ハナエの笑顔/ムスビの悲憤
更新しました。
赤毛の騎士は、愕然とその様子を見ていた。
この見目麗しい少女に、通過する町の中でも、公然と愛を口にして口説きにかかった。自身が今まで目にした女性の中でも、際立って目を惹かれ、心の底から求め欲してしまうのだ。
ハナエ──リュクリルの町娘である。
絹のように滑らかな金の髪は、左で軽く結われている。その儚い翡翠色の眼差しは、どんな人間も心を乱されてしまう魅力があった。玲瓏な美貌は、すっと微笑んだり、ほんの些細な所作だけで誰もが見惚れた。
ロブディまで随伴し、その護衛を務めたのは、単なる偶然だった。神樹の燃焼した現象の調査として派遣された視察団に衛兵として付き添い、その帰路にて通過するリュクリルの町人からの嘆願を請け負ったためである。内容は、あの一族の“趣味”と世間で隠喩される宴会の招待だ。
これには顔を顰めたが、しかし、護衛対象の娘の顔を見て、気構えが一気に反転した。
現れたハナエに、唖然とする他に無かった。
化粧をしている訳じゃない、着飾ってもいないというのに、それだけで絶世とまではいかずとも万人を獣に変えてしまうような美しさがある。立ち振舞いは礼儀正しいが、時折見せる子供の顔に誰もが自然と懐柔されるのだ。
道中で、完全に惚れてしまった。
だから、彼女をいっそ、ロブディに到着する前に口説き、何処かへ駆け落ちしてしまおう。そうすれば、あの一族の悪辣な“趣味”の毒牙にかかる事もない。ハナエがその場に立てば、即座に彼等の視線に留まる。
しかし、肝心のハナエや町人は真相を知らず、外の世界に触れる好機だと、彼女を推し進めたのはまだ良い。だがしかし、幾ら自分が積極的になっても、彼女の意中には常に一人しかいない。
楽しそうに、その人物について話していた。それがすぐに恋慕だとは察したからこそ、少し腹立たしく感じる。
無事にロブディに着くと、最後の一押しと、婚姻の約束を結びたいと愛の言葉まで語ったが、ハナエは困惑した笑みを浮かべるだけだった。もう、返答が何なのかも容易に想像が付くし、それが現実となる事も理解している。
そんな中、周囲の中に紛れてこちらを窺う一人に、ハナエが視線を止めた。その一点を凝然と見据えていて、何事かと尋ねようとした直後、見えぬ手に押されたように駆け出す。その背を呆然と見詰めるしかなく、更にはその方向に向かって嬉々として走る姿を止められはしなかった。
× × ×
「ユウタっ」
嬉しそうに、心の底から湧き出た幸福を滲ませて、少年の名前を呼ぶ。飛び付いた胸に顔を埋めて、その背に回した腕を堅くする。その光景は恋人と再会したようだった。
抱き着かれた本人は、両腕を上げて硬直している。密着する相手を、ただ驚愕に言葉を発せなかった。二ヶ月ほど前に別れた幼馴染の登場がもたらした衝撃が、あまりにも強かったのである
「この子が……ハナエ?」
ムスビは、少女の顔を少し矯めて眇めた。確かに、ユウタから聞いた事がある。実際、目の前にした時、言葉以上の感情を懐いた。誰彼構わず、訊かれた途端に過剰なほど話して、一人で感慨に耽る彼の気持ちを、ようやく理解できた気がした。刺客として、常に旅先で奔走していたユウタ。その鋭く殺伐とした空気を、一瞬で和ませて、ただの少年へと戻してくれる存在。
いつもハナエと比較され、その度にムスビへと嘲弄的な言動をするユウタに、今まで感じていた不満も霧散した。
これは──凄い。自覚もなく、ムスビは独り言を口にした。
ハナエも漸う落ち着きを取り戻して、反応を心待ちにしていたが、幾ら経っても無言なユウタに顔を上げた。揺らいだ瞳に、彼の顔が映る。
