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信長さん  作者: はいむまいむ
第二章 信長、人の下で働く
53/358

五十巻目 Tシャツに短パンだ

――――


俺の今の恰好は、Tシャツに短パンだ。最初はこの格好にかなりの違和感を感じていたが、最近ではこの恰好が定番になってきている。簡単に着れるし、楽だし、自由に動きやすいから大好きな格好だ。ただ、この状態で町に出ていいものなのだろうか、と少し思うところがあるがジョン曰く、「そんな恰好の人はそこら中にわんさかいますから大丈夫ですよ。ファッション、ファッション!」と言ってくれたので、今日はあまり服装のことをあまり気にしないことにした。

美希と一緒に外に出たわけだ、外に出るのはこの家に来てから初めてかもしれない。家からは外の世界を窓から少し見ることができるが、やはり物足りないところがあった。今日はそういったところもしっかりと見て補強したいと思う。

初めてこの時代に来た時は警察に捕まったからなぁ・・・。太郎は今でも元気だろうかな。ちょっとばかり気になるね。俺以外にも、この世界に来てしまった俺と同じ時代の人間はいるのだろうかな。


「・・・今日はいろいろと見回りましょうね!」


美希がかわいく言ってくれている。


「よろしくね!」


俺も元気よく返すことにする。今日は絶対に、最高の日にしてみせるさ。


※※※※


まったく、信長様にも呆れるものだ。何が仕事を探したいだよ。なんで仕事を探したいんだよ・・・。信長様は、ドスンと上に構えていなければいけない人なのに、そういう風にちょっとだけ甘っちょろい考えをもつから狙われるんだよなぁ・・・。あの時だって私が助けに行こうとしたらもう、ね・・・あれだったから。

もうちょっとちゃんとした性格、上のものに立つ人間の性格を持ってほしいものだよ。


「よろしくね!」じゃないわよ。たとえあなたがお願いしていることとは言え、もうちょっと上から目線で命令すればいいのに・・・全くもう・・・・・・。

とりあえず今日は、色々と案内してこの時代のシステムについて色々と覚えてもらって、いつかこの時代の上に立ってもらうことを想像してもらわないとね。

もし、信長様が上に立った時に良い役職に就けてもらえるように頑張らないと!

あと、ばれない様にしないと・・・。説明するの面倒くさいし。


※※※※

この前来た時は明るかったが、空の色はとても暗かった。この時代には夜がないらしいということをその時なんとなく理解したが、今は空が青く俺がもともといた時代と同じような昼間だった。やはり、青空というものは心を洗うね。かなり気分がいいものだね。最高だね!

そして、この前よりもしっかりと町の中を見ることが出来る。とても細かい部分まで見ることができるからとても楽しいね。


「しっかりとバイトの広告を探してくださいね」


バイト・・・つまりアルバイトというものを俺はするらしい。この時代には様々な雇用形態(つまり仕事をする方法だと思う)があって、そのなかでもアルバイトっていうのは雇われやす形態らしい。だから俺は、アルバイトをするんだ!

バイトの広告っていうのはたくさん掲載されているらしいからそれをくまなく見る必要がある。しっかりと見ないとな。


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