八十八巻目前編 歴史を作る所なのですよ
今日は、量が少なくあれなので前編とします。
後編と、次回の話は明日投稿します。
あと、今月ぐらいから23時投稿に変更しています。
ただ、たまに忘れて21時になるときもあるのでよろしくお願いします。
聖地は壁で囲まれていて、壁の内側からはかすかながらも音楽が聞こえてくる。今いる場所が自分でも確認できないくらい秋葉原から遠い場所に来ていて、周りには駅周辺にある大きなビジネスビルというものはなく、どちらかといえば小さな雑居ビルが乱立している。
壁は厚さがかなりあり、もしこの壁を壊すとなるとかなりの時間と労力が消費されることhあ必須だろう。さっきは神様と話を合わせるために、さも自分が聖地について知っているような口ぶりで言葉を返してしまったが、事実俺はこの場所、聖地に来たことがないので、これから何が起きるか不安で仕方がない。しかしながら、この神様が俺をここまで連れていってくれた中では、俺にとってはいいことしか起きていない。だから、不安に思うことこそが一番無駄なのかもしれない。逆に考えて、この不安に思っている時間を楽しむことも大事なのかもしれない。
しかし、楽しむにしてもここが何なのかを知らないとやはり不安でちょっと精神的に来るものがある(なぜだかは良く分からないけれども)。だから俺はその不安を解消するために神様に、「ここは、一体何の建物なんですか?」と尋ねてみた。
外は駅から離れても依然騒がしく、熱気がむんむんとしている。最初のうちは少しつらいが、慣れてくると快感を覚えてくる。変な快感は、悲しくなるだけだな。
「さすが生贄殿、お目が高いですね」
何がお目に高いのだろうか?
そんな小さな疑問が、神様の言葉を聞いた後俺の頭を支配した。しかし、そんなものはちっぽけなことだった。
「ここはですね、歴史を作る所なのですよ」
その言葉を聞いても、俺はまだ理解が出来ず不安を解消することは出来なかった。不思議なことだが、むしろ不安が増えてしまった。なぜだろうか?
とりあえず、明日はこの話の後編から始めます。
ロリポップの歌詞も作ってみたいと思います(錯乱)