まるで心臓に剣の刃先を押し当てられて戦慄した兵士みたいに、顔面を蒼白にして目を見開いていた。
そして直ぐ様、ハナエの肩を掴んで、鬼気迫る表情で問い詰めた。何の事なのか、全く理解できない彼女は、ただ急変した彼に恐怖した。
「どうして…どうして、こんな場所に居るんだ!?」
「と、トードさんが良い機会だって…」
「ッ……」
息を呑んだユウタが、絶望に顔を歪める。
弱っていく握力に気付いて、ハナエは彼の手を自分の両手で包み込むと、花の咲き誇るような笑みで笑う。
「会えて良かった」
それがあまりに眩しく、ユウタは目を伏せる。
ユウタがどうしてここまで動揺したのか、この現場で唯一、理解の色を示しているのはハナエのみだった。旅先での再び会えたというのに、素直に喜べない理由は、故郷の森を出て別れたものと同じだ。
ユウタはいま、旅の途中である。何処へ行っても、戦いに明け暮れる生活を送る。騒動の中心となってしまう故に、身近な人間は危険に晒されてしまう。だからこそ、ハナエをリュクリルへ置き去りにした筈だった。
この地で、きっと何かが起きたのなら、間違いなくハナエを傷付ける。今年の春、そして神樹の炎も、結果的にユウタが原因だった。首謀者であるゼーダとビューダが、自分も関与している出来事。そこでハナエにも被害が及んだことが、今ユウタの胸にある自戒の起源だ。
静観していたムスビが、おずおずと歩み寄った。ハナエは初めて彼女の存在に気付いたように身を強張らせている。どう説明して良いのか判らず、言い淀んだ。
「あー…その、あたしはムスビ。こいつの、旅の相方?かな…」
ハナエはぎこちなく会釈して、笑顔を取り繕った。明らかに無理をしているにも拘わらず、場の空気が澄んでいくように錯覚した。
「はい。ガフマンさんから、お聞きしました」
「げっ…あのおっさん…」
ガフマン、の名を聞いて苦々しげに視線を逸らす。彼がリュクリル出身で帰省したということを失念していた。
まだ遠慮がちではあるが、ハナエが一礼した。それに慌ててムスビは手を振って、その顔を上げさせる。面と向かって人に頭を下げられる、という事が無かったから、あまりにも驚いたのだった。
「ユウタが、いつもお世話になっています」
「え、ええ、全くよ」
「おい、待て。何それ、普段の苦労は僕の方が凄いと思うんだが」
流石にそれは違うと口を挟むユウタを、まるで汚物でも見るようにムスビが睥睨した。迷惑を被っているのはこちらだ──双方が一歩も譲らずに主張している様子を、ハナエが寂しげに見ている。
話に聞いていた通り、本当に仲が良い。ガフマンから、シェイサイトでの彼等の活躍を聞いていたハナエは、ムスビが羨ましかった。自分にはない“強さ”がある。ユウタを傍で守り、一緒に歩くことを許される力。ハナエはそれが無かったから、置いて行かれた。
ユウタがこれほど、心を開いている。それが何よりもの証左だ。
「あたしの身になって考えなさいよ」
「それは僕の台詞だ。君の恋人役なんか苦痛にしかならないし、何より今はっきりしたのは、やっぱりハナエの方が素敵な女の子だ」
ユウタの堂々とした賛辞に、ハナエが顔を赤く染めた。初々しい反応を見て、顔を緩ませる衆目にも気付かず、公然と言い張るユウタに遠慮はない。遠くで動けずにいる赤毛の騎士も、呆れていた。
いっそ清々しく言ってみせた彼に、ムスビは腕を組ながら笑った。
「何よ。じゃあ、ハナエの恋人役でもやれば?」
「それはハナエに失礼だ」
「えっ?ゆ、ユウタ?」
