五十八巻目 暴力とは、卑怯ですよ・・・
今日はすこし短めにしました。
ちょっと忙しかったので・・・映画を見なくては!
なんで信長様はこの時代に来てから、こんなに性格が変わってしまったんだろうか。昔はもっと威厳があって、かっこよくて、いい人で・・・なんで私こんなに信長様のことを考えているんだろ? 今までこんなに考えたことなかったのに、最近なんか事あるごとに信長様のことを考えてしまう。本当にどうしたんだろう、私・・・。
きっと、ジョンとか凛とかが私の性格までも変えてしまったんだ! きっとそうに違いないわ!
・・・そうだとしたら、さっさと元の性格に戻らないと。
※※※※
「ふふふっ、慣れる必要性ですか・・・」
「そうよ!」
ジョンが笑いながら言ってくるものだから、私自身すこしイラつき少しだけ強く言い返した。
少し間を開けた後、ジョンはようやくこの世界に私が慣れる必要があるということの理由を言い始めた。
「それはですね・・・」
「それは・・・?」
溜めている。ジョンがものすごく溜めている。ここで私はいろいろと詮索をしてしまった。後々その詮索はとてつもなく無駄だったことが分かるが、その時は「ここまでいうことを溜めているということは、もしかしたらものすごく重要なことを言おうとしているのかもしれない」と思っていた。まったく、今からしたら本当にどうかしてたよ。
ニヤッ、としてジョンは私の顔を見つめた。そして、じーっと見つめた後、ようやくために溜め溜めていた言葉を言った。
「特に、意味はありませんよ」
その言葉を聞いた瞬間、私はジョンの顔に拳をまた浴びせた。
「暴力とは、卑怯ですよ・・・」
「卑怯じゃないわよ!」
「おっ! 女言葉がしっかりと身についてきてるじゃないですか!」
さらに私は、もう一度ジョンの顔に拳を浴びせた。だけれども、ジョンは殴られてもなんだかわからないが、まんざらでもない顔をしていた。ちょっとこいつは、変な性癖があるのかもしれないな。これからはこいつに対して気を付けなければいけないな。この時代に来た以上、私も女なんだから男に対してはもっと気を付けなきゃいけないわね!
はぁ・・・先が思いやられるわ・・・・・・。
早く元の時代に戻りたいわ・・・・・・・




