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死人とクチナシ〜死を悼む日と11の詩篇〜

遺言とゴールド

 不安が不安を呼ぶ決戦前夜。武器も持たずに居座ってヤってしまいそう。

 獲物は実に手慣れた45口径。ライターの代わりに使ってイってしまいそう。


 貴様の腕の黒いディーゼル、「失くしたまま」が一番善いのに。

 同じデザイン欲しがっているの。子供みたいな歯を見せて。


 場数がモノを言っても、慰めの報酬は隣で相槌を打つ貴様が「聴き上手」

 導き出した結果に、少しだって遺言は効かない。


 嫌いが嫌いを招いた結果、機雷原。視線を逸らして泳いでブッ飛ばされちゃう。

 御自慢のカワイイお顔でGUNくれて居たって知らぬ振り。何でも良いけどブっ殺されそう。


 Admiralなら見付からないのに、其処彼処なるユニオンジャックは。

 流行り廃りも満身創痍か。貴様には関係無いけど。


 立場が逆になっても、状況に変化は無い。無言でそれを飲み込む、口下手が許せない。

 招いたような結果に、少しだって遺言は効かない。


 何処が二人の終着点かも、そもそも何処で始まったのかも。

 何も知らずに息絶えてゆけば、自然消滅ワケないのに。


 白いシャツが血に染まる。ドス黒く濡れてゆく。何方かがそうなるのは必然なのでしょうか?

 パラベラムの9mmがこの胸を穿っても、死人のように奇麗にアナが開くわけじゃないのに。

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