間髪入れずに返したユウタの言葉に忘我する。実際に嘘は言っていない。本音をそのまま切り出したために、彼に後悔は微塵もなかった。その傍で、何よりも落胆した彼女を見ずに胸を張っている。
しかし、ふと振り返ったユウタの眼差しが、剣呑な刃物の如く炯々とした物へと変わった。赤毛の騎士は、自分に向けられていると察して立ち上がる。ユウタが放つのは明らかな敵意だった。
「ハナエ…あの人、誰?」
「ジーデスさん。本職は王国の騎士様なんだけど、今回は特別に道の護衛として、わたしをここまで守ってくれた人」
「道の途中で、何かされた?都合が悪いからと、秘密を強制されてない?」
「心配してくれてありがとう。でも大丈夫よ」
朗らかにハナエは笑った。ユウタが仕込み杖の柄に伸ばした手を引くのを見て、ムスビが胸を撫で下ろす。彼ならば、町中でも場合に拠っては相手を切り伏せてしまうだろう。
ジーデスと紹介された騎士が、ゆっくりと進み出て、ユウタの前に立った。静観な顔立ちと高い鼻梁、凛々しい眉をしている。体格は上背で、ユウタより高い。腰に佩いた長剣は鍔の部分が複雑に絡み合った蔦のようになっていて、持ち手を守るように出来ている。その頭髪と同色の甲冑は、普通の騎士が装着している銀の鎧とは異なって目立つ。
先程まで地面に膝をついて落ち込んでいたのが嘘だと言わんばかりに、胸を張っている。
ユウタは冷然と敵愾心を隠さずに、ジーデスの瞳を見据えた。
「ジーデスだ。ハナエの護衛を務めさせて貰っている。彼女からは、同郷の友人だと聞いていた」
友人の部分を強調するような語気にも無反応なユウタに、ジーデスはおかしい、と内心で首を捻った。これならば、大抵が恋敵に対して何らかの感情を示す筈なのに。予想が外れたと考え、目前の少年を分析する。
体格差のある相手に対しても物怖じする仕草は見られない。肩幅ほどに足を開き、片手に紫檀の杖を上腕に沿わせるように持っている。
東国の血があるのか、少し伸びた癖のある黒髪は後ろに結われ、後れ毛がうなじの辺りで巻いている。前髪は後ろへ撫で付けられ、晒された黄褐色の肌の額に琥珀色の瞳、薄い眉とあどけなさの残る端整な少年。目元は漆でも塗ったように濃い隈があり、鋭い視線と相まって体格に似合わぬ迫力を出していた。
彼の傍に立つ白髪の少女が、杖に忍ばせた手を引くその挙動に、安堵の表情を浮かべていたのを見て、恐らく彼の得物がその杖であることを見破った。そしてそれが、不用意に近付けばジーデスが倒れていたという確信の下にある物だと悟って身震いする
「ユウタです。ハナエが大変お世話になりました」
「ああ、一応確認するが、君は彼女とはただの友人、だね?」
「うわー、空気がギスギスするからやめてくれるかしら」
二人の火花を散らす様子に、ムスビは嘆息せずにはいられなかった。ユウタの明瞭な警戒心とジーデスの挑発的な態度が絶妙に噛み合うことで、空気を緊張させている。
ムスビはちらりとハナエを盗み見て、首を傾ぐ彼女にそっと耳打ちした。
「ハナエ、何とかしなさいよ」
「え、ええ?わたしが、ですか?」
「あんたを取り合ってるのよ。ジーデスに奪われるんじゃないか、って注意してんの」
「ま、また、そうやって皆さん、からかうんでしから」
頬を少し膨らませながら、満更でもない顔のハナエに、ムスビは謎の苛立ちを覚えた。自身でも理解できないが、何か癪に障るものがある。
しばらく睨み合っていたが、ユウタが振り向いてハナエに質問した。わざわざ正対している男に聞かず、彼女を選択した態度からは意地が感じられる。無視されたジーデスに、ムスビは面白さに笑いを噛み殺した。
