百四十二巻目 時空の訂正
ようやく……月曜日の分を書くことができました。
とりあえず、明日はいつも通り休みますのでよろしくお願いします。
月曜日はたぶん投稿すると思います。 よろしくお願いします。
「ま、まぁとりあえず落ち着いて聞いてください。私、人に大きな声を出されると死ぬほど、おびえてしまうんですよ……こうして喋っているのも奇跡みたいなもんなんですよ?」
なぜそんなことを疑問形でいってくるのかはよく分からなかったけれども、とりあえずそこからジョンのかなり長い話が始まった。
「そもそも私がこの時代に来た目的というのは、ノブ、つまりは信長を保護するためだったんですよ。なぜ保護する必要があったかといいますと、この時代に適応できる能力があるかとも思えませんし、さらに言うとこの時代で変に死なれても困るからです」
「ふむ」
「だけれども、保護をしていても私は職に就いていまして、その職というのが研究を主とする職なんですよ。だから、いつまでもこの時代にいてノブの保護をしていてもお給金をもらえないんですよね……」
なんかいきなりジョンの声が沈んだ。
「ただ、研究のために未来に帰ってもノブがいるので長期間未来にいることもできないんですよね。なので、この研究所を建てることにしたんですよ!」
「ほーう」
「そして、この研究所の目的というのは未来と過去を結ぶタイムマシンの耐久実験、改良研究を行う施設だと表向きだとそんな感じになっています」
「タイム……マシン?」
神様がタイムマシンという言葉に反応した。そういえば神様が何かそんなことを言っていたな。
「ただ、ジョン。表向きというのはどういうことなんだ?」
「やはり、あなたはそこに喰いついてきますか。さすがですね」
褒められているのか貶されているのかは分からない。というか、分かりたくもない。
「表向きというのは、未来の世界でこの研究所の説明をする時に発表するためのものです。しっかりとした嘘をつかないと、予算がおりませんからね」
どうやらこの施設は未来のどこかの組織の予算がおりているという事が分かった。
「ただ、そんな研究所で国でやる必要もないんですよ。そんな研究は未来であれば小さな会社でもやっていることですし、その気になれば個人でもやれることですしね」
こいつ、国の人間なんだ。
「だけれども、本当のことを言ってしまうと予算が降りるどころか批判を浴びてしまいますからね。お金をもらうには、しっかりとした正しいことをやるには少しばかり嘘をつく必要性があるんですよ」
なんか、ジョンの話が長くて眠くなってきた。
「この施設のほんとうの理由というのは、時間を元の軸。つまりは時空の訂正にあるんですよ」
そろそろ番外編を書きたいです。
新作もプロットが半分出来上がりました。この小説とは違う、しっかりとした作品になる予定です。
もし、出来上がったら投稿したいと思いますのでお楽しみに。




