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異世界神話奇譚 世界編
時は西暦2XXX年!
世界は核の炎に包まれた!
世界を席巻した大戦により、地表の全てから緑が失われた。
空は厚い雲に覆われて光は差しこまず。
大地はぬかるみ、生命は存在できなかった。
建物の中で育つ植物だけが、唯一の食料となった。
再生の兆しがないまま時間だけが過ぎ、
悲哀と懇願と慈悲を乞う声に、神々は重い腰を上げた。
「死した大地はお前達の罪そのものである
それをただ戻しては、また何時の日か同じ結末を迎えるだろう
罰として、それに見合うだけの対価を払わなければならない」
「罪が償われ、また日の光の下で生きられるなら
どんなものでも差し出します」
そして、奇跡は起こった。
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本作品はフィクションです。
本作品には多数の神々が出演しますが、
現存する各地の神話とは違うところがあります。
又、各神々及び発言については一切悪意はありませんので
ご了解の上でお楽しみ下さい。
※超訳:バチ当たりませんように……※