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信長さん  作者: はいむまいむ
第六章 信長、消される
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特別編 東京スーパーカーショウの事件簿 第五話

12月の投稿は少し頻度が下がります

明日の投稿は休むかもしれません

休憩スペースに着くとそこには報道関係者らしい人達や、スーツをびしっと着こなしていかにも商談をしに来た人たちがうようよと動いたり、お茶を飲んだりしていた。


「どうぞ」 休憩スペースの人が、用意されていたパイプ椅子二脚をひいて、座りやすくしてくれた。


「どうも」 と言って、俺と偽美希は座った。


「案内スタッフの方ただいま一般入場の整理のためまだ席をはずしておりますが、あと一分ほどで参りますので、もう少々お待ちください」


全然待ってなどいないのだが、スタッフの人が懇切丁寧にお辞儀をするものだから少し悪い気がしてきた。だけれども、これが彼らの仕事なんだから何も言わないでおこう。


スタッフの人がいなくなると、偽美希が俺に話しかけてきた。


「なんだかすごいところに来てしまいましたね!」

確かにそうだ。ものすごいところに来てしまって、何だか場違いな気がする。


「早く案内すたっふなるものが来るといいですね!」

「そうだなぁ」


確かに、さっきまではそこまでこのイベントに対して楽しみというものを見いだせなかったけれども、会場の大きさやスタッフの人達の仕事ぶりやこれだけの関係者の入りようを見ると、興味が湧いてきた。車に対する興味なのかイベントに対する興味なのかは分からないけれども、どちらにせよ興味が湧いたことは良いことだろう。


案内スタッフでは無くて休憩スペース専用のスタッフの人が来てくれて、「本日はご来場誠にありがとうございます」と言ってお茶を配ってくれた。


「どうもありがとうございます」

「商談スペースの方は1番から12番ルーム、A出入り口より一般会場、B出入り口からは関係者専用会場に向かうことが出来ます。それではごゆっくりお楽しみください」


業務的な中にも、人間本来の優しさを感じることが出来る接客だ。本当にしっかりと育成されている。

ゆっくりとお茶を飲みながら、案内スタッフの人が来るのを待っていると肩をトントンと優しくたたかれた。

案内スタッフの人が来たのかと思い、後ろを向いてみると案内スタッフっぽいスーツをしっかりと着こなしている男の人がいた。


「もし、よろしければお話よろしいですか?」


この言葉から察するに、この人は案内スタッフではないようだ。


「なんですか?」

「いやぁ、ここにいられる方の中でかなり異質な方々だったのでお話を聞いてみたくなりましてねぇ……あっ! 勘違いされると困るので言っておきますが、別にここにいてはいけないって言っているわけじゃないですからね! ただ、スーツを着ていなくて、普通の服を着ているので気になったので……」

「まぁ、そうですよね」


なんだか、あれだけれども考え的には普通の考えだ。一瞬イラッとしたけれども、冷静になれば場違いなことに気づくよな。


特別編の方も少なくなると思います

いつもの方も少なくなるので、見捨てないでください

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