「この町に来た、その理由って?」
「あれ、もう解ってるんだと思った」
「まさか、縁談?その為にこんな山奥まで…」
「違います!だから、わたしは自分が決めた人としか結婚しません!」
「……いるの?」
「………います」
「ハナエなら振り向かせられると思うけどね。まさか君って、感情の機微に疎い男を好む傾向があるのかな」
「…ほんっとにそうね!ああ、もう!それなら苦労なんてしないのに!」
ユウタの胸を殴るハナエと、全く理解力が乏しい本人は首を捻っている。もはやムスビでさえもが、同情にため息を深く吐いた。彼女の性格を見て、恋愛対象の傾向の例なんて無い筈である。きっと、ユウタが初恋で、今もずっと続く想いなのだ。
完全に食い違っている認識を正そうにも、ユウタ自身が気付かねば意味がない。時に見せる彼の頑固さが、それは勘違いだと否定するだろう。
誰が見ても、相思相愛。しかし実際、ムスビはリィテルでの彼の吐露を聞いて、解らなくなった。
「話が逸れた。この町へ、何をしに来たの?」
「昨日到着したんだけどね。えと…?ジーデスさん」
ハナエも上手く理解できていないらしく、ジーデスに説明を求める。彼はその無知に横へ首を緩やかに振って呆れながら、本来なら彼女自身から聞ける筈の言葉を代弁した。
「このロブディに住まう「カルデラ一族」の当主に催される宴会だ。そこには西国の中から、美々しい男女が抽選されて、招待されるのだ。他にも、冒険者が参加を許されている」
「えっ、ハナエってそんなに有名なの?」
「あんたが所構わず、自慢するから誰かの耳に入って噂されたんじゃない?大体、冒険者の間でも、あんたが知られてるくらいだし」
「ぼ、僕の所為なのか?」
「ユウタ、その、自慢するほどじゃないから、やめてくれない…?」
ハナエの言葉に、ユウタが目を見張った。彼自身の感じたハナエの素晴らしさを語っている事には自覚があるらしいが、それが一体どれ程の熱を込めて語っているかまでは無意識のようだ。
「その宴会で、気に入れられた者が妻として、或いは夫として迎えられる。これは、半ば強制的だ。権威ある者のなせるわざだ」
「…ハナエが高確率で娶られる…!」
「い、いや、そんな事ないって」
「トードさんとミオさんの生活か、それとも知名度ある一族との未来か」
「ゆ、ユウタ。わたし嫌だよ」
「出席しなければ良いんじゃない?」
ユウタの提案に、ジーデスは嘲笑した。浮かべられた卑屈な表情に、ムスビが片方の眦をつり上げる。どうやら、そう簡単にいく話では無さそうだ。
元より、すべて把握しない上で、こんな場所まで足を運んだハナエが悪い。ユウタもそれを咎めないし、ジーデスも彼女の可愛さあまりに盲目になっている。
「それが出来ない。既に招待状を見せて、町に入ってしまったからには、門兵が外へは出してくれないだろう」
「つまり、門兵を切り伏せれば良い訳か」
「やめなさいよ、あんた本気でやりそうだから。来て早々に問題を起こさないでくれる?あたし、ダンジョンをゆっくり回りたいの」
「だ、大丈夫。わたしなんてきっと、高名な方の目にも映らないから」
ハナエの発言に、全員が沈黙した。
× × ×
昼時には、宿屋で一室を借りて、荷物を置いた。
ユウタはベッドに腰掛けながら、横にある書見台に頬杖をついて、沈鬱な吐息をもらす。無自覚なのが瑕だと、その顔が物語っていた。
ムスビは相手にするのも面倒で、黙々と作業していたが、ふと手を止めた。
