百七巻目 昨日のテンションじゃなければいいな
今日は区切りがいいので少なめです。
あと、眠いので少なめです。
「・・・痛いじゃないですか」
ふん。それだけのことをしたんだから、その痛みをかみしめるがいいジョンよ。
それにしても、コーヒーがないとしたら私は一体この眠い気分をどうすればいいんだろ。全く、ジョンを泊めなければこんなことにはならなかったのに、昨日の自分を呪ってやりたいよ。
コーヒー・・・・・・あとで自販機で買って飲むことにするか。
※※※※
電車に乗りこむと、朝ということもあって通勤客が多く目立つ。ある人は座席に座って新聞を読んでいたり、ある人は立ちながら眠っていたりしている。
見る分には面白いけれども、これがいざやってみろと言われたらちょっと嫌かもしれないな。
電車に揺られること数分。この数分の間俺は、いつもぼんやりとした意識の中で色々なことを考えてみたりするのだ。今、過去の時代ではどんなことが起きているのかとか、俺の刀とかはどうなっているのかみたいなどうでもいいことや、今日の仕事が終わったら何をしよう、休日はどうやって過ごそうか、とかのこれまたどうでもいいことを考えたりする。
今、俺の目の前には私服で何やら分厚い本を読んでいる青年がいる。眼鏡をかけているのだから頭が悪いはずがないだろう。
本か・・・。数分という短い間でも、本を読んで何か知識を得るというのはいいかもしれないな。
※※※※
電車に乗りこむと、朝ということもあってオジサン達がものすごい連帯感を醸し出している車内がある。そこの温度と湿度は、普通の人間であれば悪夢のような空間だけれども。慣れてしまうとちょっとこの空間が心地よくなってくる。
ちょうど今日は座席が空いていたので、私は座席に座ることにした。というか、オジサン達がたくさんいるのになんでこの空席に気づかないのかちょっと疑問だ。
座ってみると、前座っていた人の温もりが私の背中を包みこんで・・・何とも不快な気分になる。
この電車に乗れば大体五5~6分ぐらいで秋葉原につく。これぐらい近いと私もちょっとだけ心の余裕を持てる。もし遅刻しそうになっても、頑張れば間に合うからね!
今日も、いいことがあるといいな。
犬は、昨日のテンションじゃなければいいな・・・・・・。




