八十二巻目 一人はツンデレなので・・・
今日は眠いので、少なく書きました。
―――
聖地へと我ら一行は一歩一歩先進していく。さっきまでは、何だろうこのカオスな町はとかそんなことを思っていたが、要は住めば都と同じ感じで、少しだけでもこの環境に慣れてしまえば意外と楽しいもので、むしろこれぐらいの刺激がないとつまらないぐらいだ。カレーだっておいしいし、サブカルチャーもなかなかいいものだ。今までこう言った者たちに触れたことがあまりなかったから、なおさらだ。仕事柄、アイドルに世話をすることがあっても、自分から進んで見に行きたいとは思わなかった。むしろ、「なぜこの人達は、アイドルを見に来ているのだろうか」と少しばかり疑問に思うこともあった。その疑問は、今まさに解消された。いや、良く分かったよ。オタクというものが、ファン根性というものが。
「もうすぐ聖地につきますよ!」
神は俺に元気よくそう言ってくる。
聖地がまもなく俺の目の前にやってくる。聖地ともうすぐ直接対面ができるのだ。
これほど素晴らしいことがあるだろうか?
※※※※
「いらっしゃいませ~」
・・・。
「お客様何名様ですか?」
「にめいで~す! あっ、一人はツンデレなので優しくしてやってくださいね!」
「はい、承知いたしました」
・・・。一体どういうことだろう。
メイドに案内されて、私たち二人は席についた。机には水が運ばれてきて、メニューの紹介をしてくれている。犬はそれをしっぽを振りながら聞いているじゃないか。
カレーを食べに行くと思って、犬についてきた私がバカだった。カレーを食べに行くと言っているのに、なぜかメイドカフェに来てしまう犬と私。一体これはどういうことだろう。
一体これはどういうことなんだろうか・・・。
あと、犬は「一人はツンデレなので・・・」という謎の台詞を吐いた。これも一体どういことなんだろうか?
明日は頑張りたいです。




