遺言とゴールド
不安が不安を呼ぶ決戦前夜。武器も持たずに居座ってヤってしまいそう。
獲物は実に手慣れた45口径。ライターの代わりに使ってイってしまいそう。
貴様の腕の黒いディーゼル、「失くしたまま」が一番善いのに。
同じデザイン欲しがっているの。子供みたいな歯を見せて。
場数がモノを言っても、慰めの報酬は隣で相槌を打つ貴様が「聴き上手」
導き出した結果に、少しだって遺言は効かない。
嫌いが嫌いを招いた結果、機雷原。視線を逸らして泳いでブッ飛ばされちゃう。
御自慢のカワイイお顔でGUNくれて居たって知らぬ振り。何でも良いけどブっ殺されそう。
Admiralなら見付からないのに、其処彼処なるユニオンジャックは。
流行り廃りも満身創痍か。貴様には関係無いけど。
立場が逆になっても、状況に変化は無い。無言でそれを飲み込む、口下手が許せない。
招いたような結果に、少しだって遺言は効かない。
何処が二人の終着点かも、そもそも何処で始まったのかも。
何も知らずに息絶えてゆけば、自然消滅ワケないのに。
白いシャツが血に染まる。ドス黒く濡れてゆく。何方かがそうなるのは必然なのでしょうか?
パラベラムの9mmがこの胸を穿っても、死人のように奇麗にアナが開くわけじゃないのに。