用語説明
まとめ
用語説明
・『世界』
例外のない衆合概念。
現実から赤子や無機物の妄想、創作まで全ての『世界観』と、それに付随する平行世界、多次元世界、現在過去未来が該当。
なお、人類では言語化不可能な物理法則すらない場所や時間、外宇宙までもを内包していて、時間軸的にも空間軸的にも平行世界分岐的にも∞の概念。
・因子
『世界』の全ての根源たる『万象の点描画』の基本色。
上記のように言うと、『世界』を色付ける基本色のこと。(赤、青、黄、黒、白みたいなもの)
『世界』は須くこれらから構成されており、どれをどのバランスで受け取り自身を構築したかで性格や本質が決まる。
細かい分類や権能、ランク付けはあるもののこの話ではしばらく関係ないので割愛。
もし続くならいつか出てくるはず。
ちなみに『時間操作』はこの中の1色を担当する。
・異能
自分の操作できる『因子』を使って『自分の思い通りの世界に一時的に塗り替える』こと。
・因子位階
因子操作の練度。
操作出来ない『設計』
操作できる『覚醒』
がある。
その先があるらしいとも…
・因子第一位階『設計』
因子でできてはいるが世界の塗り替えは行えない位階。
あらゆる存在が該当。
ほとんどの人物がこの位階で生を終える。
だが、決して悪いという訳ではなくこの以外はその名の通り『設計』段階の位階。
つまり、如何様にも自分を変化させることが出来る柔軟な位階で、狂信者でしかなれない『覚醒』位階に比べたら遥かにまとも。
ここの位階の人物は一般人で良くも悪くも『頭のいい』位階。
この位階で得た『渇望』、『思想』によって『覚醒』位階で発現する異能が決まる。
歪値0。
・因子第二位階『覚醒』
自身の『渇望』を元に『自分の望む世界で今ある世界を塗りつぶす』ことが出来る位階。
異能使い。
今こうして平定し生を享受している身でありながらその『世界』より、『俺の考えた最強の世界』の方が良い、と心から思い、狂信しそれを展開できる狂人のみが該当する位階。
ほぼ全員が独自の『渇望』、『思想』をもち、それは基本的に世間に受け入れなれないもの。
これは、ありふれた渇望では『否定』されにくいため反骨的に『渇望』が高まり『狂信』まで至ることが難しいから。
ただ、ありふれた『渇望』でも想いの強さで『覚醒』することはある。
『覚醒』者は良くも悪くも『一本筋が通っている』ため、誰かの言葉や行動程度ではその思想を変更させることは出来ず、だからこそその『渇望』が根底から崩れ去り自分の『矛盾』を自覚してしまうと大幅に弱体化する。
しかし、上記のよう『受け入れなれない願い』を『渇望』として持っているため『正論』や『現実』をいくら提示したところで『そんなことは考えた、知ってる、わかってる。でも、それでも俺は変わらない』奴らばかりである。
頑固者。中二病者。狂人。
まともじゃないヤバいヤツら。
だからこそ戦闘能力は高い。
狂信度合いによって出力差があり、比較的まともなやつから本気でヤバいやつもいる。
歪値1~99
・歪値
狂信度合い。
『渇望』の強度とも言う。
ざっくり戦闘力。
『異能』同士の『相性勝負』が成立するのはこの値が±5以内の相手のみ。
値が6違えばまず勝てない。
能力無効化だろうが時を止めようが『そんなの関係ない』とばかりに上から押しつぶされる。
なお、借り物の渇望や異能を使っている場合は安定しないこともある。(託羽(星遺物との同調率最低)、宗介(ある子の覚醒能力を無理やり借り受けて使用しているの))
・恩恵
『覚醒』者の『異能』の範囲内に入りその『塗りつぶりた世界の常識』によりまるで異能が使えるようになるもの。
正確には異能ではない。
借り物の力で、自称神により提供されるもの、ステータスなどは須くこれに該当する。
『覚醒』には絶対に勝てない。
あまりに歪値が低いため相性が問題であったりジャイアントキリングが成立したりする『画面ばえ』するお遊戯の異能。
歪値0~0.999999...9
・詠唱
自身の『渇望』を元にした祝詞を唱えることで一時的に『歪値』を上昇させる技能。
祝詞は考えている訳ではなく無意識に浮かんでくる。
故に本質は『出力強化』であるのだが、祝詞の影響で『渇望』がかなり全面に押し出されその方向性での出力強化になる。
よって実質的に『必殺技』を出すためのもの。
歪値上昇+1~10
・シルヴィ
託羽が『自分のいた地球』に帰るための方法を探すために転移した典型的な『魔法と剣の世界』。
ただし、歪値の高い『覚醒』位階の人物が多かったり何かと不自然に『レベルの高い』異世界。
魔法、スキル、ステータス、神が存在するらしい。
・機界
託羽が未来転移させられた遥か未来の星。
『因子』の本質を見つけた1人の先導者によって他の宇宙を侵略、『覚醒因子』を簒奪し『既に覚醒した因子で自分の因子を塗りつぶすことで覚醒位階に強制的に目覚める』機械、『星遺物』を制作。
数十年前の機械の反乱により人はほとんど全滅している。