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友達
私の分のアイスティーと、友達の分のアイスコーヒーを、友達がとってくれた席まで持っていく。
「はい」
「ありがとー」
あの事の話はせずに、のんびりとだべる。
涼しい店内は、私たちが入ってから人がやってきたのか半分弱の人入りだ。
「あれー?」
その時、声をかけられる。
すでに友達は手を振っていて、誰だろうと思って私が振り向くと、栄養学部にいるはずの伊洛定子だった。
「お二人とも、ここで何してるの?」
「家が暑くて避暑中」
氷が融けたのか、からんと音を立てた。