百四十巻目 さっきの奴は誰だ?
つなぎの話なので、最近かなり文字数が少なくなっていますが、仕様ですから。
仕様ですからね! 許してください。
あと、やっぱり二話出すのは難しかったです。
土曜日に必ず……
「やはり、いつもの服というのは楽なもんですね」
肩を叩きながら、ジョンはそんなことを言ってきた。ただ、俺としてはまず解決しなければいけないことがあるので、とりあえずそのことについて聞いてみることにした。
「ジョン」
「そんな感じでいわれるのは久しぶりですね」
「はは、そうだな」
やっぱり、たとえ状況が状況でもジョンがこの調子だとこんな感じの会話になってしまう。なんだかうれしいような、このちょっとしたうざさが心地よいというか……。
だけれどもこの感じをゆっくりと堪能している暇はない。今は、とりあえず美希のことが最優先だからな……。
「それで、あなたが私の名前を言うということは、なにかしらのことがあるからなんですよね?」
「察しが早くて助かる。そういうところが、お前のいいところだよ」
「あなたはいつも上から目線ですね」
「ふん。なんとでも言うがいい」
上から目線か……まさに俺に似合う言葉だな。
「で、ノブは何が言いたいんですか?」
まぁ、とりあえずこう聞かれたことだし言うことにするか。
「一体、ここは何の施設なんだ? それとさっきの奴は誰だ?」




