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紡がれた青春  作者: ノベルのべる
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校外学習Ⅻ

「さっきのすごかったね! 成功率ゼロ%のミッションをクリアするだなんて。感動!」

 両手を胸の前で組んで感動に打ち震えている様子の秋月を横目に、俺は違う感情を抱いていた。おそらくだが、今回のミッションはもともと二人にクリアしてもらうように仕組まれていたのではないのかと。例えば、洗剤の濃度をあらかじめ薄めておいたり、あるいは垂らす洗剤の量を少なめにしたりなどすることで、表面張力をそれほど低下させないようにすることができる。もしくは、そもそも今回の実験は今回のためだけに準備されたものであり、今まで一度も実施されたことがなかったから成功率ゼロ%だという可能性だ。まあ、いずれにせよ、二人の仲を上手く近づけることができただろうし、科学館側もショーが盛り上がって何よりだろう。これがいわゆるウィンーウィンな関係というものだろうか。

 とにかく、これで俺たちの科学館での役目は終了だな。

 しかし、この後のことを考えると憂鬱だ――山登りだぞ、山登り。体力は小学生の女子にも劣る自信がある俺が山登りだと! いや、小学生女子に失礼だな。

 山登りにおける水分補給は大切だという言葉を思い出し、近くの自販機で俺はペットボトルに入った水を購入した。

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