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覚悟
「じゃあ、私たち以外の友達とは……」
私が恐々神さまに聞く。
「もしかしたら、一から関係を立て直す必要があるかもな。でも、そうじゃないかもしれない。それは、僕にもわからない。君たちがどこの世界に飛ばされるかということにかかっているかね」
神さまは、簡単に言っていた。
でも、考えれば考えるほどこれからをしっかり考える必要があることが分かる。
「でも、きっと私たちのずっとずっと昔の祖先の人たちかもしれない人を助けられる。そうでしょ」
「そうであってほしいね」
神さまは、そう言いながら、紅茶を一口飲んだ。




