EP:4 決闘〜大ゴブリン〜
俺が鞘から剣を抜くと、大ゴブリンはより一層警戒を強めたのか、なかなかこちらへ突撃してこない。
「来ないならこちらから行くぞ」
このままだとキリがないので俺は剣を構え直し、一気に大ゴブリンとの間合いを詰めた。
ふと左の方から殺気を感じた。どうやら大ゴブリンが腕を振り下ろしたようだ。とっさに俺は剣でその腕を切り落とそうとした。
「しまっ——!?」
その大ゴブリンの丸太から繰り出される一撃はとても剣一本では防げそうになかった。
案の定、俺はそのまま吹き飛んだ。
しかし二つの幸運が俺を守ってくれた。
一つ目は剣のおかげで多少ダメージは押されられていたということだ。
そして、二つ目は俺が吹き飛ばされた先に先程斬ったゴブリンやスライムのしがいがあったことだ。死骸がクッションになってくれたおかげでおれは衝突の衝撃を免れた。
俺はすぐに立ち上がり、剣を構え直した。目の前にはいつの間にか大ゴブリンの巨体。そして先程同様、腕から繰り出される一撃
「二度は食らわんぞ。」
そう言い、俺は躱し、カウンターを放った。俺が放った一撃はゴブリンが振り下ろした腕に直撃し、そして、大ゴブリンの腕を二つに切断した。
「ギャァァァァッ!?」
大ゴブリンは痛みに顔を歪め、悶え苦しんでいた。
「さあ、覚悟はできているな?」
ニヤリと口角を上げ、俺はゴブリンを更に斬り裂いた。
うーん、なかなか難しいですね。早く慣れたいです笑