過去回想の決意源起
えーと。なんとなく書いたものです。
一応、短編なのですが、このプロローグを入れたくて2話構成にしました。
反響があれば続きを書くかもしれません
生前、あの人はいつも言っていた。
「いいか。普通の生活で出会う少女には美人だとしても何かが足りないんだ」
「美人さんなのに?」
「ああ。神秘が足りない。
いいか?人っていうのは謎や精神的外傷があって初めて他人を惹きつけられるキャラクターになるんだ!!」
また、その友人はこう言っていた。
「……万君の弟君はいいですなぁ」
「大塚さん?なんで?」
「小学三年生の女子にはロマンが詰まっておるではないですか」
「……?ロマンって?かのうせいのことー?」
「じきにわかりますよ」
そして、生前。従姉妹はいつもこう言っていた。
「は~。あんたとはあそびたくはないわ……」
「お姉ちゃん?なんで?」
「だって、あんた可愛すぎるもん……
こんな可愛いショタっ子を成長させるなんて……そんなことを考えだしたら、ね」
全ては僕が小学三年生の頃までに聞いた台詞だ。その頃は危ない人たちだ、と漠然と考えて……いや。
高校一年の今、振り返っても禄な人々じゃなかった気がする。
でも、彼らがいた頃、我が家はとても明るく、僕も毎日笑って過ごせていた。
毎日のように廃墟を探検し。
毎日のように学校の同級生の話をあの人の友達にし。
毎日のようにため息をつかれながらも遊んでもらい。
その頃から友達は少なかったけれど、僕は彼らがいるからさみしい想いをしたことはなかった。
けれど、もう彼らはいない。
創られていた、笑顔溢れる空間はもう、ない。
あの人の事を言い訳に楽しい時を過ごせなくなってから、いつの間にか7年も経っていた。
前に進もう。笑顔でいよう。
失った時間は取り戻せない。だから、僕は彼らと同じくオタクになろう。
いっぱい笑って、いっぱい思い出を作って。
馬鹿だな、と笑われながら、自分がいつも笑顔でいるよう。
そうさ。僕は厨二を目指すんだ。
僕は今日から厨二だ。僕が厨二で何が悪い!!




