第二百三十六巻目 理解不能なメール
明けましておめでとうございます
今年もどうぞ信長さんをよろしくお願いいたします。
この中で俺が一番気になった情報というのが、「東京万博」というものだった。万博というのは俺が生きていた時代にはなかった物事だから、テレビで大阪、愛知の二つの万博についてやっているを見てすぐに調べた。その結果分かった事はなんとも面白いイベントだと言う事だった。
ただ、毎年の様にやるわけでもなく、毎回日本でやる訳でもないイベントで、日本で二回もやれたのは凄い事という風に理解していた。二回やった後もその時のエライ人が「万博やりたいなあ」と思って誘致をしているとは聞いていたが、まさかこんな時代でこんな風に出くわすとは思いもしなかった。
さっきのニュースでは万博の最終確認会合と伝えていて、来週の月曜日になると東京の新港区と言う場所で開催されるらしい。今回のテーマは『今と未来が人をつなぐ』。日本や世界からいろいろな企業、団体が参加するわけで、入場者予測も考えられない程多かった。
俺もぜひその東京万博に行ってみたいのだが、なにぶんこの部屋からむやみに出ることは死に直結してくる。ここは事態の収集がつくまでは己の欲求のスイッチをOFFにしなければならないな。
そんな風に言い聞かせて、落ち着いていたら、スマートフォンに一通のメールが届いた。中身を確認するとなんとも不思議な事が書いてあった。
『トウキョウバンパク/タイムズエリアニテ/108ゴウキデマツ』
片仮名と数字だけだが、意味は成している文だ。しかし、意味は分かっても理解は出来なかった。
怪しいメールだと怖いので差出人を見てみると、これまた不思議な人が差出人だった。
「・・・・・・杉原? 神様の事じゃないか」
秋葉原の神様にしてジョンの研究所で怪しい行動をしていた杉原さん。この時代にはいるはずのない彼からなぜメールが届いたのだろうか?
中央化学研究株式会社また差出人が杉原さんのメールが届いて、これまたさっきと同じような文面だった。
『スベテハ/チュウオウカガクケンキュウカブシキガイシャ/フジマキガモツ』
そして件名にはこう書いてあった。
『ライシュウノゲツヨウビマデニスベテヲアツメヨ』
一体全体なんの事なんだ?
体調がよくなり、良かったです




