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不沈空母 赤城改  作者: 立体プリン
8/31

ファーストブリーフィング/自己紹介

PVが900超えました ありがとうございます


※修正情報 2/28 5:25※

最後のお爺さんのセリフに 名前と年齢を追加しました

***** 赤城改・第一食堂 *****


 「やあ、みんな揃ったかい」


ワイや、岡やで

ハンバーガーを食い終わった頃、

飛行甲板で会った 頼り無さそうな兄ちゃんが来よった

おっ、ワイの方 向きよった


 「岡隊長、全員居るかい?」


言われて周囲を見回す。よっしゃ小隊全員おる


 「はい。航空隊全員おります」


相手が優男だろうと上官は上官や。努めて敬語敬語や


 「それじゃあ移動しようか。みんな付いてきて」


そう言われて 小隊総出で移動開始や

で、行き着いた先はやね


 『映写室』


さっきも来たよな。ワイ

先ほど会った特務少佐殿と敬礼を交わす

中に入ると 知ってる面々と 初対面の御仁がおった


みんなドラゴンさんやろか? 4人が一塊ひとかたまりになっとる

じゃり・・もとい 風使いの子と 道場で会うた子と 炎使いのお兄さんと

黒髪のえろう べっぴんさんのお姉さんもおる

このべっぴんさんもドラゴンさんなんやろか?


それとは別に【なんで軍艦に?】てな感じの二人の人物・・じんぶつでええんやろか

小さな女の子と 軽く60は超えてそうなおじいちゃんがおった

ただこの二人、めっちゃ耳が尖って・・・いや 長いな。どこの国の人やろ?


ぞろぞろと小隊の面々が 映写室内の椅子に腰を降ろすと


 「じゃあ見張りお願いします」


と、参謀殿が特務少尉に命令した。お願いっぽいけど命令だよな?

特務少尉殿が扉の外に出ると


 ガチャン


てな感じで扉が閉まる

扉が閉まりきるのを待ってたのか 参謀殿が喋りだした


 「それでは説明を始めます。まずは自己紹介から・・・

  僕が秋葉尾 拓、みんなが参謀と呼んでる者です

  僕は70年以上未来から来た 皆さんと同じ日本人です」


未来人? そこ笑うトコなんか?

小隊の面々は ザワザワと騒ぎ出す


 「はい皆さんお静かにーーっ 質問はあとで受け付けます」「(シーーン)」


参謀殿の言葉で全員が静かになる


 「紹介を続けます。こちらの4人は みなドラゴンです」


そう言って参謀殿は 4人の居る方を指差す


 「まずは・・・風使いのソヨギちゃん・・・には みんな会ったよね

  その次が 土と雷使いのトドロキ君、炎使いのユラメキさん

  水使いのセセラギさんです」


黒髪美人のお姉さんは やっぱドラゴンさんなんやな。姉御って感じや。

あれ、トドロキ君 刀はどした? 今は持ってへんけど普段も持ってへんのかな

じゃり・・・もとい ソヨギは 涼しい顔して座っとる

ユラメキの兄貴は 筋肉モリモリ言わせて 何やらポーズを決めとる。なんやの?


参謀殿は 耳の長い二人を指差して続ける


 「このお爺さんとお孫さんは エルフ族で ドラゴンさんと合わせて

  違う世界の住人ですが 他にも多くの異世界からの人が当艦に乗っておられます」


再びザワザワ


 「おっほん・・・」

参謀殿はワザとらしく咳払い。黙れと言う事やろ。再び静まる

そして今度は 耳長のお嬢ちゃんを指差して 高らかに宣言する


 「そしてこのエルフの女の子は シルちゃん。エルフ国の王女様です」


エルフの女の子は 椅子の上に立ち上がり えっへんポーズを取る

別に 王冠や真珠のネックレスがある訳でもあらへん ただ

清潔で簡素な服を着ているだけの女の子や。


どこかのお姫様と言われてもなあ・・・・・ピンと来ん

で、なんでそのお姫様が 空母なんぞに乗っとるんや?

参謀殿は続ける


 「それと僕、秋葉尾 拓は帝国海軍・特務大尉であると同時に

  エルフ国・宰相さいしょうでもあります。まあシルちゃんの後見人と思って下さい」


未来人で日本人で特務大尉で宰相さんかい?

んーー分からん


 「紹介はここまでです。次にこの艦についてですが

  皆さんが乗り込んで来られたこの赤城改ですが、軍籍は帝国海軍になりますが

  船の所有権はこの王女様にあります。つまり少々武骨ですが王宮でもあります」


そこまで言うと 参謀殿は一同を見回し


 「ここまでで質問がある人?」


皆我先にと手を上げる


 「じゃあ岡小隊長」


ワイが一番手や。


 「異世界とか色々聞きたいんやけど まずなんで姫さんが軍艦に乗っ取るんや?

  もっと安全な所におったらええがな」


そう聞くと 参謀殿は苦笑いして答えた


 「もうエルフ国に安全な場所は無いんだ。ドイツに侵略されてるからね

  日本国内でもスパイが居る可能性があるから ある意味洋上が安全と言えるね」


ワイがもっと聞こうと手を上げようとした時や

エルフのお爺さんが


 「ふむ、ワシから もっとさかのぼって説明しよう

  長い話になるから みんな楽にしてな

  ワシは【ジージ】と言う。歳は600歳を超えとるが

  エルフならこれくらいの長生きは普通じゃぞい」


それから爺さんは延々と語り始めた。

では次回以降、赤城改が建造されるまでの回想を予定しておりますです

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