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信長さん  作者: はいむまいむ
第四章 信長、学ぶ
153/358

百三十七巻目 俺の名前は言ったことないな

「くそ……。この俺がそんな風に言われるなんて」

「そのお前が全部悪いんだけれどもな」


あの会話の近くに近づくといろいろと厄介だと思うし、私が何ものなのかわからないし、私もこの時代がどういった時代なのか全く分からない。だから余計な混乱を生まないためにも、避けていかなければ……。


「あれ? そこに人がいねぇか?」


えっ? 私のことじゃないだろ。 だって、私からはそっちのほうは見えないし……。


「あら、ほんまや。女が見えるのう」

「わいは、お前と違って嘘はつかんからな!」

「なんやと!」


やだなぁ。なんか喧嘩をしているし、私も姿が見えているらしいし、このまま戻るわけもいかないし……どうしよ。


※※※※

「信長様、どうして、このようなところに?」

「えっ?」


美希のような姿をした人は、どうやら俺のことを知っているようで、名前にわざわざ様をつけて言ってくれる。少し気分がいいな。

だけれども、いったいこの人は何者なんだろうかな? 確かに美希のような姿をしているけれども、俺のセンサーがこの人は美希ではないと知らせてくる。このセンサーは自分の部下よりも信用できるセンサーだ。だから、このセンサーが違うというのであれば、違うんだろう。というか、信長様と俺のことを呼ぶ、この人を見ながら神様はなんだか変な顔をしていた。そして、神様はその人に向かって「信長様っていったい誰のことですか?」と聞くのだった。


そういえば、神様に俺の名前言ったことないな。


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