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発動

「じゃあ、円のところに立って」

私たちは、神さまが言ったとおりに、魔法陣の円のところに立つ。

1人1円ずつの形になっていて、それぞれが複雑に絡み合っている。

あちこちに線も、大きな円も、さまざまな文字も書かれている。

それでも、円は1人が入るのにピッタリな大きさになっていた。

「それでは、行くよ」

覚悟はいいよね、と神さまが聞く。

私たちは、黙ってうなづいた。

そして、神さまは、聞いたことがない言語で呪文を唱え始める。

それも、ものすごいスピードでだ。

呪文が続くにつれて、魔法陣は白く光り輝き始め、そして、私たちはその光に包まれ、ついには意識を失った。

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