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紡がれた青春  作者: ノベルのべる
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校外学習XVII

 田口さんは天体観測が始まる前に体調を崩してしまったらしい。もともと体が弱く、担当医は彼女が校外学習に行くのをあまり良しとはしていなかったらしい。それでも田口さんがどうしても行きたいと言い張るので、許可を出したそうだ――少しでも体調がすぐれなくなったら、病院に行くことを条件に。

 理恵さんは、田口さんから今回の約束について聞いたらしく、私はいけないから、できれば代わりに行ってきてほしいと頼まれたらしい。田口さんが病院に搬送される直前まで、理恵さんは田口さんのそばで見守り、その後、約束の場所にやってきたそうだ。

「……そんな……田口さんが、病院だなんて」

 茫然自失の田辺へと、理恵さんが言葉を掛ける。

「……大丈夫だと思うよ。少し無理しただけだって本人も言ってたし」

 ――後、確認なんだけど、

「あなたは、田辺くん、でいいのかな」

 どうしてそんなことを聞くのか分からないといった風ではあったが、田辺は首を縦に振った。

 ――これ、紗江から君に渡すように言われたから。

 彼女は懐から、『田辺君へ』と書かれた一枚の便箋を取り出した。

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