百六十五巻目 レストランへ
今日も繋ぎ回ですが、次回は確実に普通の回になります。
もう構成も練っています。
月曜日に投稿します
「まぁいいです。とりあえず言いますよ」
「お、おう」
「ただ、それを話にはもう何人かまとめて話をしたいんですよ」
「?」
ジョンはいつものうざったい笑顔をしながらそう言ってくる。
「ぜひとも、今この時代に存在している美希の存在とミスター鈴木にも同席をお願いしたいですね」
―――
ジョンにそう言われたので、とりあえず鈴木さんと偽美希を呼びよせた。鈴木さんのほうはとりあえず呼吸が落ち着いたようで、「さっきは大変だったよ」と俺に漏らしていた。
ジョンは俺たち三人が集まったら、「じゃあ、車の中に乗ってください。私はお昼を食べてから、家に帰ろうと思っていたところですから、せっかくですし皆さんでお昼を食べましょう! 私が全部持ちますから。というか、お昼まだですよね?」 と言った。
ジョンの言葉に一番感動していたのは、誰よりも鈴木さんだった。
「さすがジョン君だ。君は本当に素晴らしいアメリカ人だ!」
「ミスター鈴木。あなたはさすがですね」
どうやらこの二人の間には、何か特別な結び付きがあるようだ。南蛮人ぽさがないのが、鈴木さんで南蛮人なのがジョン。これがこの二人の違いなのかもしれない。今考えたら、この二人ウザい笑顔以外は結構性格似てるからな。
そして、俺たちは車の中に入り、ジョンが運転する神様とは比べ物にならないほど心地いい運転で、レストランへ向かうことになった。
―――
「おぉ、ここは楽園じゃないか!」
レストランにつくと、そこはバイキング形式の店で偽美希はそう言って、店員に席に案内された後、一目散に料理へと向かっていった。
「まぁ、今の美希を落ち着かせるためにここに来たんですけれどもね」
「ここであれば、美希君も落ち着くだろう」
やっぱり、考えていることは二人とも同じなんだな。
とりあえず、お腹がすいている俺と鈴木さんそしてジョンは料理を取りに行くことにした。




