百五十一巻目 お前の名前を申してみよ!
とりあえずこの話から、新しい章に入ります。
さすがに、そろそろ書いてる本人も話がわけが分からなくなってきたので、一本総集編を出そうと思います。通常時に出すか、特別に出すかは未定ですが、すべてはポケモンGOにかかっていると思います。
家に帰った後、ふとスマートフォンを確認してみると監督や鈴木さんその他もろもろから今どこにいるのか、とか大丈夫かとかのメールが来ていた。監督と鈴木さん以外の人にはしっかりと「大丈夫です。ご心配をおかけしてすいません」と送っておいたけれども、やはりこういうメールで実感することがある。
やっぱり、今働いている職場はかなり恵まれていると思うんだ。ここまで人のことを心配してくれたり、もしかしたら人手が足りないから早く帰って来いっていう意味なのかもしれないけれども、それにしたって連絡をこうやってくれるのは本当にありがたいことだ。
そのメールの中に、鈴木さんからとどいたもので届いたメールとは一線ちがうものがあった。
『明日、どうせ休みだろ? 出勤時間と同じ時間にライブ会場に来い。話がある』
いつも温厚な、そしてかなり優しい鈴木さんがこんな風なメールを送ってくるなんて。
今回の一件があるし、もしかした怒られるのかもしれない。少しこわいな……
ただ、それよりも怖いのは。
「信長様、私めはどのようにしていたらよろしいでしょうか」
偽美希が俺のそば、つまりはジョンの家で生活を始めるということだろう。
美希の家に置いていくのも無理があるし、かといって外に出して置いたら最悪人を切りかねない。素性は分からないけれども、間違いなく分かるのは俺と同じ時代からやってきたということだ。ならば同郷者同士、生活していったほうがいいだろう。どうせ、ジョンは当分帰ってこないと思う。なら、なおさらいいだろう。
「とりあえず、今日は寝ようか」
「は!」
美希の格好をしてこんな暑苦しいのは、ちょっとつらいな。
※※※※
「おい、信長。この女、お前よりも相当頭が逝かれてやがるぞ」
「逝かれてる言うな、この猿が。こいつはぁ、中々の上物かもしれねぇぞ」
やっぱり、この人変わってるわ。こういうほかの人にはないようなところがあるから、私はついていったんだけれどもねぇ……。
「おい、女!」
私が、この人に関しての考えを改めて深めていると、この人は私に大きな声をあげた。
「この信長に、お前の名前を申してみよ!」
はぁ……この人はなんでいつもこんなに元気なんだろうな。未来の信長様は、少し未来に毒されてしまっているから、早く戻ってほしいな。
「私の名前は―――!」




