村人からの信頼も厚い。主に短刀使いとして知られ、幾度となく侵略者を撃退した戦歴を持つ。娘を愛しており、その身を第一に考え、村を捨てる。
ユウタとの戦闘の後、不審死した。
──────────────
──カナエ(14)──
ハナエの妹。村と共に死亡したとされる。
──────────────
──ダイキ──
神樹の村の村長。ユウタを忌避している。
死亡した。
──────────────
──老人──
ユウタの師であり育て親。
何事にも関心が薄く、しかしユウタへの愛情は深かった。十数年前に神樹の村を訪れて定住し、村と交流しながら、最期はユウタに看取られて静かにこの世を去った。
氣術の達人とされ、彼の評価は、守護者を全員束ねても敵わないとされる。
──────────────
──ギゼルの娘(14)──
幕間で初登場。
父と同じ褐色肌に、赤銅色の瞳。亜麻色をした長髪をポニーテールにまとめている。
神樹の村からギゼルに連れ出され、リュクリルで生活を送っている。
ユウタに恋心を抱いており、消極的なためにハナエの存在に焦っている。
リュクリルから旅立つユウタを、最後に見送った。
──────────────
──トードとミオ──
リュクリルで鍛冶屋と呉服屋を営む夫婦。二人を迎えてくれた恩人。
ユウタの旅立ちを援助したりした。
──────────────
──逃走者・二人──
神樹の村の守護者で、ギゼルの手を逃れた者。
ユウタは村の壊滅に、裏で糸を引いていた首謀者と疑われている。
読んで頂き、本当に有り難うございます。
「続きが気になる」、「面白い」、「何これ」と思った方は、ブックマークなどして頂けると嬉しいです。執筆への活力へとなりますので、宜しくお願いします。
次回も宜しくお願い致します。