よくよく考えれば、いま自分はユウタと同室である。シェイサイトでは、ガフマンとユウタが同室で、ムスビは一人だった。リィテルでは町長の屋敷で寝食をしていたため、セリシアと共に寝た。その際、遠慮したサーシャルについては深く考えなかったが、こういう事か。
ユウタと共に泊まるのは、これが初めてである。自然と同伴者を同室にしてしまったが、年頃の男女が部屋にいるのだ。
ベッドは向かい合う壁に二つ設置されて、中心に書見台があるだけ。
荷物を整え終わり、ベッドの上で四肢を投げ出しながらそれに気付いて、居心地が悪そうに何度も寝返りを打つ。
「ムスビ」
「ひゃいっ!?」
思わず奇声を上げて反応する。ばっと跳ね起きて、ユウタへ勢いよく振り向いた。その挙動不審な彼女を訝ったが、用が先だと判断した。
「カルデラ一族の宴会、僕も参加しようと思う」
「なっ、なんで?」
「彼らに、その本について問うチャンスだ」
ユウタが指で差し示したのは、ムスビの背嚢の上に安置された異様な本。強固な錠前で、完全に中身を封印されている書物を一瞥した彼女は、両脚を抱いて、膝頭に顎を隠した。
「そ、そうね。でも、そしたら危険じゃない?」
「え、何で?」
「む」
ムスビが眉を顰める。
彼女も、自分の容貌が上等なものだと自負している。振り向かない異性はいないと豪語するだけあって、それなりに男から好意を寄せられたことで諍いにも巻き込まれた。
それなのに、ユウタはムスビが逆にカルデラ一族に見初められる危険性を全く考慮していない。元より、そんなものが無いと前提としているように。ハナエの時には、然るべき常識の如く、真っ先にそれを危惧していた。
確かにユウタとハナエの関係は微笑ましい。このまま続いて行けば、いずれ結ばれるだろう。それに関して、何も思わなかったムスビだったが、こどうにも釈然としない焦慮が内側で蟠っている。
「あたしが、カルデラ一族に、結婚を申し込まれたら、どうするの?」
すると、一度虚を衝かれた顔をした。
「……ああ、そっか。そういう事もあるのか」
いま納得したユウタに、ムスビは更に不機嫌になった。
「でも、それなら万々歳じゃないか?」
「は?」
「だって、西国でも政界に力を持つほどの一族だよ。ジーデスの情報だと、美男美女が多いし、君の好みに最適なんじゃないか?」
「なによ……それ……」
「それに、<印>の事なら任せてくれ。奴等は、僕が必ず成敗するから」
自信満々に語るユウタに、言葉を失って憮然とする。今の言葉は純粋にムスビの幸せを願っているが、見方を変えると彼は旅の相棒にムスビが居なくとも戦えると言っているのだ。それが胸の内側で谺して、悲しい気持ちになった。
気付いた時には、ムスビはベッドを叩いて立ち上がると、対岸のベッドに腰掛けるユウタへと歩み寄り、その横っ面を叩く。平手で打ち抜かれて、彼は後方の壁に叩き付けられた。
振るった手の痺れも意に介さず、涙目のムスビは、しばらくユウタを睨んだ後に部屋を出ようとする。
ユウタは慌てて止めようと身を乗り出した。
「付いて来ないで!」
鋭く制止する声に止まる。
背を向けたまま、ムスビが扉を開けた。
「宴会のある夜までには帰るから」
そう残して、扉の向こうへ姿を消した。
取り残されたユウタは、その場に再び座って、叩かれた頬を押さえる。熱を帯びて、疼痛が断続的に顔面を走る。
「な、何だったんだろう?」
結局、ムスビの真意を知らぬまま、夜までユウタは部屋で待機した。
今回はアクセスして頂き、誠に有り難うございます。第四章は、内容が少々重くなる予定で、二章や三章より少し長くなります。
次回も温かく見守って頂けたら幸いです。




