百六十四巻目 なんか・・・・・・すまん
今日までは、全く展開がないです。
すっげぇつまんないです。
次回からは少しずつ新しい章らしくなります。
よろしくお願いします
「……はぁはぁはぁ」
偽美希が止まった場所に、着いた。そこまで遠い場所に入っていったわけじゃないから、字は知っても俺は疲れなかったけれども、鈴木さんはものすごく疲れてしまって息切れをしていた。こうは、言いたくないけれども鈴木さんも年なのかもしれない。
「大丈夫ですか、鈴木さん?」
「だ……大丈夫」
大丈夫じゃなさそうな大丈夫を言ってもらった。
偽美希はさっきクラクションを鳴らしていた車の窓に身を乗り入れて、なにやら車の中の人としゃべっていた。
「偽美希、何をしてるんだ?」
とりあえず、偽美希が何をしているのかを確かめるためにとりあえず聞いてみることにした。
「信長様、あのあれです!」
「あれ?」
言ってきたことはかなりあいまいな言葉だった。
「あれですよ! 昨日の奴が、この動くあれに乗ってるんですよ!」
「昨日の奴?」
ジョンのことなのか?
偽美希をとりあえず抱きかかえて、窓から車の中にいる人物を見ることにした。抱きかかえた際に偽美希が「のふぅ!」と変な声を出したので、あとで謝っておきたいと思う。
「あっ、ノブ。おはようございます。なんでこんなところに?」
「それはこっちが聞きたいよ、ジョン」
やっぱり、ジョンが車の中にいた。
―――
「聞きたいといわれましても、家に帰るところですよ?」
「車を止める場所なんて、あの家にあるか?」
「無いですね」
じゃあ、なんで車なんて運転しているのかを聞きたいが、それを聞いていても時間の無駄になるのでやめておこうと思う。
「ところで、ノブ。忘れないうちに話しておこうと思うのですが」
「?」
後ろの方では鈴木さんが息切れを続けていて、偽美希が背中をさすってあげている。「大丈夫だ。安心しろ、ここは安全だ」と、偽美希は鈴木さんのためを思って繰り返し言い続ける。ただ、それが鈴木さんに伝わっているかはわからなかった。
「昨日の、美希の件…あっ、あれですよ? 本物の美希のほうですよ」
「美希がどうかしたのか!?」
突然、美希の話をしだしたものだから、結構喰い気味でジョンに言ってしまった。言葉を受けたジョンは、びっくりした顔をしていた。
「あなたが、そんな風に喰い気味で言うとは思っていませんでしたから、驚きですよ」
「なんか……すまん」
「本当ですよ! もう少し心を落ち着かせてくださいね」
なんでこんな風にジョンに言われなければいけないんだ?
カクヨムにて男子高校生とメロンパンを書いています。
そっちの方もよろしくお願いします。
https://twitter.com/haimumaimu_mani




