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信長さん  作者: はいむまいむ
第五章 信長、受験生になる
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特別編 信長、回転寿司を食う

いや、アクセス数が3万を超えてしまったので特別編を書くことになりました。本当に見てくださっている方々、ありがとうございます。だけれども、皆さん照れ屋さんなのかもしれないけれども、ブックマーク登録と感想の数は伸び悩んでいますね……。

みなさん、どうぞよろしくお願いします。ブックマーク登録と感想を。


今回の話はアクセス数が三万を超えたお祝いとして、信長が寿司を食べます。コミケットの話を入れようとしたんですけれども、めんどくさくなったので寿司の話にします(深い意味はありません)


これからも、信長さんをよろしくお願いします。

カクヨムの方でもそろそろ信長さんを投稿します。あともう一つ、カクヨムの方で男子高校生とメロンパン病という作品を投稿し始めました。そちらの方もよろしくお願いします。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881558449 ←これがそのURLです

この時代に来てから俺はどちらかというとこの時代の文化ばかりに気をとられていて、食事もましなのを食べてきてなかった。ハンバーガー、牛丼、鶏肉の丸あげ。昔の時代だったら絶対に食べることが出来ないようなものをたくさん食べた。最初のほうは味が濃いと思って、周りで食べていた奴らのことをすこし「変わったやつだな」と思っていたけれども、何度かそういうものを食べているうちに段々と慣れていき、最終的には「素敵なものだ」という結果に落ちた。ファストフードというものだと知ったころにはファストフードは「安く、うまく、美しい料理」だという洗脳にあい、偽美希にもファストフードがこの時代において一番素晴らしい料理と教えた。偽美希はその教えを忠実に守り、後から来た奴らにもその教えを伝えていった。


そのせいかどうかは分からないけれども、ジョンが悲し気な顔をして俺に言ってきたんだ。


「日本人なのに……」 なんとも哀れんだ顔で俺を見てくるもんだから、一発拳を顔にぶち込んでやった。


「殴るとはひどいじゃないですか」

「殴られるようなことをするのが悪い」

「それは悪人の考えです」

「残念だったな、俺は大魔王なんだよ」

「そういえば、そうでしたね」


とりあえずジョンを自分でもよく分からない方法で納得させることが出来た。まぁ、いいだろう。


「ただですね、あなたも日本人だ。私の知っている美しい日本料理を知ってほしいですよ」

「日本人だといわれても、うまいものにうまいと言って何が悪いんだよ?」

「うまいものにうまいというのはいいとしても、あなたは上質な料理を知る義務があるんですよ」

「義務ねぇ……」


義務といわれてもなぁ。


「ノブ」

「なんだよ?」

「あなたには美しい日本料理を食べてもらいたいです」

「そうかそうか」

「だからですね、私がよく行っている場所に予約を入れますから行ってきてください。代金はカードを渡しますからそっちで切っておいてくださいね」

「おぉ、代金まで出してくれるのか。お前にしてはずいぶんと太っ腹だな」

「それほど、あなたに食べてもらいたいという熱意があなたに伝わってくれれば幸いです」


ジョンがお金を出してくれるなんて本当に珍しい。


「で? いつ行って来ればいいんだ?」

「今日行って来てください。あそこはスマホで簡単に予約できる日本らしい素晴らしいお店ですよ」


いったい、ジョンが思う日本というのは何なんだろう。



※※※※


「かいてんずし?」


店に着いてみるとそこはかなり大きな店で、食べ物らしきものがレールに乗って流れている。

よく看板をみるとそこには回転ずしと書いてあって、店内にある席は満席で席が空くのを待っている。その席が空くところに食べる用の席を作ればいいのにと思うのだが、俺がおかしいのだろうか?

ただ、予約をしている俺はそんなことを気にすることはない。席を待たなくとも、俺は食事をとることができるんだ。これこそ予約の効果といえよう。


「すいません、予約を……」

「予約の方は、機械で照会をお願いします」

「……」


機械って一体なんだよ。


※※※※


機械による照会は適当にやってみたら、奇跡的に照会に成功することができた。

そして、機械からなんか紙が出てきてそこには、番号が書かれていた。


そして、紙が出された後すぐに店員に紙に書かれた番号を言われ「お席をご案内します!」と元気に言われた。


そして、席についたあと俺は面白い光景を見た。


だって、席の横を食べ物がレールを流れてるじゃないか。こんなに面白いことがあるのだろうかというほど、面白かった。久しぶりに大きく笑いそうになったよ。


笑いを我慢して食事をとろうとしたけれども、残念ながら俺はこのかいてんずしのシステムを全く理解していない。だからこそ、俺は他の客をみてどうやって食事をとればいいのかを理解することにした。


「あはは! 回転ずしって楽しいね!」

「こら、花子! ちゃんと食べなきゃいけないだろ?」

「だって、お寿司が回ってくるんだよ!」

「そういうもんなんだから……」


どうやら、俺の考えっていうのは子供と同じようだ。


だけれども安心してほしい。子供とは違って、俺は学習する力はある。

どうやら、レールに流れてくる食べ物をとってそれを食べるようだ。かいてんずしというのだから、回転する寿司ということだろう。元々いた時代には、今流れているような寿司はなかったから、本当にびっくりだ。


「これが寿司っていうのか」


いつ出来たものかわからないけれども、不思議な食べ物だ。

生の魚の切り身を白い握り飯の上に乗せた食べ物というのは、なんというかすごい食べ物だよな。ビジュアル的にも。


とらえず俺は、オレンジ色のてかっている食べ物をレールからとることにした。


おいしそうかと言われれば、おいしいのかもしれないが、食べたことがないので良く分からない。魚なんて焼いたものしか食べたことがないからな。


それをどうやら、周りの客は机の上に置いてある醤油をこれまた机に置いてある皿にそれを垂らして醤油皿を作っている。

そして、そこに垂らしいれた醤油にこの寿司をつけて食べるようだ。


さて、さっそくいただくことにしようじゃないか。この寿司を。


手に取りやすいように作られた寿司は日本の技術の賜物だ。そして、それを醤油に付け口にはこぶ……。


「おぉ……」


これは中々なものだ。生魚特有の生臭さはあるものの、魚の脂の甘味、そしてそれを引き立てるような醤油の味が、美しいハーモニーを生み出していた。


「これはおいしいな」


そして俺は、回転ずしにはまってしまったんだ。


※※※※


「……ノブ。これは一体?」

「いやぁ、日本食というのはいいものだなジョン。こんどまた行って来ていいか?」

「自費で行って来てください。もう、こんなバカなことはしませんよ。美希を連れていかなくて正解でしたよ」


一回の食事で250皿食べたがそんなに多い方なのかな?


とりあえず、今度また回転ずしに行こう。




「―――それにしても、なんでノブはサーモンばかり食べたんでしょうね」


えぇっと、意外と時間がかかってしまったので話を無理やり終わらせました。


月曜日からは通常の信長さんに戻りますのでよろしくお願いします。

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