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FLO〜FREEDOM LIFE ONLINE〜  作者: ダルデレ娘
8/9

7話 テイム

起きてからとりあえず栞を除くと唯一の知り合いになる、ダーカに噂の真相をメールで伝え、できるだけ広めて欲しいともお願いしたら、快く引き受けてくれた。

あとはダーカと栞頼みなってしまう。

なんだか寂しくなるね…。


とりあえず今は強くなる事に専念しよう。

ロクに持ち物の確認もせず何時もの様に森さに向かった。


とりあえずの目標はビギナーウッドマンを回復アイテム無しで倒せる様になることだね。

<索敵>を展開させ手当たり次第にモンスターと戦ってゆく。

浅い部分の為か殆どがおばけキノコだ。

動きが単調なのと、HPが低い為か3体ぐらいなら同時に来ても余裕で勝てる。

おばけキノコとばかり戦っても仕方ないなのである程度モンスターを無視して中心部に入っていく。

この前のようにならない様に、途中気に印をつけているけど、コレって意味あるのかな?

少し奥に進むとビギナーウッドマンを発見。早速挑む。

ビギナーウッドマンの射程に入ると高速の枝が来る。

今回はコレを避けるように意識する。

一発目は回避失敗。バックステップで回避しようとしたけど距離が足りずに直撃。

一度大きく下がって射程外にでて、もう一度トライ、今度はしゃがんで回避しようとしたけど、しゃがむスピードが遅く顔に直撃、痛い…。

また射程外に出て一度回復。もう一度トライ。

今度はスライディングの要領で射程内に滑り込む。

よし、回避成功。起き上がらずに足払いの真似で、鎌を振る攻撃は当たったが切っ先が少し食い込んだだけで、大したダメージは与えられない。

ココで2回目の枝攻撃。今度は縦振りだったので横に転がり回避。

真横に落ちてきた枝が帰って行くのを追うように鎌を振り上げる。

鎌が追いつき枝に刺さる。そこから大鎌のアーツ<スラッシュ>を発動。<スラッシュ>は高速で鎌を振り下ろすアーツだ。

無理矢理枝ごと鎌を振り下ろす。かなり強引なやり方だけど、枝をへし折る事に成功。

何故かビギナーウッドマンは攻撃してくる枝が1本しかないのでコレで枝からの攻撃はほぼ0になった。

あとは近づき過ぎないよう距離をとりつつ攻撃を続けて撃破。

この後数回の戦闘の結果最後の1度だけ回復アイテム無しで倒せた。やったね!


それから森を探索するとハットを被ったネコを見つけた。

ヤバい、超可愛いよ。モンスターだけど倒したくない。というか仲良くなりたい。

<鑑定>を使ってみた。


ニャイト

HP不明 弱点 不明


ニャイトって言うモンスターらしい。

試しに近づいてみると、こちらに気づいたニャイトとが両手?をあげこちらに近づいてくる。

ヤバい、ホントに可愛い。思わずその場にしゃがみ、おいでーとしてしまう。

ある程度近づいてくると、ジャンプして飛び込んできた、テンション高く抱きしめようとしたら刺された。

ニャイトはいつの間にかレイピアの様な細く小さな剣を片手に持っていた。

痛い、それでもお構い無しに優しく抱き上げる。辞めろと言わんばかりに剣を振り回してくるニャイト、チクチクと色んな所が痛いけど、ニャイトの触り心地が良すぎて多少の痛みなんて気にしない。

そのまま頭を撫でたり頬ずりしたりと一方的に愛でる、愛でまくった。

結果フルであったHPがレッドゾーンまで突入してました。

そろそろ回復しなくてはとアイテムを取り出そうとするとなんと回復アイテムが無かった。

軽くヤバい、どうしよう。そんな事を考えてるうちにHPがあとニャイトの攻撃1撃分くらいになってしまった。

もうニャイトに殺されてもいいや、そう思い最後に頭を撫でる、それと同時にニャイトの剣が腕に刺さった。

その瞬間私は光の欠片になるのではなく、あるスキルを覚えた見たく電子音がなり、メッセージウィンドウが開かれた。そこに書かれていたのは…


『ニャイトをテイムしました。』


テイム?なんだそれ?とりあえずニャイトはいま私の腕の中で大人しくしてる。

スキルを確認してみると<テイム>が追加されていた。

とりあえずニャイトを話してみると、こちらにペコッと一礼した。


???


とりあえず死ぬのは免れたし、回復アイテム無いから街に帰ろう。

そうニャイトに手を振り帰ろうとすると、ニャイトが後ろをついてくる。

もしかして仲間になったのだろうか?

ソレだとめっちゃ嬉しい!

そのまま目印が役立ったので迷うことなく森を出たがニャイトはずっと後ろをついてきてる。

街に入るとニャイトは消えてしまった。

凄く悲しい。一体何だっんだろ…


ダーカが前に露店を出していた場所に向かうとダーカは同じ場所に露店を出していた。

「こんにちわ、ポーション10個頂戴。」

挨拶をして回復アイテムを買おうとするとダーカに質問された。

「よお、シロ。あの噂の真相は本当か?

一応知り合い全員に知らせはしたが…」

どうやら朝教えた事が半信半疑らしい。

「本当だって、実際私が死んで体験したことだし、あとポーションないの?」

気になるのは仕方ないが仕事はして欲しい。

「悪い、悪い。ほらポーション10個だ。1000コルな。

しかし、アレはお前さんの体験談だったのか。」

ポーションを受け取りコルを払う。

「私の他のフレンドが証人になるよ。私のグレー状態も確認した子だから。」

「そうか、わかった。とりあえずコレで一安心か。」

胸をなでおろしながらダーカが言う。

これが広まってみんなが信用してくれたら、ダーカの店も客が増えるだしね。


なんにしても早く悪い噂が消えて欲しいね。


閲覧ありがとうございました。

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