登場人物紹介(五章【ミシルと罠師の糸】)
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~ラングルス~
──ミシル(14)──
身長:155㎝/体重:44㎏
浅黒い肌に、長い黒髪を結って肩に流していた。片眼は見えない。胸当てに数本の短刀を武装し、さらにはカーゼから貰い受けた『罠師の糸』を操る。
元はラングルスの第三区の地下組織【鷹】に遣わされ、ユウタを暗殺しようとしたが返り討ちに遭い、彼の強さに憧れて付いていく。元は貴族の出身であるが、両親を暗殺したカーゼの姿に刺客を目指すようになる。
八咫烏襲撃でカーゼを喪うが、ユウタと共にムスビを救出すべく行動する。アレオを糸で首を切った際は、ユウタさらも慄然とさせた。
騒動の後、ロブディに居るカリーナへと、ユウタの推薦で護衛の任に就く。
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――カーゼ(69)――
身長:165㎝/体重:57㎏
白髪がわずかに残った禿頭に、左の顔を斜に麻布で縛り、法被を着る老人。ユウタの師とは旧知の仲であり、暫し行動を共にした盟友でシュゲンとも交流があった凄腕の刺客。一見態度からは解らないが、ミシルを愛娘のように育てている。
百以上もの八咫烏を相手に罠と『糸』で総数の大半を仕留めたが、ミシルを庇って致命傷を受ける。駆け付けたユウタ達とミシルに看取られながら死亡した。
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――アレオ(??)――
灰色の頭髪と眼鏡をした魔族の男。殺人鬼で人を快楽で殺める。ムスビを殺そうと、呪術師と結託したが、最後にムスビの魔法によって返り討ちとなり、わずかな力を振り絞ったがミシルによって止めを刺された。
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――ワバト(37)――
元ニクテスの出身で、テイの父親。【鷹】の中でも恐れられる呪術師で【傀儡遣い】の二つ名を持つ。
ユウタを仕留めるべくアレオと協力するが、彼に撃退された末に瓦礫の下敷きとなって死亡した。
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~組織【鷹】~
――ジン(15)――
身長:172㎝/体重:72㎏
ムスビの幼馴染で、獣人族の生き残り。短く毛先の跳ねた藍緑の髪と凛々しい眉と整った顔立ちに黒の瞳。頭部にはムスビと同じ耳が生えており、一見して美少年と称しても遜色無い容貌。
<印>による殲滅を逃れ、ベリオン大陸に航ってからムスビと離れて以来、【鷹】を組織して<印>への復讐を目的に動いていた。
ムスビと再会してからは、指名手配者である彼女を匿った。
ユウタとは別行動のムスビと首都を目指すこととなる。
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――ウェイン――
長六尺の体躯と緑の総髪で、背には短い刺又を携え、右の顔に大きな裂傷の痕があり、頭皮の辺りが少し削げている。
ジンが信頼を寄せる部下だったが、アレオから遣わされた間諜。最後にジンを殺害しようとしたが、返り討ちになる。
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――マギト――
腰に輪状に纏めた鎖の両端に錐状体の突起のある鉄球を提げ、背を丸めた小柄な中年の男で、薄紅の口紅を塗っている。
ムスビの護衛として、最後にアレオの攻撃を受けて死亡した。
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~クェンデル山岳部~
――ドン爺(????……)――
クェンデル山岳部に住む小人族。ドゥイとジンシの親方で、長い歴史の中でヤミビトの剣を打った鍛冶師。アキラには期待をこめて剣を打ち、その弟子であるユウタの剣を鍛えた。
全員が旅立った後、工房を焼いて静かに逝った。
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――ドゥイ(20)――
身長:109㎝/体重:??㎏
筋肉が隆々とした猪首の小人族。大きな戦鎚を操り、主にドン爺の世話や町への仕入れ番を務める。森に侵入したユウタを撃退しようとするも、カーゼに捕らえられてしまう。
その後はユウタと協力してムスビを救出。
彼らが旅立ってからは、麓の工房でドン爺に教えられた鍛冶を新たな弟子と共に営む。
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――ジンシ――
ドゥイの同胞で、槍を使う。天候の観察者で山を見回っている時、八咫烏の襲撃を受けて死亡した。
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――弟子――
ドゥイの弟子。
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~八咫烏~
――ミキト――
【鷹】への情報提供者である烏。
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次回(2018/6/4(月)更新)、第六章――第一部完結の章です。
ここまで書き進められて、ほっとしています。これからも頑張ります。
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次回も宜しくお願い致します。




